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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■大統領でたどるアメリカの歴史

明石 和康(時事通信解説委員長)


▽米大統領のリーダーシップに焦点


4年に1度の米大統領選挙の年は、アメリカを考える良いチャンス。ブッシュ(共和)とゴア(民主)の対決になった2000年大統領選の大混乱を取材して、選挙の仕組みを不思議に思い、先の展開を予測するために憲法も詳しく読んだ。その経験を生かしつつ、建国から南北戦争、大恐慌、そしてレーガンやオバマの時代までを歴代大統領のリーダーシップに焦点を合わせてたどってみたい。そんな思いで書き綴った若者向けの本です。



岩波ジュニア新書 / 0円 / ISBN 4005007236

■政治家の胸中 肉声でたどる政治史の現場

老川 祥一(読売新聞グループ本社取締役最高顧問)


▽歴代首相の肉声に迫る


 読売新聞政治部に1970年に配属されて以来、実際に見聞きした歴代首相らの肉声や取材秘話を通じて戦後政治史を総括しました。佐藤政権以降の「三角大福中」による権力闘争、「安竹宮」の時代、五五年体制の崩壊、そして民主党政権に至るまでを書き下ろしたものです。混迷を深める民主党政権の課題なども指摘しています。政治家のあるべき姿や政治を考える一助になれば幸いです。若い記者にもぜひ読んでいただきたいと思います。



藤原書店  / 0円 / ISBN 4894348748

■江戸しぐさ事典

桐山勝編著(日本経済新聞出身)


▽江戸しぐさとその背景

江戸の豪商たちが生み、江戸の人々が育んだ「江戸しぐさ」とその背景にある江戸の暮らし、文化、芸能、政治、経済などについてまとめた。子育て、人財教育、マーケティング、経営理念、リーダー学など江戸しぐさが培ったビジネス哲学とノウハウは実に様々。


約430語、図版50点を収録した。「知る」「考える」「磨く」「育てる」「楽しむ」「しぐさ」など関連項目を拾い読みするうちに、全容が見えてくる。新生児を持つ親、新社会人、企業幹部などの読者別索引も付けた。



三五館 / 0円 / ISBN 4883205665

■志高く WORK HARDでがんばらなあかん 玉井義臣─あしなが運動のすべてを語る 「メディアウオッチ100」編

仮野忠男(毎日新聞出身)



 ▽戦後最大のファンドレイザー
 このブックレットは、あしなが育英会会長(元財団法人交通遺児育英会専務理事)の玉井義臣氏の半世紀におよぶファンドレイジング(募金活動)の軌跡をまとめたものである。

 これまで玉井氏は計900億円の義援金を集め、9万人以上の遺児の高校・大学進学を応援。今は3・11津波遺児やアフリカ・サブサハラ地域の遺児支援へと活動の幅を広げている。「戦後最大のファンドレイザー」「天才的な社会運動家」と評される玉井氏のすべてが、これでわかる──。


同時代社 / 0円 / ISBN 4886837301

■鄧小平秘録(文庫版)上下

伊藤正(産経新聞、共同通信出身)


▽鄧小平改革の虚実

1970年代末、鄧小平が毛沢東に代わり、二代目の“皇帝”に就いてから、中国の躍進が始まった。いまや世界第2の経済大国となり、米国支配に挑戦している中国。その急成長の謎を解き、中国の今後を占うカギは、鄧小平時代にある。2009年度日本記者クラブ賞受賞の連載記事をまとめた単行本の文庫版。長年中国報道に携わった経験と豊富な資料を生かし、鄧小平改革の虚実を描いた。産経中国総局の矢板明夫記者の解説を収録、薄熙来事件の背景を探った。



文春文庫 / 0円 / ISBN 416783815X

■日中の壁 日中ジャーナリスト交流会議編

北海道大学大学院教授 元読売新聞編集委員 藤野 彰


▽日中恐れるべきは無知と誤解

この5年ほど、日中の記者たちが両国間の懸案について本音で議論する日中ジャーナリスト交流会議に、日本側の一員としてかかわってきた。昨年9月までに両国で開いた会議は計6回。熱い舌戦の体験を踏まえ、日本側関係者15人が日中の現状と課題を論じたのが本書である。日中関係は不惑(国交40周年)を迎えたというのに、尖閣問題など摩擦が絶えない。書名には「お互いが壁を乗り越えるべく、対話を深め、知恵を絞らなければ」との思いを込めた。メディア報道は双方の国民感情に大きな影響を及ぼす。記者同士がきちんと話しあえずに、国民レベルの相互理解を望めるのか。隗より始めよ、である。恐れるべきは論争ではなく、無知と誤解であることを訴えたい。
築地書館  / 0円 / ISBN 4806714437

■敗戦真相記─予告されていた平成日本の没落 永野護・著

日本経済新聞出身 田勢 康弘


▽立ち往生する日本の姿を予言

「敗戦真相記」と題された古いコピーを手にしたのはもう一昔前のことだが、一読したときの衝撃は忘れられない。たくさんコピーして方々へ配った。なんとか書物にならないかという願いが叶ったのが10年前。ずいぶん評判になったが、やがて在庫がなくなってしまった。今回、改訂版が出た。敗戦に至った理由が、そのままこの平成の国家凋落につながっている。敗戦の翌月、しかも被爆地広島での講演録である。これほど幅広く、具体的に敗戦の原因を指摘した本はおそらくないだろう。東日本大震災、福島原発事故、普天間基地問題、オスプレイ配備、消費税、そして領土問題。いま立ち往生している日本の姿を67年前に予言しているかのようである。



バジリコ / 0円 / ISBN 486238191X

■切手が語るヴァイオリン

髙村壽一(日本経済新聞出身)


▽名器へのレクイエム 

戯れに世界の音楽関係の図案の切手を集めていたが、新興国も参入して多彩大量に発行されるので、あるときからヴァイオリン関係に限った。曲線美を誇るヴァイオリンの姿は見飽きない。中央アジアの草原で生まれ多様に進化しながら16世紀ころ完成され、以後基本的な形態、機能は変わっていない。約70種の切手を厳選して、カラーページに収録、さらに楽器の発展史、形状・構造、演奏者などに区分けし、それぞれに解説を加えた。アンティーク楽器には寿命がある。切手も実用面での存在がやがて問われるだろう。レクイエムを聴く思いで一本にした。



草場書房 / 0円 / ISBN 4902616491

■朝日新聞の危機と「調査報道」 原発事故取材の失態

谷 久光(朝日新聞出身)


▽原子力村の構造悪に調査報道で迫ろう

福島第一原発で起きた地震と津波による炉心溶融事故に際し、大手メディアが誰一人として事故現場を取材していない。フリーが防護服姿で建屋内に潜入しているのにである。 朝日が大本営発表を垂れ流して、一次情報もルポも調査報道もゼロに近かったのはなぜか。東京報道局の現役記者に聞いた。「決死隊を」の局内からの声に、トップが記者の御身大事と政府規制に従ったからだ。歴史的失態を衝き、原子力村の構造悪に調査報道で迫るよう訴える。
同時代社 / 0円 / ISBN 4886837247

■東日本大復興 東北の復興で日本経済はよみがえる KHB東日本放送編

伊藤裕造(東日本放送会長 元朝日新聞)


「仙台はバブルだそうですね」―東京へ行くとよく聞かれる。確かに消費は堅調だ。しかし、「復興バブル」という言葉でくくるのはどうだろうか。東日本大震災の復旧・復興に5年間で18兆円が投入される。この予算が、「食料基地」「環境・エネルギー基地」「新しい産業集積基地」の3つの有用性を兼ね備える東北に適切に配分されれば、日本経済の再生にもつながるのではないか。昨年5月から今年3月まで放送した、経済番組「東北ビジネス最前線」(08年スタート、月1回)の内容をまとめた。政財界のキーマンたちが、東北再生のチャンスを語る。地域に根ざすメディアとして、積極的に提言を続けたい。 
KHB東日本放送  / 0円 / ISBN 4990493176
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