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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■日本の発言力と対外発信 「静かなる有事」を超えて

原野 城治(時事通信社出身)

▼脆弱な国際広報体制 英語中心の日本の対外発信は、大国・米国の地盤沈下で見直しを迫られている。だが、日本政府には国連公用語6カ国語による「多言語発信」基盤さえ常設されていない。翻訳大国と言われた受信能力も急速に低下している。いつまで脆弱な受発信体制を放置し続けるか。自国のビジョンを明確に伝える「発言力」を再活性化させるために、危機感の希薄な「静かなる有事」の時代における対外発信の現状にメスを入れた。


ホルス出版 / 1512円 / ISBN 4905516099

■インドの代理母たち

ギーター・アラヴァムダン著

鳥居 千代香 訳(特別賛助会員)

▼代理母からインドや世界を知る 不妊に悩む夫婦や同性愛者の依頼で受精卵を代理母の子宮に移植し妊娠、出産させる代理母出産。卵子売買が盛んなインドだが、代理母の卵子使用は絶対にないという。「生殖ツーリズム」の目的地のトップ、インドに世界中から商業的代理母を求めて人々が殺到。合法化から数年で大金を稼ぎ出すビジネスに成長した。インドの代理母に日本人も深く関係している。同書では、アメリカの事例なども含め代理母出産の実情をリポートしている。


柘植書房新社 / 2484円 / ISBN 4806807087

■地図から消される街 3・11後の「言ってはいけない真実」

青木 美希(朝日新聞社会部)

▼帰還率4・3%の現実を描く 政府は2017年春に福島第一原発周辺自治体で避難指示を解除したが、住民は戻らない。住宅提供は段階的に打ち切られ、避難者が貧困に追い込まれ、自殺者も増えている。彼らの苦しみの元凶は何か。官僚や原子力村トップが、秘密会議の内容や裏にある思惑を明かしはじめた―。

 新聞協会賞を受賞した「手抜き除染」を手がけ、原発事故を検証する長期連載「プロメテウスの罠」にも参加。7年間追い続けている現場のルポです。

 


講談社現代新書 / 994円 / ISBN 4062209969

■メルケルと右傾化するドイツ

三好 範英(読売新聞編集委員)

▼「理想主義」の陥穽 西独ハンブルクでの出生から、昨年9月の総選挙までのメルケル独首相の足跡を、編年体で書いた伝記。特に、東独という体制、時代と、彼女の政治家としての個性との相関関係に意を払った。その中で培われた「理想主義」が、難民流入など、今のドイツ、欧州の混乱の一つの原因となっているという仮説を提起した。メルケルはあと4年間、首相を担うだろうが、求心力低下は否めない。ドイツ政治の行方を占う上で、ヒントを提供できれば幸いです。


光文社新書 / 907円 / ISBN 4334043364

■科学のミカタ

元村 有希子(毎日新聞科学環境部長)

▼「枕草子」で科学を分かりやすく 人工知能やゲノム編集、火星移住構想など、われわれの想像を超える科学・技術の成果が次々と登場している。「難しくて」「文系だから」などと敬遠されがちな最先端のトピックを、「もしも清少納言が『枕草子』で取り上げたら?」と仮定してエッセーに書き下ろした。「こころときめきするもの」「すさまじきもの」など、章立ても一工夫。世界を大きく変える可能性をはらんで進歩する科学の現状を分かりやすく解説し、「どう付き合うか」まで踏み込んだ。


毎日新聞出版 / 1620円 / ISBN 4620325023

■日本財団は、いったい何をしているのか 第四巻・災害に立ち向かう群像

鳥海 美朗(産経新聞出身)

▼被災者に寄り添う 阪神・淡路大震災から新潟県中越沖地震、そして東日本大震災、さらには2016年の熊本地震…と、日本列島を襲った大災害に立ち向かったひとびとの物語です。組織を挙げて取り組んだ日本財団職員の動きを軸に、財団と連携したNPOやボランティアたちの心意気を紹介しました。救援・復興支援活動に込められた、被災者に寄り添うこころ。それに呼応し、苦難をはねのけて生き抜こうとする被災者たちの声も盛り込まれています。


木楽舎 / 1620円 / ISBN 4863241224

■老いぼれ記者魂 青山学院春木教授事件45年目の結末

早瀬 圭一(毎日新聞出身)

▼事件の真相を探る執念 45年前の昭和48年2月、青山学院大学で教授が女子学生を研究室に連れ込み、前後3回も暴行するというスキャンダルが起こった。

 朝日新聞がスクープで報じ、世間に知れ渡った。当時、私は毎日新聞の現職社会部員で、取材陣の一員に加わった。被害者とされる女子学生の不可解な言動や、教授間の派閥争い、不動産業者なども絡み複雑怪奇だった。2015年になって、事件に関する膨大な資料を入手、その結末をようやく書き上げた。


幻戯書房 / 2592円 / ISBN 4864881413

■わたしたちの英語 地球市民のコミュニケーション力

宮武 久佳(共同通信出身)

▼日本はコミュ障の国? 「尖閣諸島」の英語を知らないと、国際社会で国益を主張できません。英語が下手な私たちは、日本語もあやしいかも。東京では、地下鉄で「すみません、降ります」の一言が聞けません。会見では、コワモテの相手には、記者が自由に質問しません。昨年8月9日の長崎、被爆者代表の「あなたはどこの国の総理ですか」に、安倍首相は言葉が出てきませんでした。大学教員の私は漢字をうまく板書できません。日本人のコミュ力、気になります。


青土社 / 1620円 / ISBN 479177051X

■官僚たちのアベノミクス――異形の経済政策はいかに作られたか

軽部謙介(時事通信社解説委員)

▼国家意思形成の舞台裏に迫る 権力を持つ側と、行使される側は、立場が違う。「ペンタゴン・ペーパーズ事件」の米最高裁判決でブラック判事が述べた有名な箴言もこう説く。

 報道の自由が保障されるのは、統治する者ではなく統治される者に奉仕するからだ―。

 それゆえわれわれの基本任務は「権力の監視」。事実を積み上げ国家意思の形成プロセスを解剖する試みは、その表現形態の一つだろうと考えている。この本が「統治される者」に奉仕できているなら本望です。

 


岩波新書 / 929円 / ISBN 4004317037

■ルポ 最期をどう迎えるか

共同通信社・生活報道部

▼老いと死、丹念に取材 高齢化に伴い、年間130万人以上が亡くなる「多死社会」に突入した日本。老いの最期に人々は何を思うのか。自宅で親を看取った家族、延命治療を巡る葛藤、ひとり身で逝く選択…。共同通信の取材班が「死」に真正面から向き合い、ルポした連載記事を1冊にまとめた。介護施設での看取りの実践や救急現場の実態、ホームホスピスの試みなども収録。識者インタビューを交え、最期まで自分らしく生きるためのヒントを探る。

 


岩波書店 / 1512円 / ISBN 4000230697
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