マイBOOK マイPR
会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■半導体 尖端覇権の興亡
大鹿 靖明(朝日新聞社出身)
▼著者30年余の取材を集大成
最近とみに軍事・安保の面で半導体を語ることが流行しているが、30年余、業界を見てきた自分からすると違和感がある。日本は圧倒的に民生品の製造業によって大国にのし上がってきた国であり、半導体を含む尖端デバイス産業も民生品向けに開発されてきた歴史がある。その点にくぎを刺しつつ、「電子立国」と喧伝されてきた日本の凋落の理由を解き明かし、経産省主導で進む半導体再興の危うさを解剖したのが本書である。
講談社 / 2750円 / ISBN 4065437172
■長期政権の条件
老川 祥一(読売新聞社主筆)
▼運と選挙と自制心のドラマから
半年ももつまいといわれた政権が長期安定を誇るかと思えば、長期政権間違いなしと目されながらあっという間に崩壊したりもする。どれも偶然の出来事なのですが、一定の時間をへて通観してみると、多彩な政治ドラマの中に、共通点や法則に似たパターンが見えてきます。
長い歳月にわたって政治の世界を身近に観察する幸運に恵まれた者として、気づいたことや学んだことを記録し、伝えることで、多くの人に政治への関心を深めてほしいと願っています。
新潮社 / 1034円 / ISBN 4106111241
■兵庫県告発文書問題 なぜ日本を揺るがすのか
奥山 俊宏(朝日新聞社出身)
▼事実関係を丹念に検証
兵庫県議会の百条委員会での意見陳述を引き受けたときは、こんな事態になるとは思っていなかった。知事の疑惑を告発した文書は、県政だけでなく、日本の政治・社会をも揺るがせている。知事の失職に伴う知事選では、偽・誤情報や陰謀論、二元論が拡散され、民意はもてあそばれ、ゆがめられた。深刻な分断が社会に生じている。
この本は、事実関係を丹念に検証し、混乱する議論を整理し、「民主政」の死を避けるための解決策を提示している。
岩波書店 / 2970円 / ISBN 4000245635
■コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男
篠田 航一(毎日新聞社外信部長、前ロンドン支局長)
▼名探偵より数奇な人生
名探偵シャーロック・ホームズを生んだ英国の作家アーサー・コナン・ドイルの評伝です。
彼は合理的な推理を身上とする探偵を描きながら、自身は心霊に傾倒。その一方で自ら冤罪事件の調査に乗り出すなど、現実社会にも深く関わりました。ある意味、名探偵よりも数奇な人生でした。
ロンドン特派員時代、その足跡を訪ね、専門家に話を聞き回り、出来上がったのがこの本です。ホームズ初心者に読んでほしい入門書でもあります。
講談社 / 1210円 / ISBN 4065418569
■新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか
川北 省吾(共同通信社編集委員)
▼逆流する歴史の源をたどる
プーチンはなぜ、ウクライナへ侵攻したのか。何が習近平を駆り立てているのか。トランプが返り咲いたのはどうしてか―。誰もが抱く問いに向き合い、答えを探求しました。3者を突き動かしているのは、力に訴えてでも「失地回復(レコンキスタ)」を図ろうとする強烈な意志のように見えます。国際規範がなぎ倒され、「力こそ正義」がまかり通る今、逆流する歴史の源をたどり、私たちの「現在地」を知り、より良い未来を創り出すための素材として上梓しました。(敬称略)
講談社 / 1320円 / ISBN 4065421926
■報道の現場から中国を覗く 1974~2024
高橋 茂男(日本テレビ放送網出身)
▼中華圏12年駐在の体験から
中華圏に12年間駐在した体験をもとにまとめた小著です。最高実力者、鄧小平一家の家族旅行ともなれば、厳重警備が敷かれることは当然ですが、それを微塵も感じさせない手際の良さはさすがというしかありません。日頃、外国人に対して警戒心を解こうとしない中国の人たちですが、ある中国の友人が「長距離列車に乗ると、中国人は信じられないくらい開放的になるよ」と教えてくれました。モスクワ―北京を結ぶ9000㌔のシベリア鉄道に乗ってみて、それがウソでないと知りました。
論創社 / 2750円 / ISBN 4846025330
■夜明けのバッティングセンター 3・11で7人の家族を失った息子と私の15年
藤澤 志穂子(産経新聞社出身)協力
千葉 清英著
▼希望を失わない大切さ説く
東日本大震災の発生当時は産経新聞経済部記者で、国土交通省を担当。被災地にも取材に行った。その経験を買われ、本書の主役・千葉清英さんと関係者の話を聞き書きでまとめた。凄絶な体験は、何が起きても希望を失わないことの大切さを説いている。本書の取材で昨夏、10数年ぶりに気仙沼を訪ねた。活気は戻ってきているが、爪痕はまだ深い。外から人が来て、お金を落としていける仕組みを作るのが重要ではないかと考えた。
草思社 / 1980円 / ISBN 4794228333
■漢字辞典の謎―なぜ似ている 白川静「字統」と諸橋轍次「広漢和辞典」
小山 鉄郎(共同通信社出身)
▼諸橋『広漢和』への激しい批判
『大漢和辞典』の諸橋轍次が最晩年に著した『広漢和辞典』には白川静が解明した漢字の成り立ちと非常によく似た文字解釈がたくさんある。白川最初の漢字辞典『字統』の「まえがき」には諸橋『広漢和辞典』への激しい批判が記されている。その批判の意味が白川静没後20年の今年初めて明らかになる。
諸橋『広漢和辞典』(鎌田正、米山寅太郎も著者)で白川の解釈と似た説明に転換していく漢字を具体的に多数挙げて説明。ともに文化勲章を受けた諸橋、白川という漢字学の泰斗の関係がわかる漢字ファン必読の書。
論創社 / 2420円 / ISBN 4846025349
■橙黄橘緑のころ~漢詩を楽しむ日々~
永森 治(NHK出身)
▼古今の先人の名詩を味わう
「切磋琢磨」「他山の石」の出典が紀元前の詩経と知り驚く。「国破れて山河あり」「春眠暁を覚えず」「乾坤一擲」「捲土重来」は唐代の詩に由る。名言名句が今に息づく。
昔の詩人の憶いも現代人の心情と同じだ。自然を愛で人生の哀歓を詠む。交友、送別、情愛、飲酒、笑える名詩もある。
現存する多くの漢詩の名作、朗誦しても楽しく人生の糧になる。門外漢の愚書が高知県出版文化賞を受け冷や汗です。
高知新聞総合印刷 / 0円 / ISBN
■ツーリズムの世紀 日本再興の最後のチャンス
橘高 聡(元日本経済新聞社記者、日経リサーチ顧問)
▼観光資源大国ニッポンの好機
世界は「ツーリズムの世紀」を迎えた。多くの産業が競争力を失った日本では、観光が経済低迷を脱する切り札になる。だが自然、グルメ、歴史、文化、マンガ……豊かな観光資源に恵まれながら生かしきれていない。オーバーツーリズムなどの課題もある。では、どうすればよいのか。シンガポール、フランスなど観光先進国の事例や「仕事と旅の融合」など新潮流を紹介し、地域や国、関連産業がツーリズムの時代に飛躍するための方策を考える。
日経BP 日本経済新聞出版 / 2530円 / ISBN 4296120743
