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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■高松塚古墳は守れるか 

毛利和雄 (NHK解説委員)
地下から現れた飛鳥美人に日本国民は驚嘆した。ところが34年後の今、古墳は解体に追い込まれている。保存修復の過程のどこに問題があったのか探ってみると危機管理の態勢に欠ける霞が関の通弊が浮かび上がってくる。それでは現地で保存する方策はあったのか、保存科学の面から探ってみた。高松塚壁画の保存問題を100年を超える日本の文化財行政の歴史の中に位置づけて論じた。
日本放送出版協会 / 0円 / ISBN 4140910828

■マスコミ生存の条件 Web2.0が変えるメディア地図

吉村久夫 (日経BP特別参与)
清華大学で「日本のメディア・現状と課題」を6回に分けて講義した。優秀で熱心な学生に教えるために、半世紀近く過ごした日本のメディアの実態をあらためて勉強した。   マスメディアはインターネットの登場によって世界的に歴史的な岐路に立たされている。だが、既存メディアの重要性はむしろ高まっている。情報氾濫のネット社会にあって、マスメディアは今こそ本来の使命を再確認し、高い志を持って、より良質の情報を提供すべき責任がある。
日経BP企画 / 0円 / ISBN 486130248X

■「青森・東通」と原子力との共栄 

渡部 行 (日本工業新聞出身)
原子力発電が世界的に再評価されているなか、日本で原子力関連施設が集中立地されているのは、青森県下北半島だ。3つの原発、原子燃料のサイクル施設、中間貯蔵、核融合実験施設などが揃い、今や世界一の原子力平和利用センターに発展している。 総投資額は5兆円に達する見込みで、地域振興でも大きな成果を上げている。現地取材を中心に、この雄大な国策プロジェクトをリポート。多くの関係者にもインタビューしている。
東洋経済新報社 / 0円 / ISBN 4492800751

■ユーラシア観察60年

木村 明生(朝日新聞出身)
19歳で当時の大阪外国語学校(現大阪外大)に入ってロシア語を学んだ私は、その後京大を経て新聞記者になり、さらに大学教授やフリージャーナリストとして、80歳を越えた現在までロシアを中心に広くユーラシア各国を歩き回ってきた。足跡はストックホルムからウラジウォストーク、シンガポールからヤクーツクに及んだ。その体験をまとめて少部数自費出版したのが本書である。初めて書いた裏話がミソだ。幸い近く商業出版の運びになりそうだ。
 / 円 / ISBN

■権力の病室─大平総理最期の14日間

国正 武重(朝日新聞出身)
1980(昭和55)年、大平正芳首相(当時70歳)が急死してから、今年6月12日の命日で満27年を迎える。現職の首相が死去したのは戦後初めてのことで、国内的にも、国際的にも衝撃を与えた。 本書は、大平首相が80年5月30日深夜、東京・虎の門病院に入院してから死去するまでのドキュメントを軸にまとめたもので「政治と権力」の実相を浮き彫りにした。「器」が小さくなり、人材も「枯渇」した今日の政治状況の対極を意識した。
文藝春秋 / 0円 / ISBN 4163690808

■人物で綴る労働運動一世紀

山崎 光平(毎日新聞出身)
日本で近代的労働組合運動が始められたのは、1897(明治30)年高野房太郎が労働組合期成会を結成したところからとされる。明治初期から繊維や炭鉱などで労働争議が多発していたが、この会とその指導を受けて結成された東京鐡工組合の運動からであった。期成会は事実上の機関紙として「労働世界」を発行、片山潜がその責任者となった。それから100年、本書はこの1世紀を振り返る壮大な企画で、時々の政治・経済情勢とともに大まかな動きをまとめた「読物」である。
労働問題研究会議 / 0円 / ISBN 4901426303

■太平洋戦争と新聞

前坂 俊之 (毎日新聞出身)
満州事変から5・15事件、2・26事件、日中戦争、太平洋戦争開戦、そして敗戦に至るいわゆる15年戦争でエポックとなった各事件を『朝日』『毎日』がどう報道、論評したのか、その記事、社説の内容を詳細に分析したのが本書である。日中対立こそが太平洋戦争へ発展していった最も大きな原因であり、今、再び日中間の対立が深まり、コミュニケーションギャップが広がっている時、現役の新聞人に「戦争と新聞」の歴史を知ってもらいたいとの願いをこめて書きました。
講談社学術文庫 / 0円 / ISBN 4061598171

■クリーンカー・ウォーズ

長谷川洋三(日本経済新聞出身)
なぜトヨタ自動車とホンダは、ハイブリッドカーの開発競争で先行することができたのだろう。環境技術こそが世界制覇のカギを握ることを証明した両社の経営力を多角的に検証したノンフィクション物語。 「すべては米マスキー法への対応策から始まった」。トヨタの張富士夫会長の発言は明快である。米マスキー法に対応できる環境技術の開発に企業生命をかけて取り組んだ両社は、やがて高燃費の自動車の開発力で米ビッグスリーを凌駕し、トヨタの世界最大規模の利益実現につながった。しかし、このまま両社の独走が続くのか。環境技術開発競争は多様化の時代に入っており、各社とも将来をにらんで模索が続いている。突然の技術開発で、トヨタ一強時代が終わる可能性も示唆したおもしろさもある。
中央公論新社 / 0円 / ISBN 4120038068

■世界中を「南極」にしよう

柴田 鉄治(朝日新聞出身)
昔の取材現場にもう一度立ってみたい。そんな思いから昨年、40年ぶりに南極を再訪した。本書はその再訪記である。最近の南極の様子を詳しく伝えると同時に、国境もなければ軍事基地もない、まさに人類の理想を先取りした地であることを、それを支える南極条約などの背景とともに紹介する。そして、地球と人類の未来のために、世界中を「南極」にしよう、という夢を語り、南極は国境を超えた視点を育てる最高の教材なのだと説く。
集英社新書 / 0円 / ISBN 4087203913

■敗戦六十年の思い出

八巻 俊雄(日本経済新聞出身)
自叙伝・広告の世界へ 
昭和20年2月に米軍は硫黄島を占領し、その後は艦載機グラマンだけでなく、ムスタング戦闘機も飛来した。20年6月19日、都立第十中学校(現在西高)に入学して2カ月後だった。自転車で逃げ出した。第2章は8月に敗戦を知らず、故郷の八ヶ岳山麓まで5日間かけて歩いて帰ったことを書いた。第3章と第4章は日本経済新聞で広告の仕事をするようになった経緯、広告の仕事が誇り高い仕事と思い32年を経過した。
高井戸文庫 / 0円 / ISBN
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