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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■屈辱と萌芽 立浪和義の143試合
北辻 利寿(CBCテレビ論説室)
▼強竜復活の“切り札”立浪野球に密着
長き低迷が続く中日ドラゴンズにとって、待望の“切り札”立浪和義監督。「ミスター・ドラゴンズ」1年目のシーズンは“屈辱”の最下位、しかし同時に、岡林勇希、髙橋宏斗、そして根尾昂ら若竜の確かな“萌芽”も・・・。全143試合を“ファン目線”で書き下ろした戦記、さらに立浪監督、福留孝介さん、山田久志さん3人との対談によって、ドラゴンズ復活のシナリオを徹底的に追求しました。必読の“立浪本”になったと思います。
東京ニュース通信社 / 1650円 / ISBN 4065312914
■伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか 田村哲夫著
古沢由紀子・聞き手(読売新聞社編集委員)
▼心に響くリベラル・アーツの世界
千葉県に創設した幕張中学高校と父から受け継いだ渋谷中学高校を短期間で全国屈指の進学校に成長させた田村哲夫・渋谷教育学園理事長は87歳。今も年間計60回教壇に立ち、国内外の歴史や哲学、科学の発展などを題材に、社会に貢献する意義や自由の価値などを説く。本書の前半は、大人の胸にも響く、その「中高生のリベラル・アーツ」の講義録。後半は読売新聞連載「時代の証言者」に加筆し、先進的な学校改革の歩みをたどった。
中央公論新社 / 1760円 / ISBN 4120056228
■アフター・アベノミクス 異形の経済政策はいかに変質したのか
軽部 謙介(時事通信出身)
▼政策決定過程を検証
舞台裏で何があったのか記録したい―。単純な動機だ。それなのにファクト・ファインディング・ジャーナリズムはなかなか理解されない。今回も「お前の考えを書け」「経済理論を欠くドキュメンタリーだ」との批判をいただいた。違う。権力者たちがいつどこで何を決めたのか。どのような政策決定過程だったのか。公文書不在の日本ではそういったことを検証し読者に知らせることも大事なのだ。改めてそう思う今日この頃です。
岩波新書 / 968円 / ISBN 400431951X
■記者のためのオープンデータ活用ハンドブック
熊田 安伸(スローニュース シニアコンテンツプロデューサー NHK出身)
▼NHK時代から30年超の手法を共有
国や自治体の事業から企業活動、個人情報まで、オープンデータは実は無数にある。調査報道の経緯を書いた本は存在しても、テクニックやツールを網羅した書籍は過去になく、新聞社やテレビ局でOJT的に伝えられただけで、途切れてしまうことも多い。そもそもテクニックは「秘伝」という意識があったのでは? そんな意識を変革させ、ジャーナリズム全体の底上げのために書きました。
新聞通信調査会 / 770円 / ISBN 4907087241
■米中開戦前夜 習近平帝国への絶縁状
古森 義久(産経新聞社ワシントン駐在客員特派員)
クライド・プレストウィッツ氏との共著
▼異端の新大国・中国にどう対処するか
2023年の国際情勢の展望では、まず浮かぶ巨大な影は中国とアメリカの対立である。より正確には日本を含めての現在の国際秩序を軍事力を使ってでも瓦解させる姿勢をみせる中国という異端の新大国にアメリカを主体とする世界の多数派はどう対処すべきか、という懸念だといえよう。この現状の分析と解答の探索に努めたのが本書である。その探究はアメリカ側で著名な戦略エコノミストと日本側での長年の中国対外動向ウオッチャーとの共同討論という斬新な形をとっている。
ビジネス社 / 1760円 / ISBN 4828424741
■命のかぎり
砂原 和雄(産経新聞出身)
▼母の言葉とともに歩んだ人生記
これは私小説です。18歳で奥飛騨の高校を卒業して上京するとき、「自分でいいと思う道を歩け」と告げた母の言葉が私の人生訓です。母が自ら綴った手記(人生記録)を読み、ひたすら働いた母の姿を思い浮かべ、自分の歩く道を模索していたころ、作家の佐藤春夫に出会いました。それを機に「人はどのように生きてきたか」の物語を書こう、と小説家を志し、新聞記者の道を選んだ私の物書き人生を振り返りました。
静人舎 / 1980円 / ISBN 490929919X
■半島動乱 北朝鮮が仕掛ける12の有事シナリオ
重村 智計(毎日新聞出身)
▼ウクライナ戦争と朝鮮半島問題
韓国は基督教国である。キリストは、罪人を「7の70倍まで赦しなさい」と言う。韓国の基督教徒は聖書に従わないと書いた。神社参拝拒否で獄死した朱基徹牧師は、参拝強要の日本基督教団責任者に「あなたは聖書を読んでない」と言った。この言葉を借りた。ウクライナ戦争と朝鮮問題を書いた。尹錫悦氏は、初のソウル大正規卒業の大統領。民主主義の意義を十分に理解する秀でた政治家だ。
ビジネス社 / 1650円 / ISBN 4828424644
■極権・習近平 中国全盛30年の終わり
中澤 克二(日本経済新聞社編集委員・論説委員)
▼究極の権力を手にした人物の目指すもの
先の共産党大会で最高指導部を自分の手駒で固めた習近平氏。人事完勝により絶頂を極めたかに見えるが、その裏でひそかな挫折があった。中国憲法より格上の共産党規約の改正ばかりは、自分の思い通りにならなかったのだ。事実上の「終身制」に道が敷かれなかったことで、習氏は今後5年、さらなる権力闘争に挑む必要がある。党大会閉幕式で衆人環視の中、異様な形で退場を迫られた宮廷政治劇「胡錦濤劇場」もこの一連の闘いに大いに関係している。
日本経済新聞出版 / 2090円 / ISBN 4296116061
■南進の口碑
秋山 哲(毎日新聞出身)
▼南方特別留学生、苦闘の生涯と彼の見た日本
私の小説第2作目である。前作『耳順居日記』と同様、アマゾン方式のオンデマンド出版で制作した。筆名も同様に「檜節郎」だが、舞台も時代も全く異なる物語である。
太平洋戦争中に、東南アジアから「南方特別留学生」が日本にやってきた。そのうち、広島高等師範学校に学んだ2人が原爆被災死するという悲劇となる。彼らの苦闘の生涯と、当時の東南アジア青年の目で見た日本と東南アジアの関係のあり方を問うている。
NextPublishing Authors Press / 1980円 / ISBN 4802078994
■教育改革を問う キーパーソン7人と考える「最新論争点」
中西 茂(読売新聞出身)
▼激動の10年から見通す教育界の未来
教育を専門的に取材するようになって間もなく30年。その中でも、民主党政権と第2次以降の安倍内閣の教育改革が行われた2010年代ほど、教育の世界が激変した時期はありません。その間、月刊の教育雑誌に書き続けてきたコラムを編集・再構成するとともに、教育界のキーパーソン7人にインタビューしました。教育改革の現在は過去とつながっています。キーパーソンとの対話から未来が見通せます。教育界の温故知新の書と自負しています。
教育開発研究所 / 2530円 / ISBN 4865605606