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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■「ポスト・グローバル時代」の地政学

杉田 弘毅(共同通信社論説委員長)

▼感情と地政学が渦巻く世界 地政学ブームだが、地政学だけで世界は決まらない、との信念で書き上げた。地政学の祖マッキンダーの「地理の奴隷になるな。知恵で乗り越えろ」との説法の方が、これまでの国際取材の経験からしてしっくりきたからだ。

しかし、今は人間の「知恵」よりも「怒り」がうなりを上げて、世界を歪めている。怒りの反響板ソーシャルメディアも力を発揮している。怒りの根源である格差解消の手だては見えない。そして民主主義は劣化し、元凶である格差や自分第一主義を解消する手だては見えない。

感情と地政学が渦巻く地球の現在地を、取材ルポ中心で描きました。


新潮選書 / 1512円 / ISBN 4106038196

■朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか

五味 洋治(東京新聞論説委員)

▼朝鮮戦争から考える半島危機 北朝鮮と米国の対立が日増しに激しくなっている。この対立の根には、朝鮮戦争(1950~53年)で生まれた「朝鮮国連軍」の存在がある。米軍を中心とした多国籍軍である朝鮮国連軍は今も有効な組織であり、国連安全保障理事会の議決なしに北朝鮮への武力行使が可能だ。また、日本国内の米軍基地も後方基地として使える。アジアに唯一残った冷戦構造の解体が、朝鮮半島における緊張緩和の近道と呼びかける。


創元社 / 1620円 / ISBN 4422300571

■パラダイス文書―連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く

奥山 俊宏(朝日新聞社編集委員)

▼メガ調査報道 当事者の視点 租税回避地(タックスヘイブン)と各国の政治家や大企業との関わりを明らかにした「パナマ文書」「パラダイス文書」。非営利の報道機関が主導し、情報技術を駆使して、テラバイト単位の秘密電子ファイルを分析し、数十カ国、数百人の記者が協力しあって共同取材の末に一斉に発信を始めた。国境の壁、組織の壁を越えるメガ調査報道。次々と連鎖し、威力を増すテラ内部告発。そうしたこの10年の時代の変化を当事者の視点で描いた。

 


朝日新聞出版 / 1404円 / ISBN 4022515066

■王蒙先生『論語』を語る(抄訳版)

李海・訳(香港衛星テレビ東京支局長)

▼中国人の儒教意識は 中国の著名作家であり、かつ元文化大臣である王蒙先生が『論語』について語った書籍の抄訳である。文尾には、論語に関する19の問答集がまとめられており、中国人の儒教に対する見方をうかがうことができる。近年、中国では伝統回帰が叫ばれており、習近平国家主席も党第19回全国代表大会において中国文化の発揚を強調した。中国でベストセラーとなった同書籍の日本語訳が、11月の王蒙先生来日に合わせ発刊できたことを大変嬉しく思う。

 


アジア・ユーラシア総合研究所 / 2160円 / ISBN 4904794913

■広島じゃけぇ、「中国」じゃないけぇ。

三山 秀昭(広島テレビ会長)

▼なんで「中国地方」なの? 中国新聞、中国放送、中国電力、中国銀行…。「中国地方」には「中国」という名の会社が多い。大手企業の中国支社・支店も多数ある。北京から中国銀行が日本に支店を開いたため、岡山が本店の「中国銀行」が商号を変えるハメに。中国放送は「中国」を避け、「RCC」に徹する。会社名から「中国」を削った例もある。大陸の中国との混同が生む悲喜劇の数々。そもそも、なぜ「中国地方」なのか? 都と九州の中間地帯だから? やはりチャイナとの関係? 古事記が起源? さて正解は?

 


南々社 / 1188円 / ISBN 4864890714

■ノーベル賞の舞台裏

共同通信ロンドン支局取材班 編

▼最高権威の真の姿は カズオ・イシグロの文学賞受賞で今年も注目を集めたノーベル賞。誰がどうやって決めているのか、なぜ村上春樹は文学賞を取れないのか。選考委員長ら多くの当局者にインタビューし、無数の資料をめくると、「世界で最も権威ある賞」というイメージとは異なる姿が浮かび上がる。その舞台裏は思いのほか取り散らかっていた。単なるうんちく本ではなく、ロンドン特派員5人が独自の視点で切り込んだ3年以上に及ぶ取材の記録。

 


ちくま新書972 / 972円 / ISBN 4480071032

■オーケストラ解体新書

飯田 政之(福岡放送取締役、読売新聞出身)

▼感動の舞台裏 3年前、読売の論説副委員長(政治担当)から読売日本交響楽団常任理事・事務局長に異動した。厳しい経営の一方で芸術を追求するプロオケの世界は実に刺激的で、「記者魂」がよみがえる。読響事務局の同僚・松本良一君(元読売文化部記者)と2人で、演奏会が実現するまでのディテールを描いたのがこの本。指揮者や楽団員、事務局員の声、歴史的エピソード、数多くの音楽関係者の談話など、クラシック音楽ファン以外にも楽しんでもらえると思う。

 


中央公論新社 / 1512円 / ISBN 4120050076

■がんになる前に乳房を切除する 遺伝性乳がん治療の最前線

小倉 孝保(毎日新聞外信部長)

▼女性のたくましさに脱帽 米国女優、アンジェリーナ・ジョリーの告白で話題になった乳房の予防切除。遺伝的にがんになりやすい女性が、将来のがんリスクを下げるために行う医療措置だ。その源流は英国女性、ウェンディ・ワトソンにある。彼女が両乳房を予防切除するまでの医師や官僚とのやりとりは時におかしく、時に常識破りだ。彼女の奮闘ぶりを中心に、日本の乳がん治療、乳房再建の現状も報告している。まじめなテーマだが、笑えるエピソードも多い。

 


文藝春秋 / 1728円 / ISBN 4163907270

■ダライ・ラマとチベット 1500年の関係史

大島 信三(産経新聞出身)

▼歴代法王の知られざる素顔 なぜ当代のダライ・ラマはチベットのラサではなく、インド北端のダラムサラにいるのか。その経緯を知る若者は少なくなるばかりだ。そもそもダライ・ラマとは何者なのか。生まれ変わりによる相続システムとは。いずれ後継者問題は国際社会をにぎわすことになろうが、当代は跡継ぎの選考にあたって中国に主導権を奪われないために秘策を抱いている。チベット問題の発端やラサを目指した明治の日本青年たちの活躍も描いた、わかりやすいチベット入門の書。

 


芙蓉書房出版 / 2700円 / ISBN 4829507209

■逆説の日本経済論

斎藤 史郎(日本経済新聞出身、元クラブ理事長)

▼14人の識者が俗論を覆す 「人口が減り続ければ日本は衰退の道を歩む」「貿易黒字はプラスで赤字はマイナス」「株主主権は企業理論の基本」――。世間にいつの間にか浸透しているのが常識論。誰も否定することに思い及ばないのが通念。そこには思考停止があり背後には時代の空気がある。本書は、日本経済を巡るこうした俗説や通念に、14人の学者、経営者、政治家らが激しく挑戦、異説を展開した書。「人口減少は恐るるに足らず」「超金融緩和は資本主義を破壊する」と語る。

 


PHP研究所 / 2052円 / ISBN 4569836925
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