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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■白球の絆─稲門倶楽部の100年
早稲田精神を繋いだOB達の生涯 早稲田大学野球部には正史として『野球部百年史』があるが、本書は早大野球部の歴史を繋ぎ、支えたOBたちの生涯を人間ドラマとして描いた。「伝説の名選手列伝」のほか、大正3年ごろ米国プロ野球でプレーした日本初のプロ野球選手・三神吾朗の〝証拠写真〟や特捜検事、国際線パイロットなど、各界で活躍するユニークなOBも紹介している。
早稲田大学野球部稲門倶楽部発行 / 0円 / ISBN
■「真面目に 強く 上品に」 反骨校長 吉川昇の日記
祖父の教育姿勢と反骨精神 関西で進学校として知られる私立・高槻高校・中学校(大阪府高槻市)が今年創立70周年を迎えた。初代校長として20年間つとめた吉川昇は私の母方祖父で、1日も欠かさずにつけていた日記を解読、復刻し、読み物に仕立てた。開校と同時に太平洋戦争に巻き込まれ、戦後の教育改革にも苦闘する彼は、書名になっている教育モットーを掲げ、戦中・戦後を通じてぶれることのない教育者だった。その教育姿勢と反骨精神が浮かび上がる。
発行 「吉川日記」刊行委員会(電話072─671─0001 高槻高校内) / 0円 / ISBN
■イランはこれからどうなるのか 「イスラム大国」の真実
イランと中東を読み解く イランは国家レベルでは反米・反イスラエル・パレスチナ支持だが、国民は米国にもイスラエルにもユダヤ人にも悪感情を持っていない。むしろアラブ人(パレスチナ人を含む)への差別意識が極めて強い。本書は、イランの民族性に着目し、サブカルチャーの状況にも力点を置いたルポ的要素を交え、核開発問題や対米関係、イスラム体制の行方に至るまでを分析した。
新潮新書 / 0円 / ISBN 4106103842
■アジアから時代を読む─北聞南望・百稿─
アジアの変化を見通すカギに アジアは今日、世界で存在感を強めていると同時に、混沌たる状況にある。中国の経済興隆と軍事力強化、そして北朝鮮の「核」を軸にした北東アジアにおける日本、米国、中国の駆け引き、さらにアフガニスタン戦争の先行き不透明などだ。この本は、海外の邦字紙に2005年後半から09年末まで連載した地域の時事小論文をまとめた。アジアの急激な変化は、10年後、20年後の日本の立場、そして国民生活さえも変えるだろう。多少でもそれを見通すカギを本書が秘めているならば幸いだ。
露満堂 / 0円 / ISBN 4434147714
■素顔の首相と大物政治家~戦後篇
戦後政治史彩る42人の政治家たち 吉田首相の番記者を振り出しに時事通信政治記者として、政治評論家として、直接取材した政治家たちを描いたのが本書。
登場するのは小泉純一郎氏までの自民党出身者に吉田茂氏を加えた歴代首相と日本の戦後政治史を彩った大物政治家計42人。病に倒れる直前まで財政再建について語っていた小渕恵三氏らの姿は、今の政治家に欠けているものを考えさせられる。
善本社 / 0円 / ISBN 4793904548
■Basic公共政策学第10巻『政策形成』
実務家による入門書 各分野の実務に通じた専門家による初の本格的な政策形成論。数々のエピソードが盛り込まれており、読者は政策に関する実務をより具体的に理解することになろう。このシリーズの多くが理論や手法を解説しているのに対し、本書は現場からの視点を堅持しているのが特徴だ。政策形成に関わろうとする人々だけでなく、政策から多大な影響を受ける多くの市民に読んでいただきたい。大学のテキストにも最適の書であると確信している。
ミネルヴァ書房 / 0円 / ISBN 4623056597
■新世界 国々の興亡
新世界の動態と力学を解析 世界は、第一次大戦後、第二次大戦後、冷戦後のいずれをも上回る国際政治の大地殻変動期に突入している。中国とインドの台頭は、こうした「新世界」幕開けの序幕にすぎない。新たなパワーゲーム「国々の興亡」が始まっている。その動態と力学を解析すべく、世界の戦略知性11人の胸を借りた。この挑戦の下、日本は、バランス力、グリーン力、財政力、開かれたネットワーク力、グローバル人材力の構築が不可欠であると論じた。
朝日新書 / 0円 / ISBN 4022733586
■二・二六事件とは何だったのか
70年経った今でも、日付をもって呼ぶ以外に名づけられていない昭和11年の「2・26事件」。国内外のメディアの報道と、同時代人の受け取り方を総合的に検証したもの。私の担当は朝、毎、読、時事などの日本の新聞の報道、雑誌の特集などの分析で約50頁。同事件が言論の自由に完全にトドメをさした経緯を明らかにした。世界のメディアの報道ぶりも各国10紙を紹介しており興味深い。昭和史研究の必読書。
藤原書店 / 0円 / ISBN 4894345552
■角栄伝説 番記者が見た光と影
星の数ほどある田中角栄モノにこれ以上付け加える必要があるのか、と著者の私は思った。だが、田中氏に会ったこともない人が、あたかも見てきたようなことを書く。その上で「巨悪」とか「偉人」とかの評価を下す。そんな田中論に番記者の私は違和感を感じていた。その上、番記者仲間たちのなかに鬼籍に入る人もでてきた。「私自身がやらなければ」そんな思いで筆を執ったのが本書だ。
出窓社 / 1680円 / ISBN 4931178553
■シアトル日刊邦字紙の100年
1902年、米西海岸のシアトルで在留邦人向け日刊邦字紙『北米時事』が創刊された。日米開戦で廃刊、しかし戦後『北米報知』が後継紙として登場し、通算100年を超えた。この新聞にかかわった古きジャーナリストたち(わが祖父・父・叔父)のコラムなどを収録し、そのリベラルな論調を紹介するとともに、購読者であった在留邦人が戦前・戦中「排日」の嵐のなかを生き抜いた苦難を描いた。ささやかながら日米関係をめぐる現代史の一断面。
築地書館 / 2100円 / ISBN 4806713228