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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■四季百選2022

鈴木 祐子(日本農業新聞論説委員長)

▼四季を通した農業と食の今 

 「四季は私の心の栄養剤です」「朝一番に目を通します」。読者からの温かい声に励まされ、創刊95周年を記念して日本農業新聞の1面コラム「四季」を集めた「四季百選2022」ができました。

 生きることは食べること。食べることができるのはこの国に農業があるから。四季のうつろいを通して、日本の農業と食の今をぎゅっとコラムに凝縮しました。ぜひ、お手元に。

 注文は日本農業新聞普及推進部。電話03―6281―5803。


日本農業新聞 / 550円 / ISBN

■世間と人間 復刻版 三淵忠彦著

編集 本橋 由紀(毎日新聞社小田原通信部)

▼司法の骨格づくりに尽力 

 初代最高裁判所長官、三淵忠彦が遺したエッセー集を復刻した。敗戦から立ち上がり、新しい国を目指したその時に、三淵は司法の骨格づくりに尽力した。戊辰戦争の責めを負い切腹した旧会津藩の家老萱野権兵衛を伯父に持ち、芯には会津の心があった。エッセーは平易で動物や食べ物、趣味などを書いているが、人としてあるべき姿が読み取れる。今の時代にこそ多くの人に読んでほしいと考えた。三淵は私の曽祖父である。


鉄筆 / 3080円 / ISBN 4907580258

■ドキュメンタリーの現在 九州で足もとを掘る

臼井賢一郎(九州朝日放送解説委員長)

 神戸金史(RKB毎日放送ドキュメンタリーエグゼクティブプロデューサー)、吉崎健(NHK福岡放送局エグゼクティブディレクター)との共著

 

▼系列超え、ジャーナリズムの危機、継承綴る

 九州を足場にドキュメンタリーを作ってきた3人の制作者による格闘の記録。系列を超えて、地方からの発信の意義、テレビジャーナリズムの危機、未来への継承を綴る。コロナと戦争の時代にあって視聴者である市民は、今こそ時代を見る目を求めているとの意思を踏まえ、時代に対する「見識」ともいえるドキュメンタリー作品の現在を3人の実作に基づき考察した。若手制作者を交えた座談会も魅力。

 


石風社 / 2円 / ISBN 4883443175

■クライメット・ジャーニー 気候変動問題を巡る旅

蒲 敏哉(岩手県立大学教授・中日新聞出身)

▼「気候危機」取材30年の航路

 「グリーントランスフォーメーション」という言葉で、気候変動問題を経済で解決する動きが世界を駆け巡っている。それは本当に人類に寄与するのか。本書は、約30年の環境取材を振り返りながら、本質的な在り方を問いかける。南洋諸島から米軍に入り戦死していく若者、その家族たちの姿から、経済格差、地域格差が環境問題につながっていく有様も紹介。社会部デスクの視点から、コロナ禍での記者クラブの取材手法の問題点にも言及している。


新評論 / 1980円 / ISBN 4794812337

■塀の中のおばあさん 女性刑務所、刑罰とケアの狭間で

猪熊 律子(読売新聞社編集委員)

▼高齢女性受刑者の本音と実態

 「人生の集大成ともいえる年代の女性が、暑さ寒さが厳しく、プライバシーもない刑務所に繰り返し来るのはなぜ?」。こんな問題意識から始まった刑務所取材。近年、減少著しい男性受刑者に比べ、高止まりの傾向にあるのが女性受刑者で、中でも女性受刑者における65歳以上女性受刑者の割合はこの30年間で10倍に膨らんだ。日本はやがて、総人口の2割を65歳以上の女性が占める「おばあさんの世紀」に直面する。塀の中から、塀の外の社会や、社会保障制度のあり方を考えたいと思い、執筆しました。

 


角川新書 / 1034円 / ISBN 4040824709

■屈辱と萌芽 立浪和義の143試合

北辻 利寿(CBCテレビ論説室)

▼強竜復活の“切り札”立浪野球に密着

 長き低迷が続く中日ドラゴンズにとって、待望の“切り札”立浪和義監督。「ミスター・ドラゴンズ」1年目のシーズンは“屈辱”の最下位、しかし同時に、岡林勇希、髙橋宏斗、そして根尾昂ら若竜の確かな“萌芽”も・・・。全143試合を“ファン目線”で書き下ろした戦記、さらに立浪監督、福留孝介さん、山田久志さん3人との対談によって、ドラゴンズ復活のシナリオを徹底的に追求しました。必読の“立浪本”になったと思います。


東京ニュース通信社 / 1650円 / ISBN 4065312914

■伝説の校長講話 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか 田村哲夫著

古沢由紀子・聞き手(読売新聞社編集委員)

▼心に響くリベラル・アーツの世界

 千葉県に創設した幕張中学高校と父から受け継いだ渋谷中学高校を短期間で全国屈指の進学校に成長させた田村哲夫・渋谷教育学園理事長は87歳。今も年間計60回教壇に立ち、国内外の歴史や哲学、科学の発展などを題材に、社会に貢献する意義や自由の価値などを説く。本書の前半は、大人の胸にも響く、その「中高生のリベラル・アーツ」の講義録。後半は読売新聞連載「時代の証言者」に加筆し、先進的な学校改革の歩みをたどった。


中央公論新社 / 1760円 / ISBN 4120056228

■米中開戦前夜 習近平帝国への絶縁状

古森 義久(産経新聞社ワシントン駐在客員特派員)

クライド・プレストウィッツ氏との共著

▼異端の新大国・中国にどう対処するか 

 2023年の国際情勢の展望では、まず浮かぶ巨大な影は中国とアメリカの対立である。より正確には日本を含めての現在の国際秩序を軍事力を使ってでも瓦解させる姿勢をみせる中国という異端の新大国にアメリカを主体とする世界の多数派はどう対処すべきか、という懸念だといえよう。この現状の分析と解答の探索に努めたのが本書である。その探究はアメリカ側で著名な戦略エコノミストと日本側での長年の中国対外動向ウオッチャーとの共同討論という斬新な形をとっている。


ビジネス社 / 1760円 / ISBN 4828424741

■記者のためのオープンデータ活用ハンドブック

熊田 安伸(スローニュース シニアコンテンツプロデューサー NHK出身)

▼NHK時代から30年超の手法を共有

 国や自治体の事業から企業活動、個人情報まで、オープンデータは実は無数にある。調査報道の経緯を書いた本は存在しても、テクニックやツールを網羅した書籍は過去になく、新聞社やテレビ局でOJT的に伝えられただけで、途切れてしまうことも多い。そもそもテクニックは「秘伝」という意識があったのでは? そんな意識を変革させ、ジャーナリズム全体の底上げのために書きました。


新聞通信調査会 / 770円 / ISBN 4907087241

■アフター・アベノミクス 異形の経済政策はいかに変質したのか

軽部 謙介(時事通信出身)

▼政策決定過程を検証

 舞台裏で何があったのか記録したい―。単純な動機だ。それなのにファクト・ファインディング・ジャーナリズムはなかなか理解されない。今回も「お前の考えを書け」「経済理論を欠くドキュメンタリーだ」との批判をいただいた。違う。権力者たちがいつどこで何を決めたのか。どのような政策決定過程だったのか。公文書不在の日本ではそういったことを検証し読者に知らせることも大事なのだ。改めてそう思う今日この頃です。


岩波新書 / 968円 / ISBN 400431951X
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