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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■世界を変えたスパイたち ソ連崩壊とプーチン報復の真相

春名 幹男(共同通信出身)

▼情報戦争の現代史を追う 

 トランプ大統領が就任以来、ロシア寄りに急カーブを切り、国際情勢を混乱させているのはなぜか。本書はその裏面を解剖しています。ソ連を崩壊させた欧米などのスパイ、その報復でトランプを大統領に当選させたプーチンら、さらにCIAが西側に取り込んだウクライナを奪還しようと侵攻したロシアのスパイに至るまで、情報戦争の現代史を追っています。新しい情報を多々明らかにし、プーチンとトランプの怪しい関係の真相にも迫っています。

 


朝日新聞出版 / 1067円 / ISBN 4022953020

■短編集 方円の水三相

秋山 哲(毎日新聞出身)

▼新人時代の失敗談など3編 

 筆名「檜節郎」としてのオンデマンド出版小説本の4作目。短編3編からなる。一つは私の新人記者時代の大失敗談にはじまる記者物である。二つ目は勤め先が倒産し、家を飛び出した男が主人公。50年目に戻ってきて見た物は?という話である。三つ目は老舗大店の大旦那の葬儀に現れた男が誰かという謎解きものである。素人作家でIT素人の私でも経費ゼロで出版しアマゾンで堂々販売できるという究極の出版自由化の見本である。


パブファンセルフ / 1980円 / ISBN 4802088361

■石原慎太郎と石原裕次郎 嵐を呼んだ兄弟の昭和青春史

大島 信三(元産経新聞編集委員)

▼二人の逆転人生に迫る 

 華やかな経歴とは裏腹に、石原兄弟の青春時代は綱渡りのようなところがあった。天国と地獄が紙一重のときが何度となくあって、一歩まちがえれば火宅の兄弟になっていた。性格は対照的であったが、二人の若き日の破天荒な生き様は、昭和復興期の表も裏も体現していた。兄とは8回に及ぶロングインタビューの機会があった。旋風を巻き起こした兄弟の落ちこぼれから飛躍への逆転人生は、彼らの小説や映画よりスリリングだ。

 


芙蓉書房出版 / 2090円 / ISBN 4829508949

■占領期日本 三つの闇 検閲・公職追放・疑獄

斉藤 勝久(読売新聞出身)

▼「対米従属」のルーツの時代 

 戦後80年を迎えながら、正確に理解されていない「占領期」。初めての異国支配の中で、GHQは郵便・新聞・放送の検閲を新憲法下で行った。各メディアはどう屈したか。また民主化の名のもとに、軍人だけでなく政治家、言論人ら21万人が追放された。女性の第1号は市川房枝、リベラリストの石橋湛山も軍国主義者とでっち上げられて追放。そんな中、GHQを巻き込んだ疑獄事件が起き、内閣は倒れた――。日米の「不都合な時代」を描く。

 


幻冬舎 / 1056円 / ISBN 434498756X

■反共と愛国 保守と共棲する民主社会主義

藤生 明(元朝日新聞編集委員)

▼民社 保守運動で存在感 

 右派・保守取材を専門にしています。そこは新宗教あり、寺社あり、修養団体あり、憂国の経済・文化人ありの世界ですが、見落とせない一群があります。それは故田久保忠衛日本会議会長や、新しい歴史教科書をつくる会の高池勝彦会長、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表ら民社党ゆかりの人々です。彼らが奉じるのは反共・愛国の民主社会主義。その淵源をさぐり、右派・保守運動とどう接続し、どこに向かうかを描きました。

 


中央公論新社 / 2420円 / ISBN 4120058905

■経済の仕組み 学び直しの教科書

原田 亮介(日本経済新聞社論説フェロー)

▼経済の先読みの仕方を紹介 

 2024年8月の日経平均株価の最大の下落と円相場急騰の裏に何があったのか。複雑に見える市場の動きを貫くフォーマットを明らかにし、経済の先読みの仕方を紹介しています。本書で取り上げたのは、これからの経済を考えるために欠かせない市場、景気、金融政策、企業、人口減少、地政学の6項目。難しい話をできるだけやさしく説明したつもりです。経済は苦手という方にぜひ読んでいただきたいと思います。


日経BP / 1870円 / ISBN 429600218X

■「トランプ復活」で世界は激変する

古森 義久(産経新聞社ワシントン駐在客員特派員)

島田洋一氏との共著

▼異端の政治家の実像探る 

 トランプ大統領の圧勝による再選の見通しを日米の主要メディアはなぜ間違えたのか。そしてトランプ氏の資質や政策をなぜ酷評し続けるのか。アメリカ国民の多数派が明白に自国の統治への信託を与えた、この異端の政治家の実像を探る。ワシントンでの政治・外交報道の長い筆者がアメリカ保守政治に詳しい島田洋一氏とともにトランプ氏の虚実を解明する。日本側のメディアや識者の誤認をも指摘する。さらにトランプ氏の対日政策にも客観的な光を当てる。


かや書房 / 1650円 / ISBN 4910364676

■大予測2025年 高市早苗が日本を取り戻す!

乾 正人(産経新聞社上席論説委員)

▼超近未来を予測 

 なかなか気恥ずかしいタイトルだが、中身は2025年4月以降の内外情勢を占った結構まじめな「超近未来予測」本である。

 昨年1月に上梓した『自民党崩壊』で、夏の衆院選での自民党大敗を予見したのがまぐれ当たりしたため、編集者が二匹目のどじょうを狙い、つい乗ってしまった。日本記者クラブ恒例「○○年予想アンケート」の難問は、「大晦日の総理大臣は誰か」だが、拙著はどう予測したか。それは、読んでのお楽しみ。


ビジネス社 / 1870円 / ISBN 4828426930

■「忖度」なきジャーナリズムを考える 「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2024

瀬川 至朗(毎日新聞出身)編著

▼「時代におもねらない」調査報道 

 2017年の新語・流行語大賞に選ばれた「忖度」は、権力になびく政界官界の構造を象徴する言葉として注目を集めた。しかし、統一教会問題や性加害事件における「報道の空白」が示すように、メディア内部にも「忖度」がはびこる現実がある。統一教会の政界浸食、PFAS汚染、精神医療の闇の実態、陸上自衛隊性加害事件――。本書に登場するのは、そうした風潮に抗するかのように、徹底的かつ継続的な調査報道に取り組んだ挑戦の数々である。拙稿「『忖度』をめぐる私論」も掲載。

 


早稲田大学出版部 / 1980円 / ISBN 4657240161

■東京新聞はなぜ、空気を読まないのか

菅沼 堅吾(東京新聞顧問)

▼権力を監視する地方紙の流儀 

 信頼できる新聞、信頼できる記者が今こそ必要だ。このことを戦後80年の年に、「新しい戦前」と言われる時代に、多くの人に知ってほしい。これが執筆の動機です。自分が編集局長だった6年間に特定秘密保護法、安保法制、共謀罪…と「国のかたち」が大きく変わった。原発事故とも向き合った。その時々、編集局が何を思い、どう動いたかを記すことで、現在と未来につながる新聞の存在価値を明示しています。紙の新聞の「復興」を願って。


東京新聞出版 / 1540円 / ISBN 4808311119
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