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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■欧州のエネルギーシフト
▽エネルギー革命最前線の現場報告
「3・11」を機に日本ではエネルギー政策が論争テーマになったが、欧州では1970年代からエネルギー問題は市民運動の焦点だった。ただ国民投票で脱原発を決めたスウェーデンに今なお、10基の原発が稼働しているように、脱原発実現には周到な政策的準備が必要だ。原発依存から脱却しようとする日本に何が必要か。ドイツや北欧などの現場ルポからヒントを得ていただきたい。
岩波新書 / 0円 / ISBN 4004313708
■喪われたレーモンド建築 東京女子大学 東寮・体育館 東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会編
報道する立場で長年働いたこともあって、多種多様な運動を見るとき常に距離をおいて観察する癖が身についていた。それが6年前、母校東京女子大学キャンパス内の歴史的建造物を解体する計画が公表されると、突如自分が言いだしっぺになり、渦中に立ってしまった。素人集団が仲間を募り、建築史や構造学などの専門家に支援を仰いで、微力を尽くしたが、ついに不首尾に終わった行動の顛末を綴った報告書である。人口減少社会での大学の経営問題がからんでスクラップ&ビルドでの対応例は多い。立派な中層ビルの快適な大教室で、学生はどんな空間の記憶を抱いて巣立つのだろうか。今も考えさせられている。
工作舎 / 2円 / ISBN 4875024436
■キッシンジャー回想録 中国 上下
松尾 文夫 共同通信出身
久しぶりに古巣の共同通信外信部の後輩たちと、一緒に仕事をする幸運に恵まれた。あのヘンリー・キッシンジャーが1971年7月の北京秘密訪問以来の米中関係を回顧し、大国化した中国との「相互進化」の道を説く英文で約600ページの大作の全訳を、元北京支局長の塚越敏彦氏を総括に松下文男、横山司、岩瀬彰、中川潔各氏の翻訳、私の解説で3月末、岩波書店から上下2巻(各2940円)で出版することができたからである。キッシンジャーは89歳。しかし、習近平次期国家主席とも対話する対中外交の「現役」で、日本には持ち得ない米中関係の素顔を赤裸々に語っている。売れ行きは良いようで、昨夏からのチームワークが実った感じだ。クラブに一部寄付したので、一読いただければ幸いです。
岩波書店 / 0円 / ISBN 4000238744
■日本経済復活、最後のチャンス 変化恐怖症を脱して「3K立国」へ
三橋 規宏(日本経済新聞出身)
▼成長神話と決別した新しい日本人に
朝日新書 / 0円 / ISBN 4022734523
■待ったなし!エネルギー&カーボンマネジメント
藤井 良広編著(日本経済新聞出身)
▼エネルギー効率化が新たな成長を
日刊工業新聞社 / 0円 / ISBN 4526068543
■高橋是清と井上準之助─インフレか、デフレか
鈴木 隆(日本経済新聞出身)
▼命を懸けた国債との戦い
ギリシャ国債市場の動揺は全世界に波及しそうな勢いである。歳入の過半を借金で頼っている我が国にとっても他所事ではない。
文春新書 / 0円 / ISBN 4166608584
■自衛する老後 介護崩壊を防げるか
河内 孝(毎日新聞出身)
▼介護危機の実像に迫る
「とうとう『野たれ死に』ならぬ『家(や)たれ死に』の時代が来てしまった。これから始まるのは恐ろしい(介護)戦争ですよ。介護・医療は、本当に総力戦ですから」。「高齢社会をよくする女性の会」の樋口恵子理事長は最近のセミナーで、こう声を震わせた。世界保健機関(WHO)は4月、地球規模で進む高齢化により、「2050年には人類100人中、1人が認知症に侵される」と発表した。その先頭を疾走するのが、わが国である。ところが「総力戦」を戦い抜く武器になるはずの介護保険の先行きが危うい。制度設計が右肩上がりの経済社会を前提に作られているから土台が崩れ始めているのだ。
新潮新書 / 0円 / ISBN 4106104709
■ユーラシア・ブックレット「論点整理 北方領土問題」
石郷岡 建毎日新聞出身)
▼もう一度領土問題を見直す
東洋書店 / 0円 / ISBN 4864590400
■日本体育協会 日本オリンピック委員会100年史 1911-2011
西田善夫(NHK出身) 記念誌部会長
ロンドン・オリンピックは7月27日に開幕します。日本が初めて参加した第5回ストックホルム大会(大正元年)から百年目になります。オリンピック出場には国の組織が必要で、その1年前に日本体育協会が発足しました。百周年の祝賀式典は昨夏、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、祝賀会にはロゲIOC会長も来日しました。各地でシンポジウムも開催、内容も豊富でした。それらを含めて本書を発行しました。
本誌は見る年史を目指しました。文字アルよりビジュアルです。多くの新聞社、写真家の協力もありました。従来の年史では国民体育大会の記録は優勝者のみでしたが、本書は初めて表彰の8位まで、それも昭和21年の第1回京都大会からの入賞者を掲載しました。
記録はDVDに収めました。当クラブには取材経験のある会員も多いことでしょう。新たに名前が載った往年の国体入賞選手が何人もいるでしょう。会員の皆さん、往年の国体名選手の自慢、いや思い出話にしばらくはお付き合いください。
/ 20円 / ISBN
■東北への眼差し―藤原作弥のマルチ・エッセイ
藤原 作弥(時事通信出身)
▼故郷・東北の再生願って
時事通信の定期刊行物の「カラムコラム」は週1回1200字のコラム。シコシコ書いて40年、お堅い政治・経済・外交だけではなく、読書・映画、音楽などソフトなカルチャーも含めテーマは森羅万象、マルチ・エッセイたる所以である。数年に一度、1冊にまとめているが、今回、タイトルを『東北への眼差し』としたのは、大震災で被害を受けた出身地・東北の再生を願い、「帰りなんいざ、田園まさに蕪れんとす」の思いもだし難く―。
愛育社 / 0円 / ISBN 4750004022