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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■今だから言えること3 歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影
電子書籍版 / 350円 / ISBN
■中国が愛する国、ニッポン
八牧 浩行(時事通信出身)
▽中国庶民の率直な思い
日中両国の相手国に対する国民感情は最悪の状態。こんな時に必要なのは、旅行や留学などによる相互交流であり、正確な情報や本当の考え方が相手に伝わること。「たった5日間の旅行が私を変えた」「日本の小学校で見た忘れられない光景」「日本は窮地に救いの手―この差は何だ!」「世界が驚く日本の〝当たり前〟」など興味深い50のコラムを収載。日本人と同じ悩みや喜びを持つ中国庶民の新鮮な驚きや包み隠しのない心情が込められている。中国の若者世代には日本アニメを好む人が多く、訪日旅行客も急増。本当の日本を知れば知るほど「夢の国、日本」と認識し、日本人と仲良くしたいと思うようです。
竹書房 / 980円 / ISBN 4801900429
■坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える
日本人初のアカデミー作曲賞受賞者で、環境問題にも関心が高い音楽家の坂本龍一さんが、菊池寛賞や日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞などを受賞して定評のある本紙原発報道に携わってきた記者たちと討論した。テーマは、原発や政治をめぐる問題や、相手の心を開かせる伝え方。東京新聞(中日新聞東京本社)で昨年末に行ったその討論の内容に、原発問題の現状が分かる解説を加えてまとめた。「二つの意見があったら、人は信じたい方を信じる」「『正しいことを言ってるんだから聞けよ』という言い方ではダメ」など、討論の中で特に印象深かった坂本さんの言葉もピックアップ。さらに、書籍化に当たって坂本さんが呼び掛け、村上龍、内田樹、國分功一郎、津田大介、堀潤の5氏が寄稿したコラム「メディアに求めるもの」も収録。東日本大震災以降のメディアの在り方を考察し、今後についても展望する1冊となっている。
岩岡 千景 東京新聞文化部
東京新聞編集局 / 900円 / ISBN 4808309963
■韓国人の研究
黒田 勝弘(産経新聞ソウル駐在客員論説委員)
▽韓国に〝長居〟できる秘訣
1973年、金大中拉致事件が起きた後、日本の韓国叩きはすごかった。これを第1次反韓ブームとするなら現在は第2次反韓ブームか。前回は「金大中だけが韓国ではないだろう」と韓国留学を思い立ち、今回は「反日だけが韓国ではないよ」と、この本を書いた。「反日」の腹いせに韓国のマイナスばかりあげつらうのは「日本の韓国化」みたいで見苦しい。反韓ストレス解消の流儀を教えます。
角川学芸出版 / 800円 / ISBN 4046534273
■緊急報道写真集「2014・9・27 御嶽山噴火」
紅葉期の週末、御嶽山(長野・岐阜県境、3067㍍)の山頂付近にいた人のうち、誰があの噴火を想像していただろうか。9月27日午前11時52分。突如噴き出した岩、熱風が登山者を襲い、57人の命を奪った。6人の行方不明者を残したまま年内の捜索活動は打ち切られた。緊急報道写真集『御嶽山噴火』は、戦後最悪となった火山災害の現実を約170枚の写真で伝える。立ち上る噴煙、登山者が逃げ込んだ山小屋、火山灰に覆われた山頂一帯…。救助・捜索活動は難航し、隊員たちに疲労がにじむ。捜索隊員に食事を差し入れ、山に祈りを捧げる山麓の人々。日々のドキュメントも載せた。東濃地震科学研究所の木股文昭・副首席主任研究員は巻末の寄稿で、こう指摘した。「いかに御嶽山と共に生きるか。いかに登山者に御嶽山を安全に楽しんでもらうか」。不十分だった観測・研究を検証し、二度と悲劇を起こさない道筋を描く覚悟が問われている。
小市 昭夫 信濃毎日新聞社報道部長
信濃毎日新聞社 / 700円 / ISBN 4784072497
■聖路加病院で働くということ
早瀬 圭一(毎日新聞出身)
▽個性的な4人の医師・看護師を主人公に
「聖路加は午前中に金持ちを診て、午後から隅田川辺りの浮浪者の診察に行く。そういう病院なんだ」。本当にそうなのか―。小児がん治療一筋40年の細谷亮太。訪問看護の押川真喜子。看護師養成に専念する井部俊子。地下鉄サリン事件で陣頭指揮を執り、今も救急の第一線に立つ石松伸一。個性的で突出した4人を主人公に「日本一を目指す病院」の隅々まで徹底取材した。「医療と看護」を探る。12月22日(月)、23日(火)の両日、NHKラジオ深夜便に出演します。
岩波書店 / 2100円 / ISBN 4000259970
■本の底力 ネット・ウェブ時代に本を読む
高橋 文夫(日本経済新聞出身)
▽新しい時代の読書法
本を読むのが商売といってよい大学生の「10人に4人は一日の平均読書時間がゼロ」――こんな調査結果が最近明らかになりました。残念なことです。ネット・ウェブ時代にあってむしろ本はいっそう読まれてよい、と考えるからです。なぜ? それにはクラブのラウンジ書棚などで、本書をお手に取りご瞥見いただくのが一番手っ取り早い、といえます。版元作成の帯の惹句にいわく。「ネット・ウェブ全盛のいまだからこそ、必要とされる新時代の読書法。スマホが手放せないあなたも、本好きのあなたも、必読!!」
新曜社 / 1600円 / ISBN 4788514133
■ジャーナリズムよ メディア批評の15年(藤田博司著)
保田 龍夫(新聞通信調査会)
現役当時は共同通信社のワシントン支局長や論説副委員長、退職後は上智大学などでジャーナリズム論を教えた筆者が1999年から2014年まで新聞通信調査会発行の月刊誌「メディア展望」に書き続けたコラム「メディア談話室」の中から3分の1ほどの65点を選んで438ページにまとめた。「ジャーナリズムの原則」「ジャーナリズムの役割」「劣化するジャーナリズム」「政治報道の足かせ」の4章に分かれ、短い解説やキーワード索引を付している。「『わが国症候群』を見直そう」「主筆と新聞の異様な沈黙」「首相へのメモが示す権力との癒着」「(安倍)首相の言葉には検証が必要だ」など舌鋒は鋭い。
新聞通信調査会 / 2000円 / ISBN 4907087284
■挙国の体当たり 戦時社説150本を書き通した新聞人の独白(森正蔵著)
前坂 俊之(毎日新聞出身)
森氏は1900年滋賀県生まれで東京外大卒業後、毎日新聞に入社。奉天、モスクワ特派員後、40年に外信部ロシア課長、日米開戦時は論説委員。開戦後は最前線に従軍し、社会部長で45年の終戦を迎えた。同年末に厳しい言論統制下での敗戦までの実態を暴露した『旋風二十年』を出版、一大ベストセラーに。その後、取締役を歴任し52歳で急死した。森氏は36年から52年まで1日も欠かさず書いた42冊の日記を残した。戦争、敗戦、占領下の大激動期の政治、社会情勢から新聞社、記者活動の内幕、家庭生活や食糧窮乏の実態まで克明に記録した希有の日記で、本書は開戦から敗戦までの4年間分を出版したもの。日本のジャーナリズム史に残る金字塔の1冊である。
毎日ワンズ / 1700円 / ISBN 490162279X
■日本亡命期の梁啓超
李 海(香港衛星テレビ東京支局特派員)
▽明治日本における中国人ジャーナリストの奮闘
本書は14年にわたる梁啓超の日本亡命時代に焦点を当て、梁啓超その人の思想形成と日本人関係者との交流を通じて、革命思想家梁啓超の求めた世界に迫った。版権問題、教育思想、訳書など、梁啓超の多彩な活動から、明治日中の精神、文明上のかかわり、中国と日本が置かれていた歴史的背景、当時の両国の知識人たちの社会変革に対する意気込みを感じ取ることができる。
桜美林大学北東アジア総合研究所 / 3000円 / ISBN 4904794443