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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■ユーラシア・ブックレット「論点整理 北方領土問題」

石郷岡 建毎日新聞出身)


▼もう一度領土問題を見直す 


戦後半世紀も過ぎると、記憶のすべてがあいまいとなってくる。日露間の領土交渉も例外ではない。政府やマスコミでさえ、事実経過があやふやで、ずさんな取り扱いが目立っている。長年、領土問題を見てきた立場からみても、危ういと感ずる。そこで、日露双方の基本的な立場を整理し、初心者でも分かるガイドブックを書いてみた。結論は意識的に出していない。



東洋書店 / 0円 / ISBN 4864590400

■日本体育協会 日本オリンピック委員会100年史 1911-2011

西田善夫(NHK出身) 記念誌部会長


ロンドン・オリンピックは7月27日に開幕します。日本が初めて参加した第5回ストックホルム大会(大正元年)から百年目になります。オリンピック出場には国の組織が必要で、その1年前に日本体育協会が発足しました。百周年の祝賀式典は昨夏、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、祝賀会にはロゲIOC会長も来日しました。各地でシンポジウムも開催、内容も豊富でした。それらを含めて本書を発行しました。


本誌は見る年史を目指しました。文字アルよりビジュアルです。多くの新聞社、写真家の協力もありました。従来の年史では国民体育大会の記録は優勝者のみでしたが、本書は初めて表彰の8位まで、それも昭和21年の第1回京都大会からの入賞者を掲載しました。



記録はDVDに収めました。当クラブには取材経験のある会員も多いことでしょう。新たに名前が載った往年の国体入賞選手が何人もいるでしょう。会員の皆さん、往年の国体名選手の自慢、いや思い出話にしばらくはお付き合いください。


 / 20円 / ISBN

■東北への眼差し―藤原作弥のマルチ・エッセイ

藤原 作弥(時事通信出身)

 

▼故郷・東北の再生願って

 

時事通信の定期刊行物の「カラムコラム」は週1回1200字のコラム。シコシコ書いて40年、お堅い政治・経済・外交だけではなく、読書・映画、音楽などソフトなカルチャーも含めテーマは森羅万象、マルチ・エッセイたる所以である。数年に一度、1冊にまとめているが、今回、タイトルを『東北への眼差し』としたのは、大震災で被害を受けた出身地・東北の再生を願い、「帰りなんいざ、田園まさに蕪れんとす」の思いもだし難く―。
愛育社 / 0円 / ISBN 4750004022

■桜守三代 佐野藤右衛門口伝

鈴木 嘉一(読売新聞出身)



▼三代にわたる「桜道楽」の系譜
 

「桜は守りをせな、手入れではあきませんのや……」。京都市で造園業を営む16代目佐野藤右衛門さんは、全国の名桜や老桜を見守る「桜守」として名高い。パリのユネスコ本部や京都迎賓館の日本庭園などを手がけながら、祖父の代から始めた名桜の保存・育成活動を受け継いでいる。昨春、23回連載した聞き書きを基に、自ら「阿呆の相続」と呼ぶ系譜をたどるノンフィクション。日本人と桜のかかわり、桜の文化史、桜から見た昭和史・戦後史も書き込んだ
平凡社新書 / 0円 / ISBN 4582856349

■兵隊先生 沖縄戦、ある敗残兵の記録


松本仁一(朝日新聞出身)

▼敗残兵と沖縄県民の友情 1945年の沖縄。部隊が全滅し、瀕死の重傷を負った日本兵が、地元の人々に助けられて避難民キャンプにかくまわれた。そこで彼は「比嘉」と姓を変えてキャンプの学校の先生になり、子どもたちを育てていく。「沖縄を踏みにじった日本」vs「踏みにじられた沖縄」という構図でとらえられる沖縄戦だが、その裏には、「国家に踏みにじられた兵卒」と「踏みにじられた沖縄県民」の友情と信頼の関係もあった。


新潮社 / 0円 / ISBN 4103321113

■「安南王国」の夢 ベトナム独立を支援した日本人

牧 久(日本経済新聞出身)


▼ベトナム独立の夢にかけた男たち 戦争と革命、夢と挫折。100年にわたる日越交流秘史。大南公司創業者、松下光廣。明治末、故郷の天草からベトナム(仏印)に旅立ち、一大商社を築いた彼が出会ったのは、フランスの苛烈な支配に喘ぐベトナム民衆の姿だった。独立闘争のために日本に亡命してきた「安南の王子」クオン・デを、密かに支援し続けた松下を中心にした日本人たち。歴史の裏に埋もれたベトナム独立の夢にかけた男たちを追ったノンフィクション。以上が出版社の宣伝文句です。
ウエッジ社 / 0円 / ISBN 4863100949

■春夏秋冬 鎌倉めぐり

宮田一雄(産経新聞編集委員)

渡辺照明(産経新聞写真報道局長)


▼鎌倉の魅力を凝縮 中世から近代を経て現在に至るまで、鎌倉の町を歩いていると、長い時間の蓄積があちらこちらに顔をのぞかせる。横浜に住みながら週末になると写真を撮りに鎌倉を訪れる渡辺照明と鎌倉在住の宮田一雄の二人がSANKEI EXPRESS紙で続けている連載は、あれが面白い、ここに行ってみようと町中を歩き回っているうちに4年が過ぎてしまった。振り返ってみればこの間、最も精力的に仕事をしたのは週末だったようにも思う。その鎌倉の魅力を凝縮した一冊です。


新人物往来社 / 0円 / ISBN 4404041543

■世界が日本のことを考えている 3・11後の文明を問う──17賢人のメッセージ 共同通信社取材班

杉田弘毅(共同通信編集委員)

 
▼地球を揺さぶった大震災 共同通信の記者たちが世界を歩いて問い続けた「東日本大震災は人類にどんな意味を持つのか」のインタビュー17編を書籍にしました。アントニオ・ネグリ、フランシス・フクヤマ、ベネディクト・アンダーソン、バルガス・リョサ、レベッカ・ソルニット、アピチャッポン・ウィーラセタクン、鄭浩承など、時代と向き合う賢人たちの言葉はいずれも刺激的で意表を突き、震災は日本だけでなく地球を激しく揺さぶったことを実感させます。


太郎次郎社エディタス / 0円 / ISBN 4811807545

■メディアとジャーナリズムーこれから学ぶ人のために

山本泰夫(産経新聞出身)

 

 

わかりやすく、コンパクトな入門書 大学でメディア論やジャーナリズム論を教えているが、意外にわかりやすい教科書がないことに気がついた。メディアを論じた本はたくさんあるが、これから学ぼうという若者にとっては、現状批判ばかりで難し過ぎる。それでは自分で書こうと、2年がかりで新聞、テレビ、出版などメディアの歴史や課題を分かりやすく、コンパクトにまとめてみた。後半では調査報道などについても触れた。教科書、入門書として最適、とPRさせていただこう。


産経新聞出版 / 0円 / ISBN 4863060890

■大村智 2億人を病魔から守った化学者

馬場錬成(読売新聞出身)



異色の化学者の実像を記録
  夜間高校の教師から研究者に転じ、世界トップの化学者になった大村智博士の実録伝記である。静岡県の土壌から見つけた細菌産出の化学物質が、盲目になるオンコセルカ症から守る抗寄生虫薬となり、熱帯地方の2億人の人々を毎年守っている。書いた論文約1000報のほとんどは英文。国内より海外でよく知られており、ノーベル賞に最も近い一人である。美術品にも造詣が深く、女子美術大学理事長も務める異色の化学者の実像を記録したものだ。


中央公論新社 / 0円 / ISBN 4120043266
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