マイBOOK マイPR
会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■版画でたどる万葉さんぽ
宇治 敏彦(中日新聞社相談役)
▽「心のふるさと」を彫る
約4500首の歌が掲載されている日本最古の国民歌集・万葉集を版画に彫り始めてから40年たった。7年前に『木版画 萬葉秀歌』を上梓したが、今回はカラー版画やペン画も加えて約100首を紹介。万葉集の約7割は恋の歌だが、1300年以上も前の私たちの先祖が、こんなにも繊細かつ情熱的で、さらに心の伝え方が高い芸術性を持っていたことに驚かされる。心の豊かさが失われている今日、拙著を通じて大和人の心情と知恵に接していただければ幸いです。
新評論 / 1944円 / ISBN 4794810393
■世界経済大乱(日経プレミアシリーズ)
滝田 洋一(日本経済新聞社編集委員)
▽経済大乱の現場報告
昨年6月、中国株バブルが崩壊するさなか、上海で現地の経済学者やエコノミストと議論した。彼らのバブル懸念は本物だった。今年1月、円高・株安が加速したとき、ヘッジファンドや政策当局者の雰囲気は、切羽詰まっていた。3月にフランスで会った銀行経営者たちは、声を潜め過剰規制を語っていた。米国ではトランプ氏とサンダース氏の政策の類似性を聞いた。世界経済の大乱を現場を、見て、聞いて、記した。ご笑覧たまわれば、幸いです。
日本経済新聞出版社 / 918円 / ISBN 4532263034
■国際情勢に強くなる英語キーワード(岩波ジュニア新書)
明石 和康(時事通信社解説委員)
▽世界情勢理解の教材にも
特派員時代には、常に英語で苦労した。しかし、国際情勢をフォローするには、やはり英語の腕を磨くことが必須だ。本書は、大学生や高校生、それに若いビジネスマンを念頭に、国際情勢を理解するために必要な英語の単語や表現を厳選して、解説を試みた。若い人たちにはぜひ、海外ニュースに関心を持ってもらいたい。また、英語でニュースを理解できるようになれば、必ず発信力にも良い影響が出るはずだ。そんな思いも執筆の背景にはある。
岩波書店 / 864円 / ISBN 4005008259
■プーチンとG8の終焉(岩波新書)
佐藤 親賢(共同通信社外信部)
▽「米主導」と対極の世界観
ロシアのプーチン大統領は覇権主義者でもなければ、伝統的な意味での「独裁者」でもない。クリミア半島を実力で「取り戻した」手法は支持できないが、リスクを冒してこの決断をしたのはなぜなのかは、あまり理解されていない。本書では、この疑問に自分なりの答えを見いだそうとした。偏見を持たずにプーチンの主張に耳を傾ければ、「米国主導」に慣らされた日本での一般的な見方とは対極の世界観を知ることができる。
岩波書店 / 864円 / ISBN 4004315948
■核に魅入られた国家 知られざる拡散の実態
会川 晴之(毎日新聞社北米総局長)
▽連載「核回廊を歩く」を再構成
パキスタン、イラン、そして日本の核開発現場を丹念に歩き取材した書。取材開始から2年。毎日新聞に連載した「核回廊を歩く」を加筆・修正した。核兵器開発の実態から、秘密のベールに包まれている核拡散の手口、さらに、これまで書かれることがなかった日本の意図せざる拡散にも踏み込んだ。日本の核拡散の実態に初めて切り込んだ「日本編」は、科学ジャーナリスト賞2016の受賞が決まった。
毎日新聞出版 / 1782円 / ISBN 4620323764
■水俣病を知っていますか(岩波ブックレット)
高峰 武(熊本日日新聞社論説主幹)
▽60年の「実相」知ってほしい
編集者の提案に少々戸惑った。本のタイトルである。「水俣病を知っていますか」というのは、熊本では何を今さら、という感じがするからだ。しかしよくよく考えてみれば、どれほど水俣病のことを知っているか、本書が入門書的な狙いがあるとすれば案外、いいタイトルではないかと思えてきた。水俣病事件は2016年5月1日で公式確認から60年。人で言えば還暦だ。これほど長い期間が経過したのになぜ未解決なのか。今も第1号の患者は懸命に命を刻んでいる。多くの人に60年の「実相」を知ってほしいと思う。
岩波書店 / 626円 / ISBN 4002709485
■大変を生きる 日本の災害と文学
作品社 / 2808円 / ISBN 4861824257
■心の華1 「思いを集めて」42人のメッセージ
自費出版 / 円 / ISBN
■地方創生まちづくり大事典―地方の未来、日本の未来―
国書刊行会 / 12960円 / ISBN 4336059756
■報道写真集 軌跡 大津波からの5年
岩手日報社 / 1620円 / ISBN 4872014162