会見案内
2025年06月30日
17:00 〜 19:00
10階ホール
2025年度日本記者クラブ賞・同特別賞 受賞記念講演会
申し込み締め切り
ウェブ参加:2025年06月30日12:00会場参加: 2025年06月27日12:00
♦︎会場での取材、またはライブ配信への参加が可能です。いずれも事前申し込みが必要です。
申し込みフォームの「参加形式」で「会場」「ウェブ」いずれかを選んでください。
※一般の方はこちらからお申し込みください。→(https://forms.gle/pmN3TF4NXHiNq7FG6)
※申込者には会見開始1時間前に視聴用URLをメールで送ります。
2025年度の日本記者クラブ賞を受賞した日本経済新聞社論説委員会「春秋」担当兼総合解説センター編集委員の大島三緒さん、同特別賞を受賞した、中国新聞社「決別 金権政治」取材班(代表:荒木紀貴さん)、三重テレビ放送 ハンセン病問題取材班(代表:小川秀幸さん)による受賞記念講演会を開催する。印象に残る取材や報道にかける思いなどを語っていただくほか、参加者との質疑応答の時間も設ける。この催しには日本記者クラブ会員、会員社所属記者だけでなく、一般の読者・視聴者も参加できる。
■贈賞の理由■
【日本記者クラブ賞】
大島三緒 日本経済新聞社論説委員会「春秋」担当兼総合解説センター編集委員
朝刊1面コラムを書くことには、計り知れない重圧が伴う。足掛け20年、日本経済新聞「春秋」を担い、時代と世相、人々の哀歓を見つめ、風刺とユーモアのにじむ文を書き継いできた。自在な筆致で世相をときに辛辣に斬り、ときに情感豊かにつづり、枕をふってからストンと落としてみせるまでの心地よい運びは、他紙のコラム担当から一目を置かれる。新聞ならではの1面コラムの価値を高めた貢献は大きい。
【日本記者クラブ賞特別賞】
・中国新聞社「決別 金権政治」取材班
代表:荒木紀貴・中国新聞社編集局次長兼報道センター長兼編集委員室長
2019年に地元広島で起きた参議院議員選挙の大規模買収事件を端緒に、検察の捜査が終結した後も「買収の原資を明らかにしない限り、事件は終わっていない」と取材を続けた。押収されたメモをたどったその報道は、自民党の政策活動費をめぐる「裏金」問題につながり、さらに官邸の機密費に切り込んだ。他のメディアが追わない中で、地方から全国へ波及した粘り強い調査報道は高く評価できる。
・三重テレビ放送 ハンセン病問題取材班
代表:小川秀幸・三重テレビ放送編成局長(ハンセン病関連映像担当)
2001年からハンセン病問題を取材、20年以上、岡山県の療養所に通い、三重県出身の元患者と家族の苦悩と喜びに寄り添った。戦争とハンセン病、元患者の故郷への思いと一時帰郷を伝えるテレビ番組制作にとどまらず、書籍の発刊、県や市民団体とのフィールドワーク、フォーラム開催、講演など、活動は多岐にわたる。取材に根差した、差別や偏見を取り除くための地道で多角的な活動は特別賞にふさわしい。
ゲスト / Guest
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大島三緒 / Mitsuo OSHIMA
日本経済新聞社論説委員会「春秋」担当兼総合解説センター編集委員
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荒木紀貴 / Noritaka ARAKI
中国新聞社編集局次長兼報道センター長兼編集委員室長
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小川秀幸 / Hideyuki OGAWA
三重テレビ放送編成局長(ハンセン病関連映像担当)