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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■勝った中国・負けた日本―記事が映す断絶八年の転変―(一九四五年~一九五二年)

田畑 光永(TBSテレビ出身) ▽戦後8年、両国民は相手をどう見ていたか 大威張りしていた軍国日本は中国に負けた現実をどう考えたか、両国の国民は相手をどう見たか、どうして日中間には普通の関係が戻らなかったのか、…いつまでたってもややこしい日中関係を戦後の「現場」に立ち戻って、当時の人々に直接語ってもらいました。例えば玉音放送の1カ月後、日本の首相は「中国へ謝罪使を特派したい」と言い、満州事変を起こした石原莞爾は「(満洲の)独立に協力した在満中国人に甚だ済まなかったと考えてゐる」と…。
御茶の水書房 / 4968円 / ISBN 4275020111

■自分が変わった方がお得という考え方~日本新時代のキーワード

三橋 規宏(日本経済新聞出身) ▽変化を味方につけよう 元気いっぱいだった日本は90年代に入って、突然「失われた20年」と言われるような長期衰退の迷路にはまり込んでしまいました。時代の変化に積極的に対応してこなかったためです。高度成長期の居心地の良さから抜け出すことを恐れ、日本全体がガラパゴス化してしまったわけです。個人も企業も国家も過去に引きずられず思いきって変化に対応すれば、少子高齢化を伴う人口減少でさえ味方につけることが可能です。本書のタイトルにはこんな願いが込められています。
中央公論新社 / 1728円 / ISBN 412004744X

■アメリカに女性大統領は誕生するか

蓮見 博昭(時事通信出身) ▽「女性上位社会」と民主主義 2016年11月に行われるアメリカ大統領選挙では、民主党のヒラリー・ロダム・クリントン女史が史上初の女性大統領に選出され、就任することが確実視されている。女性上位社会の本拠として自他共に認めてきたアメリカで、実際には男性優位がまかり通ってきた実態を多方面から検討し、結局この国では民主主義が十分機能してこなかったのではないか、「その国が発展していくかどうかは女性の扱い方を見ればわかる」というオバマ大統領の言葉の真贋が問われているのではないか、と結んでいる。
日本評論社 / 1944円 / ISBN 4535586748

■朝鮮半島で迎えた敗戦 在留邦人がたどった苦難の軌跡(城内康伸・藤川大樹著)

藤川 大樹(東京新聞外報部) ▽視点を変えて大戦を見る 数多くの証言と膨大な史料で事実を忠実に綴ったノンフィクションです。  本書では、1945年8月15日を物語の起点としました。ソ連軍の進駐、飢餓と発疹チブスの蔓延、そして決死の脱出行。朝鮮半島や満州で暮らしていた在留邦人の苦難は、日本が「終戦」を迎えた、まさにその日に始まりました。  絶望的な状況の中、在留邦人の救出に命を懸けた人々も描きました。元政治犯や遊郭出の女性など、無名の人々による無私の献身です。  戦後70年の節目に、少し違った視点で先の大戦を見ることができると思います。
大月書店 / 1728円 / ISBN 4272521071

■ドルへの挑戦―Gゼロ時代の通貨興亡―

岡部 直明(日本経済新聞出身) ▽浮き沈みする国際通貨 戦後70年、ドル基軸の国際通貨体制は挑戦にさらされる。ベトナム戦争、イラク戦争など米国の戦争がドルの信認を揺るがせた。ドルへの挑戦者も難題を抱える。ユーロはギリシャ危機で構造問題に直面する。中国人民元は国家資本主義の壁にぶつかり、海洋進出で国際不信を招いている。  国際通貨は戦争で沈み、平和で浮かぶ。通貨と国際政治の接点に立ち、ブレトンウッズ体制以来の歴史の教訓を示し、Gゼロ時代の通貨興亡を展望する。
日本経済新聞出版社 / 1944円 / ISBN 4532356598

■新聞のある町 地域ジャーナリズムの研究

四方 洋(毎日新聞出身) ▽地域紙の灯を絶やすな 2年間にわたって地域紙26社(対談を含む)を訪ねました。北は十勝毎日、南は八重山毎日まで。在り方は一様ではありませんが、共通しているのは地域密着を徹底していること。アメリカではコミュニティーペーパーが盛んで、記者活動もここからスタートするとききます。日本では全国紙、地方(県)紙の力が強く、地域紙は減少傾向です。放っておけばどんどん消えていきそう。灯を絶やしてならないとの思いで全国を歩きました。空白地区は多くあります。「地域紙よ おこれ」の叫びをきいてください。
清水弘文堂書房 / 1620円 / ISBN 4879506184

■芥川賞の謎を解く 全選評完全読破

鵜飼 哲夫(読売新聞編集委員) ▽激論選考会の舞台裏を明かす 人気芸人・又吉直樹さんの『火花』の受賞で、創設80年の芥川賞が熱い。「新人の登竜門」に過ぎない賞がなぜ、これほど注目されるのか。それは「新しい文学」を巡って作家同士が真剣勝負で激論を交わしてきたからだ。第1回芥川賞に落ち、選評に激怒して川端康成を「大悪党」と罵った太宰治、話題作『エーゲ海に捧ぐ』の受賞に断固反対し「戦死」を宣言、委員を辞めた永井龍男…。火花散る選考の舞台裏を全選評を読み、解明しました。
文春新書 / 896円 / ISBN 4166610287

■世界のエリートは人前で話す力をどう身につけるか?

赤阪 清隆(フォーリン・プレスセンター理事長) ▽話し上手への工夫やコツ伝授 日本では、「話す力」よりも「聞く力」のほうが大事なせいか、人前で話すのが苦手な人が断然多数です。人前で上手に話すための学習や訓練も十分ではありません。競争が激化するこれからの世界で、話し下手では、就活や、ビジネス、学究、メディアの世界などで大きなチャンスをものにできないでしょう。幸い、私は外交官、国際公務員としての長い海外生活を通じて、世界の素晴らしい話し上手を身近に観察する機会に恵まれました。クリントン夫妻などもいろいろと工夫を凝らしています。そうした工夫やコツをこの本でお教えします。
河出書房新社 / 1404円 / ISBN 4309247202

■諜報の現代史~政治行動としての情報戦争~

植田 樹(NHK出身) ▽情報と政治を考察 「見ざる、言わざる、聴かざる」は個人にとっては安楽であっても国家にとってはどうか。情報は生き残るためには必須の要件ではないか。情報の収集や防衛を政治の延長線上でとりあげた。  「スパイは生きている」では近年のスパイ事件をめぐる水面下の政治駆け引き。「政治権力と謀略」ではロシアの国内政治と情報機関の暗闘。「国家権力と情報機関」ではKGBとその継承組織、CIA、FBI、MI6など各国の機関の歴史や組織、活動の概略。「狩りと罠(わな)」では日本を舞台にした事件や各国機関の暗殺や謀略、攻防の実態。「情報戦争の行方」では国家機密と内部告発、情報産業の繁栄、始まっているサイバー戦争、中国のサイバー戦略などをとりあげている。
彩流社 / 3780円 / ISBN 4779121396

■満蒙開拓、夢はるかなり―加藤完治と東宮鐵男(上・下)

牧 久(日本経済新聞出身) ▽開拓の父2人が描いた夢 敗戦の年の夏、ソ満国境を越えて侵攻してきたソ連軍によって、日本人開拓団8万人が命を失い、4千人を超える残留孤児が生まれた。北満の未墾の曠野に鍬を振るい、豊かな農村建設を夢見た農民に、なぜこれほどの犠牲者がでたのか。彼らは戦後「中国侵略の先兵」として否定され続けた。戦前、戦中に「満蒙開拓の父」と呼ばれた2人の人物(農本主義教育者・加藤完治と軍人・東宮鐵男)を通して、日本人の〝満蒙開拓の真実〟に迫る。加藤、東宮両家から戦後、歴史の底に沈んでいた貴重な資料の提供を受けた。
ウェッジ / 0円 / ISBN 4863101473
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