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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■映画で学ぶおしゃれな英語
「英語を話せるようになる一番良い方法は、映画のセリフを覚えることだ」と気がついたのは50年も前のこと。映画には、心に響く言い回しがあちらこちらに出てきます。人生の機微に触れていたり、微妙で繊細な感情が込められていたり。 この本では、「タイタニック」から「ミリオンダラー・ベイビー」まで45本を選んで、それぞれの映画から印象的なフレーズを取り上げました。また、そのフレーズが、ほかの映画ではどう使われているかにも注目し、TPOによって使い方の違いを比べられるようにしました。
NHK出版 / 0円 / ISBN 4140350733
■反骨の記者 松林冏
数ある記者の中でも、これほど波乱に富んだ人がいただろうか。小学校を出るか出ないかで大杉栄に入門、無政府主義を叫んで駒込署にぶち込まれた。 苦学の末、時事新報の記者になるが、「満州事変に出兵するな」という反戦ビラを撒いてクビに。地方紙の通信員としての活躍が見込まれて朝日新聞に拾われるや、二・二六事件などで特ダネを連発。 中国戦線では従軍記者として何度も死線をくぐり、南方でも活躍。 戦後は各地の支局長として後進を育成。今年満102歳を祝った。
東京図書出版会 / 0円 / ISBN 4862231659
■高松塚古墳は守れるか
地下から現れた飛鳥美人に日本国民は驚嘆した。ところが34年後の今、古墳は解体に追い込まれている。保存修復の過程のどこに問題があったのか探ってみると危機管理の態勢に欠ける霞が関の通弊が浮かび上がってくる。それでは現地で保存する方策はあったのか、保存科学の面から探ってみた。高松塚壁画の保存問題を100年を超える日本の文化財行政の歴史の中に位置づけて論じた。
日本放送出版協会 / 0円 / ISBN 4140910828
■マスコミ生存の条件 Web2.0が変えるメディア地図
清華大学で「日本のメディア・現状と課題」を6回に分けて講義した。優秀で熱心な学生に教えるために、半世紀近く過ごした日本のメディアの実態をあらためて勉強した。 マスメディアはインターネットの登場によって世界的に歴史的な岐路に立たされている。だが、既存メディアの重要性はむしろ高まっている。情報氾濫のネット社会にあって、マスメディアは今こそ本来の使命を再確認し、高い志を持って、より良質の情報を提供すべき責任がある。
日経BP企画 / 0円 / ISBN 486130248X
■「青森・東通」と原子力との共栄
原子力発電が世界的に再評価されているなか、日本で原子力関連施設が集中立地されているのは、青森県下北半島だ。3つの原発、原子燃料のサイクル施設、中間貯蔵、核融合実験施設などが揃い、今や世界一の原子力平和利用センターに発展している。 総投資額は5兆円に達する見込みで、地域振興でも大きな成果を上げている。現地取材を中心に、この雄大な国策プロジェクトをリポート。多くの関係者にもインタビューしている。
東洋経済新報社 / 0円 / ISBN 4492800751
■ユーラシア観察60年
19歳で当時の大阪外国語学校(現大阪外大)に入ってロシア語を学んだ私は、その後京大を経て新聞記者になり、さらに大学教授やフリージャーナリストとして、80歳を越えた現在までロシアを中心に広くユーラシア各国を歩き回ってきた。足跡はストックホルムからウラジウォストーク、シンガポールからヤクーツクに及んだ。その体験をまとめて少部数自費出版したのが本書である。初めて書いた裏話がミソだ。幸い近く商業出版の運びになりそうだ。
/ 円 / ISBN
■権力の病室─大平総理最期の14日間
1980(昭和55)年、大平正芳首相(当時70歳)が急死してから、今年6月12日の命日で満27年を迎える。現職の首相が死去したのは戦後初めてのことで、国内的にも、国際的にも衝撃を与えた。 本書は、大平首相が80年5月30日深夜、東京・虎の門病院に入院してから死去するまでのドキュメントを軸にまとめたもので「政治と権力」の実相を浮き彫りにした。「器」が小さくなり、人材も「枯渇」した今日の政治状況の対極を意識した。
文藝春秋 / 0円 / ISBN 4163690808
■人物で綴る労働運動一世紀
日本で近代的労働組合運動が始められたのは、1897(明治30)年高野房太郎が労働組合期成会を結成したところからとされる。明治初期から繊維や炭鉱などで労働争議が多発していたが、この会とその指導を受けて結成された東京鐡工組合の運動からであった。期成会は事実上の機関紙として「労働世界」を発行、片山潜がその責任者となった。それから100年、本書はこの1世紀を振り返る壮大な企画で、時々の政治・経済情勢とともに大まかな動きをまとめた「読物」である。
労働問題研究会議 / 0円 / ISBN 4901426303
■太平洋戦争と新聞
満州事変から5・15事件、2・26事件、日中戦争、太平洋戦争開戦、そして敗戦に至るいわゆる15年戦争でエポックとなった各事件を『朝日』『毎日』がどう報道、論評したのか、その記事、社説の内容を詳細に分析したのが本書である。日中対立こそが太平洋戦争へ発展していった最も大きな原因であり、今、再び日中間の対立が深まり、コミュニケーションギャップが広がっている時、現役の新聞人に「戦争と新聞」の歴史を知ってもらいたいとの願いをこめて書きました。
講談社学術文庫 / 0円 / ISBN 4061598171
■クリーンカー・ウォーズ
なぜトヨタ自動車とホンダは、ハイブリッドカーの開発競争で先行することができたのだろう。環境技術こそが世界制覇のカギを握ることを証明した両社の経営力を多角的に検証したノンフィクション物語。 「すべては米マスキー法への対応策から始まった」。トヨタの張富士夫会長の発言は明快である。米マスキー法に対応できる環境技術の開発に企業生命をかけて取り組んだ両社は、やがて高燃費の自動車の開発力で米ビッグスリーを凌駕し、トヨタの世界最大規模の利益実現につながった。しかし、このまま両社の独走が続くのか。環境技術開発競争は多様化の時代に入っており、各社とも将来をにらんで模索が続いている。突然の技術開発で、トヨタ一強時代が終わる可能性も示唆したおもしろさもある。
中央公論新社 / 0円 / ISBN 4120038068