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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■平和構築の仕事──フィンランド前大統領アハティサーリとアチェ和平交渉
和平交渉と武装解除の舞台裏 インドネシア・アチェ紛争をめぐる和平交渉が05年に終結し、約30年ぶりの平和が訪れた。独立派ゲリラと政府との交渉を仲介したのは、フィンランド前大統領アハティサーリ氏だった。なぜ、北欧の政治家が調停に成功したのか。日本は役割を果たせなかったのか。和平交渉と武装解除の舞台裏を描いたフィンランド人記者カトゥリ・メリカリオの著書を翻訳し、そんな疑問が氷解した。理屈ばかりの平和構築論はうんざり、という方に一読をお薦めしたい。
明石書店 / 0円 / ISBN
■日本の選択のモデルへ
21世紀新たな成長への課題 日本がバブル景気崩壊後の経済停滞のなかで内向き指向になって「眠っている間」に、世界は地経学、地政学的に歴史的なパラダイムシフトをした。まず、ようやく長期不況から脱して目覚めた日本のグローバル化する世界における立ち位置を確認し、21世紀の日本の新たな発展・成長への課題を点検する。同時に、日本が様々な制約要因を発展・成長要因に転換させてきた歴史の教訓を確認する。そこから「適者」のモデルが浮かび上る。
NTT出版 / 0円 / ISBN
■中国デスク日記
中国の悪戦苦闘ぶりを観察 中国が今後どうなるか、いまほど見方の分かれている時はありません。いま求められているのは、先入観を交えずに中国で起きている様々な出来事をあるがままにとらえ、分析していくことではないでしょうか。 そのための材料集めを兼ねて、「中国デスク日記」を書き始めました。かつて共同通信の記者が「デスク日記」を何年にもわたってまとめていたのを思い出して、ちょっとまねてみる気になりました。気が付いてみたら、5年間(2002年~2006年)も書き続けていました。この時期の中国は、高成長の半面、様々な問題が噴出して対策に追われた時期でもあります。悩める中国の悪戦苦闘ぶりをじっくりとご覧いただけると思います。
桜美林大学北東アジア総合研究所 / 0円 / ISBN
■世界を不幸にする原爆カード ヒロシマ・ナガサキが歴史を変えた
原爆の真実に迫る 原爆投下は人類史上、最大(悪)の出来事なのに、その「真実」はあまりにも知られないできた。トルーマンは最高機密のヴェールをかぶせ、徹底的に隠ぺいを図った。日本側でも、原爆で「一億玉砕」を免れたとの思いが「寛容」を生んだ。 だが、少数の歴史家やジャーナリストの執念が、隠された資料を掘り起こし、つなぎあわせ、半世紀かけて真実を引き出した。広島・長崎に始まる愚かな「原爆カード」が今も世界を危機にさらしている。
明石書店 / 0円 / ISBN
■読み直そうルソーの「自然」 ─J.-J.ルソーにおける自然界とその思想─
ルソー研究に新しい光を 18世紀ルソーは環境問題の進行を告発し、環境倫理を説いた。彼の教育論は現代の環境教育の、文学は環境文学の主張と重なる。ルソーの環境思想は、フランス啓蒙思想が環境思想を含みつつあったことを告げている。彼の自然界観を読み直すことを通じて、ルソー研究に新しい光を当ててみたい。中央公論3月号に紹介広告掲載。
中央公論事業出版 / 0円 / ISBN
■地球温暖化問題と森林行政の転換
行政の針路を森林にとれ! 21世紀は環境の世紀。地球規模の環境破壊に私たちはどのように対処すべきか。将来世代に大きなダメージを与える地球温暖化防止の決定打は、石油などの化石燃料への過剰依存から脱却することです。それと並行してCO2を吸収する森林保全の国際ネットワークを編成することが求められます。 国際的に森林の重要性が叫ばれるとき、日本の現状はどうか。手入れを怠って荒れ放題の森が増えています。人が森にかかわり、生態系を守っていくはずの林業はいまや崩壊の危機。行政の針路を森林にとれ! 温暖化問題を契機として森林保全の重要性を再認識し、林業を再興し、自然との共生を実現しようと訴えます。
論創社 / 0円 / ISBN
■追いやられる日本
日本の存在感の希薄さ 毎日新聞の隔週日曜日、経済面に「千波万波」というコラムを書いている。そのコラムを再録し、若干加筆してできた本である。 社説を仕事にしているから、コラムは逆に「お説教をしない」よう心がけている。ネタの鮮度と切り口で読み手を飽きさせない。それが理想だが、うまくいきませんね。 雑多な話がつまっているが、普段、日本の存在感の希薄さが気になっている。書名にそういう問題意識を反映させてみた。
毎日新聞社 / 0円 / ISBN
■いろんな英語をリスニング 「英語のなまり」に強くなろう!!
個性に富んだ実践的な英語を 記者がインタビューをするときは、相手は有名人か、何か面白い情報を持っているか、あるいは非常に特殊な何かを目撃したかのいずれかだ。 この本の場合はそうではなかった。相手は誰でもいいし、何を話してくれても結構。条件は「英語を話すこと」だけ。 ただ書く中で、ジャーナリストがときとして忘れがちなことを発見した。普通の人は誰でも面白い話題を持っているということだ。会計士であれ、エンジニアであれ、高校生であれ、である。 トムはコロラドの牧場で初めて自分の馬を捕まえたときの話をしたし、キャロリンはスコットランドの伝統を、サブヘンドゥはインドで行方不明になった家族のことを話してくれた──。 また、日本で英語を学ぶ学生ならほっとするようなことも発見した。いわゆる「ネイティブ」もしょっちゅう文法的な間違いをするということである。
研究社 / 0円 / ISBN
■狐と狸と大統領~ロシアを見る目~
名探偵ポアロの気持ちでロシアを考える このところロシアは怖いひどい国ですねとよく言われる。プーチン独裁はもう定着した言葉だし、多くの人はプーチンが批判派の殺人の元凶だと考えている。その大統領がなぜ8年間も70%を超える国民の支持を得ているのだろう。 ロシア人の目は節穴か。名探偵ポアロの気持ちでロシアの「?」を考えたのが本になりました。売りは「ユニークな男たちがロシアを揺るがした。ゴルバチョフは変革を、エリツィンは混乱を。そしてプーチンは…?」。 『エルミタージュの緞帳』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した著者がプーチン時代と次のロシアを複眼で見
る。 目から鱗のジャーナリスティック・エッセイです。
日本放送出版協会 / 0円 / ISBN
■ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」
歴史の転機の隠れた主役を追って 日本の公害の原点・足尾鉱毒事件を調べていて、北海道に集団移住した鉱毒被害民がジャガイモで生命をつないだことを知った。さらに調べていくと、次々と興味深い事実が浮かんできた。フランス革命、産業革命、戦争と飢饉、北海道開拓、ソ連(当時)の保守派のクーデターなど歴史の転機でいつも、ジャガイモは隠れた主役を演じていたのだった。
そんなジャガイモの歴史を追って国内外を旅し、近代民衆史にたどりついた。本書はその旅の報告である。
中公新書 / 0円 / ISBN