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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■「中国問題」の内幕  

清水美和 (東京・中日新聞論説委員)
中国共産党政策決定の内情 8月の北京五輪開幕を控え、チベット騒乱やギョーザ事件で再び中国に注目が集まる。しかし、共産党最高指導部の意思決定の内情は、うかがいしれない。昨秋の党大会人事で、胡錦濤総書記の後継本命候補とみられていた李克強が、なぜ習近平の後塵を拝することになったか。靖国問題で強硬だった中国の対日姿勢が突然変化した理由は。 波乱に富んだ政策決定の内情を公式報道や、ニュースソースなどからの情報を基に明らかにすることを試みた。今後の中国情勢の展開で本書の真価は問われるだろう。
ちくま新書 / 0円 / ISBN

■宗教に揺れる国際関係─米国キリスト教の功と罪   米キリスト教界の地殻変動

時事通信出身 蓮見 博昭
米キリスト教界の地殻変動 アメリカが他の諸国にとって非常に付き合いづらい国になり、世界各方面で反米主義が高まってきた背景には、アメリカ・キリスト教界の地殻変動があるというのが本書の核心。 かつてのアメリカではリベラルなプロテスタント主流各派が文字通り主流だったが、1970年代ころからキリスト教原理主義者を中心とする超保守的なプロテスタント福音派が主導権を握ってしまった。 この国が国連嫌いになったことなど、多くの事情はその結果にほかならない。
日本評論社 / 0円 / ISBN

■イランの核問題

NHK出身 早良 哲夫(訳)
平和目的か軍事目的か 世界は核拡散の時代に入った。核技術の軍事利用は平和利用の延長線上にあり、転用は容易だという。イランが平和目的の核開発だと主張するならば、なぜ国際機関の査察を拒否したり開発の実態を隠そうとしたりするのだろうか。イスラム革命をテヘランで直接取材した訳者としては、イランの動きに無関心ではいられない。本書は、核をめぐるイランと国際社会の動きを、アメリカとは違う視点に立って簡潔かつ明確にまとめている。
集英社新書 / 0円 / ISBN

■占領期の朝日新聞と戦争責任─村山長挙と緒方竹虎

朝日新聞出身 今西 光男
「新聞の内幕」を徹底検証 敗戦による占領統制で、いまの新聞・放送の枠組みが決まった。GHQの支配下、新聞社内ではその覇権をかけて、「資本」、「経営」、「組合」による三つ巴の激しい攻防があった。公職追放、読売争議、レッドパージ、そして共販解体・再販導入までの激動期を徹底検証し
た。 「新聞の危機」がいわれるいまこそ、新聞経営者はもちろん、第一線の記者にも、是非とも読んでほしい。
朝日新聞出版 / 0円 / ISBN

■アラブはなぜユダヤを嫌うのか─中東イスラム世界の反ユダヤ主義

藤原 和彦(読売新聞出身)
中東の反ユダヤ主義 本書では、中東イスラム世界に広がる反ユダヤ主義(アンチ・セミティズム)の実態を幾つかの視点から紹介した。また、ユダヤ人国家イスラエルを絶対に認めない同主義は再三の軍事衝突に煽られ、今や中東の支配的なイデオロギーになった観がある。 しかし、日本のマスメディアは宗教アレルギーのせいか、その有り様をほとんど伝えない。このため、実は反ユダヤ主義こそ中東和平プロセスの最大の障害という事実も、見落とされがちだ。
ミルトス / 0円 / ISBN

■宗教が分かれば中国が分かる

清水 勝彦 朝日新聞ジャーナリスト学校シニア研究員
中国現代宗教を解説  『中国年鑑』で10数年来、その年の中国の宗教動向の執筆を続け、あまり関心のもたれないこの分野から中国をウオッチする珍しいジャーナリストになった。その立場から今回のチベット騒乱を見ると、民族問題と表裏一体である宗教問題や政府の宗教政策に対する基本的な理解がないと、ことの本質がなかなかつかめないことを痛感させられる。イスラム教徒のウイグル人独立問題も、いまだ関係正常化が実現しないバチカン問題もある。中国の全体像を理解する一助になればと、中国現代宗教のAからZまで解説した。
創土社 / 0円 / ISBN

■組織ジャーナリズムの敗北─続・NHKと朝日新聞

共著 柴田 鉄治(朝日新聞出身) 川﨑 泰資(NHK出身) 
事件をOBが再検証 2005年1月、突然始まったNHKと朝日新聞の『大喧嘩』は、その後どうなったのか。NHKは、内部告発者の訴えもにぎりつぶして謝罪など一切なし。一方、朝日新聞は、基本的には間違っていない記事なのに「取材の詰めが甘かった」と謝って別件で社内処分も。なんとも不可解な対応だが、両者ともジャーナリズムより「組織」を守ろうとしてのことらしい。 日本を代表するメディアのこの劣化ぶりはどうしたことか。この事件を両社のOBが検証しなおしたのが本書である。
岩波書店 / 0円 / ISBN

■憲法改正試案集

井芹 浩文(共同通信出身)
「改正案」を平易に解説 憲法改正という大舞台で、大向こうをうならせる、新たな名せりふを吐こうという気はない。既に各方面の識者が十二分に考究し尽くした試案を発表しているからだ。本書のヒントは、現憲法を分かりやすく解説した東京新聞の連載記事。憲法改正案についても平易に解説して国民が身近に憲法改正問題を考える参考資料になればという思いで書いた。蛇足。改憲案全部を見ての所感は、戦後日本の原理をひっくり返すような革命的な改憲案はないという単純な事実である。
集英社新書 / 0円 / ISBN

■世界遺産と地域再生 問われるまちづくり 

毛利 和雄 NHK解説委員室専門委員
世界遺産とまちづくりを取材 世界遺産が全国的にブームだ。その背景には、世界遺産によって地域を再生させたいという切なる願いがある。  昨年逆転登録で世界遺産になった「石見銀山」、今年登録をめざす「平泉」、試行錯誤のまちづくりをつづける「尾道」、道路建設が景観を破壊し世界遺産への道を閉ざすとして訴訟が起こっている「鞆の浦」を取材し、世界遺産へ向けてなされている取り組みと、それがこれからの“まちづくり”にどのようにかかわるのか考察した。
新泉社 / 0円 / ISBN

■水俣から、未来へ

熊本日日新聞社編  高峰 武 熊本日日新聞社論説委員長
水俣病の「これまで」と「これから」 1956年に公式確認された水俣病は、今なお未解決の問題として私たちの目前にある。熊本日日新聞社は、世界的にも例をみない環境破壊、健康被害である水俣病問題の地元紙として、長年向き合ってきた。水俣病は多面体で、見る人の立場と角度によって、さまざまな姿をみせる。それは、私たちがこの事件から何を読み取るかという力が試されていることも意味している。 「これまで」の水俣で何があったのかを刻み、「これから」のために何を学ぶかを探る。胎児性患者を「宝子」と呼び慈しむ人がいる。逃げずにただただ向き合い続ける医者がいる。本書は、未来への希望の種がこういう人たちの中にあることを示す。
岩波書店 / 0円 / ISBN
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