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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■ゴーンさんが学んだ日本的経営

長谷川洋三(日本経済新聞出身)


日産改革の徹底検証 ゴーン本というより日本的経営を改めて考える本である。筆者は日経時代から自動車業界を中心に長年企業取材をしており、ゴーンの着任直後から12年にわたって密着取材をしてきた。そのインタビュー記録や関係者の証言を丹念に積み上げ、ゴーンが学んだ日本の経営の強みと日本が学ぶべき経営の課題を浮き彫りにした。トヨタ自動車の大量リコール問題の教訓なども織り込みながらトヨタとの企業文化の違いなどにも踏み込んでおり、日本企業を支えてきた「家の文化」のこれからのあり方を考えるうえでも面白く読める。


日経ビジネス人文庫 / 0円 / ISBN 4532196043

■国が共犯! 日中米4大謀略事件+3・11

壱岐一郎(九州朝日放送出身)



元テレビ記者が国家犯罪を追う テレビの側から新聞の人にぜひ言っておきたいというのが本音。満州事変の年に生まれ、東京で真珠湾攻撃を知り、松川列車転覆の前後に金沢から仙台に遊学、控訴審にかかわる。


福岡でケネディ暗殺を疑い、9・11前年に沖縄からダラスを訪問、現場に立つ。9・11では先輩の令息が犠牲に。「同時多発テロ」はアラブ青年だけの犯行か、3大事件と対比、疑い続ける。


かもがわ出版  / 0円 / ISBN 4903882381

■最後の民権政治家 立川雲平

田川 五郎(読売新聞出身)


埋もれた手記を発掘 最近、親類の家で自由民権運動に取り組んだ人の手記を発見しました。読んでみると、波乱に満ちた生涯だけでなく、希望に溢れた明治といふ時代が生き生きと描かれてゐるのに驚嘆しました。遠い昔の親族に、かういふ人がゐたことをはじめて知り、その評伝を書く気になつたのです。


四百部ほど刷り、関係者に配布したところ、意外に反響があつたので、意を強くしてクラブの書棚に置かせていただいた次第です。少々残部がありますので、ご希望があれば贈呈いたします。

(非売品)


 / 円 / ISBN

■東電帝国 その失敗の本質

志村嘉一郎(朝日新聞出身)


東電の仮面をはぐ 東日本大震災で、東京電力福島第一原子力発電所が破壊された。8万人もの住民が追い出され、巻き散らされた放射性物質による被害は、とどまるところを知らない。東京電力は、想定外の事故として、補償金の大半を税金と電気料金値上げでまかなおうとしている。38年前に電力担当になり原発安全神話を信じ込まされてきた筆者は、大震災後の東電の経営者の対応が、あまりにも驕りに満ちたものであると感じた。「東電の仮面をはがねば」と思ったのが、この本を書く動機だった。


文春新書 / 0円 / ISBN 416660810X

■絵筆のナショナリズム フジタと大観の〈戦争〉

柴崎 信三(日本経済新聞出身)


美術をめぐる歴史の神話作用 日本画壇の巨匠とされる藤田嗣治と横山大観が戦時中、「彩管報国」と呼ばれる戦争プロパガンダ美術の指導的立場にあったことは、これまでも知られてきたことですが、戦後の二人が祖国での「追放」と「復活」という、対照的な道を歩んだ背景を国民の美意識と社会のかかわりのなかで考えてみたものです。

虚心に作品と向き合うことから美術をめぐる歴史の神話作用の一端を浮き彫りにする、という意図を読みとっていただければ幸いです。


幻戯書房 / 0円 / ISBN 4901998765

■ロシア革命で活躍したユダヤ人たち-帝政転覆の主役を演じた背景を探る 

中澤孝之(時事通信社出身)

革命100周年を念頭に執筆 6年後のロシア革命100周年を念頭に執筆した。この世紀の革命は「ユダヤ人の革命だった」ことを、トロツキーら有名無名のユダヤ人革命家一人ひとりの生涯を調べたうえで、立証した。取り上げた「非ユダヤ的ユダヤ人」は約500人。彼らが革命運動に走った動機、19世紀5人のツァーリのユダヤ人政策、最後の皇帝ニコライ2世一家の虐殺犯はユダヤ人一味、ラスプーチンのユダヤ人秘書の暗躍、秘密警察のユダヤ人革命家たちの苛酷な運命など。興味あるエピソードを盛り込んだ読み物に仕上げた。


角川学芸出版 / 4円 / ISBN 4046537515

■国家と政治-危機の時代の指導者像

田勢康弘 日本経済新聞客員コラムニスト
 

この国のすべてが変わるために かなり前から出版の話があったが、どうも最後の筆が進まなかった。何か大変なことが起こるのではないか、という漠然としたいやな予感があった。あっこれだ、と大震災で思った。被災地へ行き、同時にこの国の危機管理、原発政策等を徹底的に取材し、結局、本の3分の1を新たに書いた。この国のすべてが変わるために、この機会を活かさなければ、という思いを込めたつもりである。


NHK出版新書349 / 819円 / ISBN 4140883499

■ウィリアム王子とケイト・ミドルトン

渡辺みどり(日本テレビ出身)

新プリンセスに注目 ダイアナ妃の忘れ形見、ウィリアム王子の結婚相手は、学友ケイト・ミドルトン。王子はケイトを含めた4人でのルームシェアを提案・実行した。9年の交際を実らせてのゴールイン。


新プリンセス、ケイト妃はどんな女性か。婚約指輪は亡き母の形見だ。6月には初の海外公務、カナダ公式訪問が待つ。王家継続の努力を続ける世界一の旧家英王室にとって、ケイト妃は初の大学卒の嫁だ。来年は女王陛下の在位60年、ロンドン五輪とお祝い事が続く。ご一読をお勧めしたい。


新人物往来社文庫 / 0円 / ISBN 4404040008

■ジャーナリズムに生きて─ジグザグの自分史85年

原 寿雄(共同通信出身)


自己流ジャーナリズム哲学 大正デモクラシーの末期、小作農家に生まれた私の昭和前史は、軍国主義一筋だった。戦後は自由を求めて記者への道を選び、「すべてを疑え」「いい答えはいい質問から」をモットーに、ジャーナリズムのあり方を模索し続けた。本書はそんな自分史の苦い記録である。


警察の謀略による菅生冤罪事件の教訓、「デスク日記1~5」の狙いや新聞・放送の第三者委の問題点を指摘、最後に自己流のジャーナリズム哲学21カ条をまとめてみた。


岩波現代文庫 / 0円 / ISBN 4006032129

■気骨の人 城山三郎

植村 鞆音(テレビ東京出身)


少年のような無垢な人柄を 晩年親しくしていただいた城山三郎さんの評伝を書き終えた。7年前サラリーマンを辞めて著述業を目指したが、著作はこれが4作目である。第1作が伯父の評伝『直木三十五伝』、第2作が父の評伝『歴史の教師 植村清二』、第3作が老人と若いOLの恋を描いた小説『夏の岬』。


量の点からいってやや不満足だが力量不足なので仕方がない。文学の素養の乏しい私は、この評伝では、城山さんの文学は思いきり切り捨て、人物を掘りさげることを心がけた。あの少年のような無垢な人柄が描けていればいいのだが。


扶桑社 / 0円 / ISBN 4594063969
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