マイBOOK マイPR
会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■ジャーナリズムに生きて─ジグザグの自分史85年
原 寿雄(共同通信出身)
自己流ジャーナリズム哲学 大正デモクラシーの末期、小作農家に生まれた私の昭和前史は、軍国主義一筋だった。戦後は自由を求めて記者への道を選び、「すべてを疑え」「いい答えはいい質問から」をモットーに、ジャーナリズムのあり方を模索し続けた。本書はそんな自分史の苦い記録である。
警察の謀略による菅生冤罪事件の教訓、「デスク日記1~5」の狙いや新聞・放送の第三者委の問題点を指摘、最後に自己流のジャーナリズム哲学21カ条をまとめてみた。
岩波現代文庫 / 0円 / ISBN 4006032129
■気骨の人 城山三郎
植村 鞆音(テレビ東京出身)
少年のような無垢な人柄を 晩年親しくしていただいた城山三郎さんの評伝を書き終えた。7年前サラリーマンを辞めて著述業を目指したが、著作はこれが4作目である。第1作が伯父の評伝『直木三十五伝』、第2作が父の評伝『歴史の教師 植村清二』、第3作が老人と若いOLの恋を描いた小説『夏の岬』。
量の点からいってやや不満足だが力量不足なので仕方がない。文学の素養の乏しい私は、この評伝では、城山さんの文学は思いきり切り捨て、人物を掘りさげることを心がけた。あの少年のような無垢な人柄が描けていればいいのだが。
扶桑社 / 0円 / ISBN 4594063969
■政権交代狂騒曲
浅川 博忠 (山形新聞客員論説委員)
漂流の5年間を問う! 小泉純一郎が退いて5年。自民党から民主党への歴史的政権交代は実現したが、それは日本漂流の時代の始まりでもあった。安倍、福田、麻生、鳩山、そして菅…。彼らと小沢が何を語り、どう行動したかを徹底再検証。未曾有の国難に襲われた今、有権者としての必須の記憶と知識を1冊に!
講談社文庫 / 0円 / ISBN 4062769794
■店員さんの英会話ハンドブック
原島 一男 (NHK出身)
シンプルで役立つ表現集 日本を訪問する外国人の数は、この10年で倍増して900万人近く。そうした中で、日本語のできない外国人との接点となる店員さんが「きちんとした英語」で対応してほしい。江戸の3大美味は寿司、天ぷら、そば、でしたが、今は世界の人々が興味を持つ食べ物です。ラーメン、牛丼、洋食も人気の的。それに、ハイテク製品、化粧品、スーパー、美容室、旅館、病院などで、人々の出会いから別れまでのシンプルで役に立つ表現を集めました。ベレ出版 / 0円 / ISBN 4860642848
■日露戦争の裏側 “第二の開国”─日本列島に上陸したロシア軍捕虜七万人
大熊 秀治(東京新聞出身)
露捕虜たちとの出会いと交流 7万2000のロシア将兵が日本列島に上陸、全国29カ所に滞在した──日露戦争時の捕虜たちだ。その大量の外国人の出現に驚き、戸惑いながらも、受け入れ対応していった明治の庶民たち。彼らにとっては“第二の開国”であったろう。その両者の出会いと交流の跡を追った。この後の時代、傲慢になり、無謀な戦争にのめり込んでいった日本。捕虜虐待のとがでも多くの戦犯を出した。一時とはいえ、人道主義の花を咲かせたことは記憶されていい。
彩流社 / 0円 / ISBN 477911604X
■紅茶が動かした世界の話
千野 境子
産経新聞特別記者
近代化の隠し味 古くは英蘭戦争から現代のティーパーティー(茶会)運動まで。日々、何気なく飲んでいる紅茶にこれほど逸話や物語があったとは目からウロコでした。
日本でも明治の殖産興業の一翼を担い、いま再び国産紅茶ブームとか。ジュニア向けに書きましたが、シニアの教養書としても楽しめると大先輩に褒められ、気を良くしています。
国土社 / 0円 / ISBN 4337187537
■明石元二郎大佐 日露インテリジェンス戦争を制した天才情報参謀
前坂 俊之(毎日新聞出身)
明治、昭和のリーダーシップとは 日露戦争で明石元二郎がヨーロッパを股にかけてロシア革命家たちを支援、武器提供して後方撹乱した破壊工作はよく知られている。日露戦争はなぜ起きたのか、どう戦ったのかを明らかにすると同時に、明石の極秘報告書『落花流水』を初めて現代訳で紹介し、陸軍参謀本部のインテリジェンス工作の全容を解明した。いま、日本の外交敗戦が続く中で、明治、昭和のリーダーたちのリーダーシップを知るには格好のテキストである。新人物往来社 / 0円 / ISBN 4404039646
■松川事件六〇年の語り部
堀越 作治(朝日新聞出身)
歴史の真実に迫る 戦後国鉄の3大事件(「下山」「三鷹」「松川」)から60年もたったのに、真相はなお謎に包まれたままだ。米軍占領下で起こされた「冤罪事件」「権力犯罪」と推定されるだけで、決定的な証拠がない。そういう困難を承知のうえで、歴史の真実に迫ろうと努める人たちがいる。少なくとも「三鷹・松川事件」については、米ソ冷戦が激化する中で日本の左翼労働運動を徹底的に弾圧しようという権力の意図が働いたことが、多くの状況証拠から立証できるという。それを紹介する。
東京図書出版会 / 0円 / ISBN 4862234909
■人生は自燃力だ!! 私の日本経済新聞社生活37年
坪田 知己(日本経済新聞出身)
自分らしい仕事の世界作り 「社長のために仕事をするな!」が最初のタイトルでした。ヒラメになりがちな社員が、どうすれば自分らしい仕事の世界を作れるか、それを「自燃力」と名付けて、ノウハウを公開しました。「ジャーナリストの仕事の価値は歴史が決める」と考えて、上役にも譲らなかった。アナログとデジタルの境目の時代だからこそ、創造的な仕事を次々にやれた。多くのサラリーマンに「元気」をプレゼントしたいと思って書いた本です。
講談社 / 0円 / ISBN 4062950618
■万年筆国産化一〇〇年―セーラー万年筆とその仲間たち
桐山 勝(日本経済新聞出身)
筆記具が持つぬくもり 直してもらったお礼に手作りのおはぎを届けたおばあちゃん。野球の万年補欠の坊やに敢闘賞として贈った両親。万年筆という筆記具が持つぬくもり、味わいを感じながら書いた。世界の文化史や政治史に重ねるもよし、ものづくりの視点から科学史や匠たちの物語に耳を傾けていただくもよし、である。マニアック本とは一味違い、本書は入門書、趣味本あるいはビジネス本とそれぞれの立場から楽しく読んでいただけるよう心がけた。
三五館 / 0円 / ISBN 4883205274