マイBOOK マイPR

会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■全論点 人口急減と自治体消滅(時事通信社編)

北原斗紀彦(時事通信出版局代表取締役)  日本の人口は2008年の1億2808万人をピークに急速な減少局面に入った。日本創成会議の推計は、2040年に全国自治体の半数が消滅の危機に直面すると警告する。人口の急減と東京一極集中は地域コミュニティーをどのように変えてしまうのか。行政サービスや教育、福祉はどうなるのか。毎日の暮らしから国の安全保障に至るまで様々な論点を網羅し、「ふるさと生き残り」の条件を探った。  本書で記者は「消滅危機」の現場を歩き、町や村で何が起きているのか報告。増田寛也元総務相ら有識者37人、山田啓二京都府知事ら24自治体の首長が現状分析と対策の提言をした。この中で、社会学者の水無田気流氏は女性の出産・育児・就労を支援する「子ども優先型」の家族制度への転換を訴え、片山善博元総務相は政府が進める「地方創生」の弱点も指摘している。
時事通信出版局 / 3024円 / ISBN 4788713942

■知財立国が危ない(荒井寿光・馬場錬成著)

馬場 錬成(読売新聞出身) ▽知財ブームを振り返る 「知財立国」が叫ばれ、一種のブームのように言われてから10年たつ。あのころ、知財畑にいたプロ集団は「知財、知財とどこへ行っても叫んでいるが、これは知財バブルだ」とも言っていた。結局、言われたようにバブルだった。知財立国に変革ができないうちに、韓国、中国などはどんどん変革して、部分的には日本を追い抜いていった。なぜそうなったのか。ブームをホンモノにできなかった日本の特殊事情を検証したものであり、解決策も提言した。
日本経済新聞出版社 / 1944円 / ISBN 4532319854

■私は中国の指導者の通訳だった 中日外交 最後の証言(周斌著/加藤千洋・鹿雪瑩訳)

加藤 千洋(朝日新聞出身) ▽日中交流舞台裏の貴重な証言 翻訳書である。著者は1972年日中国交正常化交渉で大平正芳・姫鵬飛外相会談を担当した中国外交部通訳で、共同声明づくりに参加。歴史認識と台湾問題で行き詰まった交渉を打開したのは、大平が提案した万里の長城へ行く車中会談だった。大平が日中戦争中に目撃した中国民衆の惨状を語る言葉が姫の心に届き、声明文言での合意の流れができた。通訳していて著者も胸を打たれたという。周恩来や田中角栄、大平らの素顔、そして立ち会った数々の民間交流の舞台裏に触れる歴史的な証言集だ。
岩波書店 / 4536円 / ISBN 400061021X

■「三面楚歌」にようやく気づいた韓国

鈴置 高史(日本経済新聞編集委員) ▽韓国の気分はもう、中立 対立を深める米中間で、韓国は中立を決め込んでいます。「ミサイル迎撃ミサイル」を韓国に配備しようとした米国には難色を示しています。中国が「核攻撃の対象にする」と脅したからです。一方、中国が計画中のアジアインフラ投資銀行に参加しかけ、怒った米国から「同盟に影響が出るぞ」と止められました。「対中接近は右傾化する日本のせい」との言い訳も、もう効きません。韓国の「離米従中」を描いた第5弾です。
日経BP社 / 1512円 / ISBN 4822279081

■ソーシャル・イノベーション~思いとアイデアの力(小池洋次編著)

小池 洋次(日本経済新聞出身) ▽やる気になれば誰でもできる ホームレス支援の仕組みを考えた人、がん患者の社会復帰をサポートする人、そうした人々のネットワークを作る人、アドバイスをする人…。社会を良くしたい人たちの挑戦の記録をまとめてみました。ソーシャル・イノベーションは「社会の問題を解決するための革新」といった意味ですが、固く考える必要はありません。自分ができる範囲で少しでも貢献することが大事です。「思いとアイデアの力」を少しでも伝えることができたとすれば、これ以上の幸せはありません。
関西学院大学出版会 / 2592円 / ISBN 4862831826

■姫路城100ものがたり

中元 孝迪(神戸新聞出身) ▽気楽な〝お城のコラム〟 趣味が高じて歴史ものばかり書くようになって、足元の姫路城をまた取り上げた。なぜ白すぎるのか、そもそも城とは何かといった自問から発して新聞連載した短文100篇をまとめたもので、いわば〝お城のコラム〟。独特の建築美はもちろん、地政学的環境、城主の政治、城下町の人と暮らし―これらを総合理解することで初めて世界遺産姫路城の全体像が分かるという日ごろの思いを込めて綴った。平成の大修理を終え、3月27日にグランドオープンする姫路城をご覧になる方の軽いガイドにでもなれば…。
神戸新聞総合出版センター / 1728円 / ISBN 4343007804

■福島と原発3 原発事故関連死(福島民報社編集局)

円谷 真路(福島民報社報道部副部長) 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸4年が経過した。本書は平成26年度新聞協会賞を受けた福島民報紙上の連載「原発事故関連死 ふくしまからの訴え」を第1部として再構成し、収録した。24(2012)年11月29日付から81回にわたった連載で、県民が原発事故による避難生活などを強いられる中、命を落としていったという関連死の実情に迫った。  第2部は24年3月1日付からスタートした津波や地震による直接死の犠牲者を追悼する連載「あなたを忘れない」の一部を、第3部は23年4月7日付から始まった連載「今を生きる」の一部を再構成し、収録した。  本県ゆかりの作詞・作曲家、小椋佳さんは「本書を通じて、原発を抱えたことに起因する具体的で、鮮烈で、悲惨な事実を見よう・聞こう・知ろう、そして考えてみよう」と推薦文を寄せている。
早稲田大学出版部 / 3024円 / ISBN 4657150014

■食と農を見つめて50年 第4巻 喉元過ぎれば、では困る

中村 靖彦(NHK出身) ▽〝食の安全〟不祥事を斬る マックが売れ行き不振にあえいでいる。期限切れの食肉を使っていたことが原因である。「また繰り返す食品産業の不祥事」、背景はどこにあるのか?  経営者が「誰もがやっていること」として「対岸の火事」としか見ていないせいだろう。世間を揺るがすような事件になっても、喉元過ぎればで忘れてしまう。これではいけないと、長年にわたって食の安全・安心を取材してきた筆者が、過去を振り返ってまとめた一冊である。
農林統計協会 / 2376円 / ISBN 4541040077

■捏造の科学者 STAP細胞事件(須田桃子著)

長尾 真輔(毎日新聞科学環境部長) 理化学研究所が昨年1月、華々しく発表したSTAP細胞論文は、さまざまな疑義が上がった末に論文撤回、そして細胞自体の否定という科学史に残るスキャンダルに発展した。毎日新聞で朝夕刊の1面に記事が掲載された数は実に42回に及んだ。STAP騒動に揺れた2014年を振り返り、大きな「負の遺産」を検証するには格好の書と言えるだろう。  本書では、著者が一度は細胞の存在を信じながら、ネット上での情報をきっかけに同僚記者と共に徹底した関係者への取材や裏付け資料の入手を通じて真相に迫っていく。上梓後、直木賞作家の白石一文氏が自身のツイッターで「新聞の役割を再認識する上で必読」と評し、佐倉統・東大教授は中央公論書評欄で「刮目すべし。これが日本の科学ジャーナリズムの底力」と指摘するなど、新聞人の一人として大いに勇気づけられた。
文藝春秋 / 1728円 / ISBN 4163901914

■ピケティ入門 『21世紀の資本』の読み方

竹信 三恵子(朝日新聞出身) ▽アベノミクス切り口に解説 経済成長すれば格差は自然に縮小する―。フランスの経済学者、トマ・ピケティの『21世紀の資本』は、そんな予定調和的な主流の経済理論に、「格差は放置すれば自然に拡大する」と冷や水を浴びせ、話題になった。ただ最近の日本では、話題の理論が都合よくねじまげられることが増えている。そんなことにならないよう、英語版をもとに、日本語版とほぼ同着の出版を目指した解説書が本書だ。  友人の女性たちからの「私たちにも理解できる解説を」という声も背中を押した。アベノミクスという身近な問題を切り口に解説してみた。「おかげでピケティ来日の際、その発言の意味がよくわかった」という読者の言葉がなによりうれしかった。
金曜日 / 1296円 / ISBN 4865720006
前へ 2026年02月 次へ
1
2
5
6
7
8
10
11
14
15
19
20
21
22
23
26
28
ページのTOPへ