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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■朝日新聞の危機と「調査報道」 原発事故取材の失態
谷 久光(朝日新聞出身)
▽原子力村の構造悪に調査報道で迫ろう
福島第一原発で起きた地震と津波による炉心溶融事故に際し、大手メディアが誰一人として事故現場を取材していない。フリーが防護服姿で建屋内に潜入しているのにである。 朝日が大本営発表を垂れ流して、一次情報もルポも調査報道もゼロに近かったのはなぜか。東京報道局の現役記者に聞いた。「決死隊を」の局内からの声に、トップが記者の御身大事と政府規制に従ったからだ。歴史的失態を衝き、原子力村の構造悪に調査報道で迫るよう訴える。同時代社 / 0円 / ISBN 4886837247
■東日本大復興 東北の復興で日本経済はよみがえる KHB東日本放送編
伊藤裕造(東日本放送会長 元朝日新聞)
KHB東日本放送 / 0円 / ISBN 4990493176
■新エイズ予防指針と私たち―続けよう、HIVとの闘い エイズ予防財団編
宮田 一雄 産経新聞特別記者
わが国のエイズ政策は、感染症法が施行された1999年以降、同法に基づくエイズ予防指針に沿って進められています。「予防」と銘打ってはいても、エイズの原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した人たちへの支援や医療提供体制、偏見・差別の解消までを含む総合的な政策指針です。世界のエイズの流行が30年の節目を迎えた昨年、ほぼ1年がかりで見直しが進められ、厚労省は今年1月、改正指針を告示しました。エイズの流行はいまも続いています。社会の関心が薄れれば流行が下火になるわけではないのですが、えっ、そんな指針があったのと驚かれる方も多いはず。改正指針の概要と背景、最近のエイズ対策の現場の動きを分りやすく報告しました。
連合出版 / 1円 / ISBN 4897722705
■今だから言えること 歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影
国正武重(朝日新聞出身)
▽歴代総理の生身の姿に肉薄
電子書籍に挑戦した。朝日新聞政治記者時代に行った歴代首相へのインタビューや、オフレコも含めたおびただしい量の取材記事をもとに執筆した政治ドキュメントである。初めて明かす内幕や秘話もある。時に翻弄する歴代総理の生身の姿に肉薄した文章から、日本政治の光と影が浮かびあがる。インターネットストアでどうぞ。http://www.artislong.jp/works/ima.html
電子書籍版 / 0円 / ISBN
■テレビは何を伝えてきたか 草創期からデジタル時代へ
植村鞆音(テレビ東京出身)
▽民放60年のオーラルヒストリー
本書は一昨年から今年にかけて民放連の機関誌「月刊民放」に連載された座談シリーズ「放送の未来に向けて」の再編集、文庫版である。内容は番組を中心とした民放60年のオーラルヒストリー(口伝)。私は聞き手で、主役の語り部は大山勝美さんと澤田隆治さん。草創期以来テレビ番組の制作に関わり続けたおふたりの証言は鮮やかにテレビ文化の盛衰を浮き彫りにしている。私にとっては長い間世話になったテレビ界への遺言の意味もある。ちくま文庫 / 0円 / ISBN 4480429573
■風と風車の物語──原発と自然エネルギーを考える
▽風のエネルギーの可能性
論創社 / 0円 / ISBN 4846011496
■生きてやろうじゃないの! 79歳・母と息子の震災日記
武澤忠(日本テレビ・チーフディレクター)母・武澤順子との共著
▽家族の絆の物語
青志社 / 0円 / ISBN
■昭和、平成を「食」とともに歩んだ 岸朝子の命の食卓
人気テレビ番組「料理の鉄人」の審査員をつとめ、「おいしゅうございます」で一躍有名になった岸朝子さん。88歳の今も、食ジャーナリストとして活動を続けている。専業主婦だった岸さんは、30歳を過ぎてから料理記者になり、以来、日本の食を見つめてきた。様変わりした食の話はもとより、記者生活の体験談が面白い。「鍋釜記者」と揶揄されながらも、歩いて、自分の目と舌で確かめ、わかりやすく伝えることに腐心した。時代や追いかけるテーマは違っていても、記者の心は共通だと感じさせられる。「料理の鉄人」の裏話も楽しい。
主婦の友社 / 0円 / ISBN 4072841676
■欧州のエネルギーシフト
▽エネルギー革命最前線の現場報告
「3・11」を機に日本ではエネルギー政策が論争テーマになったが、欧州では1970年代からエネルギー問題は市民運動の焦点だった。ただ国民投票で脱原発を決めたスウェーデンに今なお、10基の原発が稼働しているように、脱原発実現には周到な政策的準備が必要だ。原発依存から脱却しようとする日本に何が必要か。ドイツや北欧などの現場ルポからヒントを得ていただきたい。
岩波新書 / 0円 / ISBN 4004313708
■喪われたレーモンド建築 東京女子大学 東寮・体育館 東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会編
報道する立場で長年働いたこともあって、多種多様な運動を見るとき常に距離をおいて観察する癖が身についていた。それが6年前、母校東京女子大学キャンパス内の歴史的建造物を解体する計画が公表されると、突如自分が言いだしっぺになり、渦中に立ってしまった。素人集団が仲間を募り、建築史や構造学などの専門家に支援を仰いで、微力を尽くしたが、ついに不首尾に終わった行動の顛末を綴った報告書である。人口減少社会での大学の経営問題がからんでスクラップ&ビルドでの対応例は多い。立派な中層ビルの快適な大教室で、学生はどんな空間の記憶を抱いて巣立つのだろうか。今も考えさせられている。
工作舎 / 2円 / ISBN 4875024436