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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■外交プロに学ぶ 修羅場の交渉術

伊奈 久喜(日本経済新聞特別編集委員)
 
▽言葉を武器とした交渉

 言葉の意味を辞書にさかのぼって政治・外交を解説するウイリアム・サファイアのコラムが好きだった。言葉はジャーナリズムだけの武器ではない。政治・外交とは要するに言葉を武器とした交渉であり、他者を説得しようとする営みである。ビジネスの現場も同じだろう。外交の世界をのぞきながら得た話を題名のような切り口で整理してみた。サファイアがあらわした「政治辞書(Safire's Political Dictionary)」に比べれば、恥ずかしいほど薄い。


新潮新書 / 0円 / ISBN 4106104946

■中国危機─巨大化するチャイナリスクに備えよ

八牧 浩行(時事通信出身)

▽急拡大する中国─日本の取るべき道

 一触即発の危機に直面する日中関係。「尖閣海域を平和友好の海にしたい」との思いで書き下した。隣り合う世界第2、第3の経済大国は、偏狭なナショナリズムを排除し、平和と繁栄を共有するという大局に立ち、領土問題というトゲを一刻も早く抜かなければならない。その方策は何か?経済、軍事面で急拡大する「異形の大国」中国の光と影をえぐり出し、日本の国・企業・個人の取るべき道を提案したつもりです。


あさ出版 / 0円 / ISBN 4860635728

■「経済大国」中国はなぜ強硬路線に転じたか

濱本 良一(読売新聞出身、国際教養大学教授)

▽自制を逸したかのような巨龍の背景を探る

 尖閣問題を巡る中国の対応は、大方の日本人の想像を超える激烈なものだった。経済力と軍事力を増強させ、自信に満ちた中国が、歴史的怨念をも晴らそうとしている点に問題の深刻さがある。本著は公式報道を中心にして、過去数年間の中国の動きを追ったもの。ジグゾーパズルを合わせる作業のように事実を丹念かつ克明に積み上げ、中国政治・社会の実相に迫った。習近平・新政権に代わったが、その構造に変化はないだろう。


ミネルヴァ書房 / 0円 / ISBN 462306347X

■善人はいない。一人もいない。─この社会はモラルを取り戻せるのか

秋山 哲(毎日新聞出身)

▽私の幸福」と「他人の幸福」は両立するのか


 東日本大震災で日本人の規律正しさが世界の注目を集める一方で、政官財界から一般社会にいたるまで、モラルの欠如が広まっている。そこで、人間の発生以来、求め続けられてきたモラルとは何なのか、それをふり返りつつ、現代社会を考える本である。私も他人も幸せになるモラル的社会は実現できるのだろうか。モラルの専門家ではないが、ある専門学校で3年間担当した「現代社会とモラル」という講義をベースにして執筆した。


文芸社セレクション / 0円 / ISBN 4286130487

■田中角栄─戦後日本の悲しき自画像

早野 透(朝日新聞出身)


▽取材メモ再現 角栄一代記


田中角栄が世を去って20年、いつまでも懐かしさが去らない。番記者だった私の取材メモを再現して、角栄一代記を書いた。


書き始めたら、角栄が勝手に動き始めて、新書としては厚すぎる本になってしまった。角栄は喜劇だったのか悲劇だったのか、私は悲劇だったように感じている。


「番記者」というと政治家とマスコミの癒着のように思われている昨今の風潮に一矢報いたく、「角栄本」をまた一冊付け加えた。



中公新書 / 0円 / ISBN 412102186X

■女性記者─論説委員室の片隅で

千野 境子(産経新聞出身)


▽元論説委員長45年間の記者人生


前半「私の記者人生」は書き下ろしました。46年前、大学の就職課で「男子に限る」新聞社ばかりの中、唯一見つけた「女子も可」の産経新聞との運命的?出会いに始まり今日まで。丸谷才一氏の『女ざかり』よろしく、知られざる論説委員室の紹介や論説委員長になって間もない歴史教科書をめぐる朝日新聞社説との論戦の舞台裏も、ちょっぴり〝本邦初公開〟です。後半「論説委員の仕事」は過去7年ほどの一面コラム「遠い響近い声」などから43本を再録しています。


産経新聞出版  / 0円 / ISBN 4863060998

■ゼロからの古代史事典

壱岐 一郎(九州朝日放送出身)


▽日本古代史通史


古代史研究者・藤田友治教諭急死を受けて伊ケ崎淑彦との主編著刊行。岩波古代史に対するカウンター市民派史学(ひとり考古学プロ)14人執筆。関東在住2人、関西在住12人、北部九州・長期調査経験は2人。


巨大古墳と岡山から北部九州の広大山城20基以上を並列的にとらえた。紫式部や西園寺公望が批判した日本書紀を徹底批判、前3世紀の徐福集団渡来、6世紀の倭国、扶桑国を正面から肯定した、通史事典。



ミネルヴァ書房 / 0円 / ISBN 4623050572

■大統領でたどるアメリカの歴史

明石 和康(時事通信解説委員長)


▽米大統領のリーダーシップに焦点


4年に1度の米大統領選挙の年は、アメリカを考える良いチャンス。ブッシュ(共和)とゴア(民主)の対決になった2000年大統領選の大混乱を取材して、選挙の仕組みを不思議に思い、先の展開を予測するために憲法も詳しく読んだ。その経験を生かしつつ、建国から南北戦争、大恐慌、そしてレーガンやオバマの時代までを歴代大統領のリーダーシップに焦点を合わせてたどってみたい。そんな思いで書き綴った若者向けの本です。



岩波ジュニア新書 / 0円 / ISBN 4005007236

■政治家の胸中 肉声でたどる政治史の現場

老川 祥一(読売新聞グループ本社取締役最高顧問)


▽歴代首相の肉声に迫る


 読売新聞政治部に1970年に配属されて以来、実際に見聞きした歴代首相らの肉声や取材秘話を通じて戦後政治史を総括しました。佐藤政権以降の「三角大福中」による権力闘争、「安竹宮」の時代、五五年体制の崩壊、そして民主党政権に至るまでを書き下ろしたものです。混迷を深める民主党政権の課題なども指摘しています。政治家のあるべき姿や政治を考える一助になれば幸いです。若い記者にもぜひ読んでいただきたいと思います。



藤原書店  / 0円 / ISBN 4894348748

■江戸しぐさ事典

桐山勝編著(日本経済新聞出身)


▽江戸しぐさとその背景

江戸の豪商たちが生み、江戸の人々が育んだ「江戸しぐさ」とその背景にある江戸の暮らし、文化、芸能、政治、経済などについてまとめた。子育て、人財教育、マーケティング、経営理念、リーダー学など江戸しぐさが培ったビジネス哲学とノウハウは実に様々。


約430語、図版50点を収録した。「知る」「考える」「磨く」「育てる」「楽しむ」「しぐさ」など関連項目を拾い読みするうちに、全容が見えてくる。新生児を持つ親、新社会人、企業幹部などの読者別索引も付けた。



三五館 / 0円 / ISBN 4883205665
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