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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■米中冷戦と日本─激化するインテリジェンス戦争の内幕

春名幹男(共同通信出身)
 
▽インテリジェンスの深い意味
 
 オバマ米大統領は現実主義者で、秘密主義者です。実は米国は、中国の覇権拡大を抑える戦いで成果を挙げています。
 ミャンマーの民主化は「脱中国」とともに動き、中国への重要な石油供給国だったスーダンから油田のある南スーダンが米国の支援で分離独立、石油輸出が停止しました。しかし、オバマ政権が成果を誇示しないのはなぜか。
 日米中関係をインテリジェンスを基本に把握し、日本独自の立場について考えたい。

PHP研究所 / 1680円 / ISBN 4569808360

■中華万華鏡

辻 康吾(毎日新聞出身)
 
▽中国人も分からぬ
 
 「中華万華鏡」の姿 ある時は革命国家、ある時は開発途上国、ある時は世界の工場──外から見た中国の姿は目まぐるしく変わるし、その内実も千変万化、一体中国ってなんなんだろう。「中国は大変複雑で分からないでしょう」と中国の友人が同情してくれたので、「中国人も分からぬことを外国人の私が分かるわけがないでしょう」と答えた。そんな中国をなんとか分かろうと書き綴ったのが本書である。いろいろ書いてみたので、万華鏡の楽しさを味わっていただきたい。

岩波現代文庫 / 1071円 / ISBN 4006032501

■卒翁 回想の旅日記

田中洋之助 (毎日新聞出身)
 
▽心に残る旅を記して

 題して「卒翁回想の旅日記」。趣味は?と問われたとき多くの日本人は読書と並んで旅行をあげるのではないか。
 昔、ギリシャの哲人は「美しかな回想、人生はその大半を回想のうちに過ごすものなり」と喝破したが、旅を回想というスタイルで書き上げたのが良かったのではないかと思っている。率直にいって日本人の神風旅行の中で毎日、日記を書くのはしんどい仕事である。60代、70代だからできたのだろう。90歳のいまではお手上げだ。


自費出版 / 円 / ISBN

■尖閣、竹島、北方四島―激動する日本周辺の海(増補新版)

中名生正昭(読売新聞出身)

▽領土問題の背後にある世論

 日本周辺の領土問題を憂え2010年刊行した『尖閣、竹島、北方四島』を最近の安倍晋三、習近平体制にも触れ増補新版としました。すでに1996年小著『北方領土の真実』、97年『アジア史の真実』で指摘したように尖閣、竹島、北方四島が日本国有の領土である理由、相手国の主張と根拠も含め歴史的、国際法的観点から考察しました。領土問題について政府は国民の意識、世論を無視できません。その世論の基盤となる相互理解の形成を解決の道としたいものです。


南雲堂 / 0円 / ISBN 4523265143

■グローバル知の仕掛け人―もう一つの国際関係論

小池 洋次(日本経済新聞社出身)

▽チェンジメーカーの秘密に迫る

 自らのアイデアで世界に大きな影響を与えた人々の魅力と秘密に迫ってみたいという思いで作りました。取り上げたのは、ノーベル賞を受賞したモハマド・ユヌス氏や、ソフトパワー論で知られるジョセフ・ナイ氏ら16人です。筆者が必ず会い話を聞くという条件を自分に課しましたので、結構しんどい作業でした。副題にも付けましたが、人物を軸にした国際関係論でもあります。日本がグローバルな「知の仕掛け人」を輩出することを願ってやみません。


関西学院大学出版会  / 0円 / ISBN 4862831273

■外交プロに学ぶ 修羅場の交渉術

伊奈 久喜(日本経済新聞特別編集委員)
 
▽言葉を武器とした交渉

 言葉の意味を辞書にさかのぼって政治・外交を解説するウイリアム・サファイアのコラムが好きだった。言葉はジャーナリズムだけの武器ではない。政治・外交とは要するに言葉を武器とした交渉であり、他者を説得しようとする営みである。ビジネスの現場も同じだろう。外交の世界をのぞきながら得た話を題名のような切り口で整理してみた。サファイアがあらわした「政治辞書(Safire's Political Dictionary)」に比べれば、恥ずかしいほど薄い。


新潮新書 / 0円 / ISBN 4106104946

■中国危機─巨大化するチャイナリスクに備えよ

八牧 浩行(時事通信出身)

▽急拡大する中国─日本の取るべき道

 一触即発の危機に直面する日中関係。「尖閣海域を平和友好の海にしたい」との思いで書き下した。隣り合う世界第2、第3の経済大国は、偏狭なナショナリズムを排除し、平和と繁栄を共有するという大局に立ち、領土問題というトゲを一刻も早く抜かなければならない。その方策は何か?経済、軍事面で急拡大する「異形の大国」中国の光と影をえぐり出し、日本の国・企業・個人の取るべき道を提案したつもりです。


あさ出版 / 0円 / ISBN 4860635728

■「経済大国」中国はなぜ強硬路線に転じたか

濱本 良一(読売新聞出身、国際教養大学教授)

▽自制を逸したかのような巨龍の背景を探る

 尖閣問題を巡る中国の対応は、大方の日本人の想像を超える激烈なものだった。経済力と軍事力を増強させ、自信に満ちた中国が、歴史的怨念をも晴らそうとしている点に問題の深刻さがある。本著は公式報道を中心にして、過去数年間の中国の動きを追ったもの。ジグゾーパズルを合わせる作業のように事実を丹念かつ克明に積み上げ、中国政治・社会の実相に迫った。習近平・新政権に代わったが、その構造に変化はないだろう。


ミネルヴァ書房 / 0円 / ISBN 462306347X

■善人はいない。一人もいない。─この社会はモラルを取り戻せるのか

秋山 哲(毎日新聞出身)

▽私の幸福」と「他人の幸福」は両立するのか


 東日本大震災で日本人の規律正しさが世界の注目を集める一方で、政官財界から一般社会にいたるまで、モラルの欠如が広まっている。そこで、人間の発生以来、求め続けられてきたモラルとは何なのか、それをふり返りつつ、現代社会を考える本である。私も他人も幸せになるモラル的社会は実現できるのだろうか。モラルの専門家ではないが、ある専門学校で3年間担当した「現代社会とモラル」という講義をベースにして執筆した。


文芸社セレクション / 0円 / ISBN 4286130487

■田中角栄─戦後日本の悲しき自画像

早野 透(朝日新聞出身)


▽取材メモ再現 角栄一代記


田中角栄が世を去って20年、いつまでも懐かしさが去らない。番記者だった私の取材メモを再現して、角栄一代記を書いた。


書き始めたら、角栄が勝手に動き始めて、新書としては厚すぎる本になってしまった。角栄は喜劇だったのか悲劇だったのか、私は悲劇だったように感じている。


「番記者」というと政治家とマスコミの癒着のように思われている昨今の風潮に一矢報いたく、「角栄本」をまた一冊付け加えた。



中公新書 / 0円 / ISBN 412102186X
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