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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■イスラム化するヨーロッパ

三井 美奈(読売新聞社国際部)

▽イスラムとの共存に悩む欧州

多発するテロ、押し寄せる難民、ポピュリスト政党の台頭――今の欧州はイスラム抜きには語れない。昨年1月まで約4年間、特派員としてパリに駐在し、そう実感した。過激派に加わる若者やテロ対策専門家を取材した経験を1冊にまとめた。見えてきたのは、イスラム移民の同化に失敗し、苦悩する欧州の姿だ。とりわけ、2度テロの標的となったフランスの闇は深い。日本にとっても、決して他人事ではない。


新潮新書 / 778円 / ISBN 4106106493

■愛しのドラゴンズ! ファンとして歩んだ半世紀

北辻 利寿(CBCテレビ報道局長)

▽ドラゴンズ80周年でファンが書く本を!

出版社からの依頼を受けて、中日球場(現ナゴヤ球場)近くで生まれ育ったファンとして半世紀の歴史を綴りました。球団史そしてその時代の社会や世相も紹介しています。ぜひお読みいただきたいのは、テレビ報道の世界に進んでからの取材経験談の「落合博満選手との1年」の章です。スポーツ記者でない〝落合家庭番記者〟としての日々を、初披露しました。現在は球団GMである三冠男・落合さんの素顔は?


ゆいぽおと / 1296円 / ISBN 4877584552

■二つのコリア 第三版 国際政治の中の朝鮮半島(ドン・オーバードーファー、ロバート・カーリン著、菱木一美訳)

菱木 一美(共同通信出身)

▽金正恩時代に至る迫真の現代史

毎日新聞社の「アジア・太平洋賞大賞」を受賞した訳書「二つのコリア」の抜本的な増補改訂版である。北朝鮮問題に精通する元米外交官、ロバート・カーリンを共著者に加えた新版は、米朝核交渉や小泉訪朝の舞台裏をはじめ金正恩登場に至るまでの数々の衝撃的な新事実を明らかにしている。ドン・オーバードーファーが執筆した旧版部分も最新の学術研究を基に500箇所以上の大改訂が行われ、朝鮮半島問題の理解に必須の新著となった。


共同通信社 / 3996円 / ISBN 4764106825

■危機と決断 前FRB議長ベン・バーナンキ回顧録(上下)(ベン・バーナンキ著、小此木潔訳)

小此木 潔(朝日新聞出身)

▽「マニア」が語る恐慌論

リーマン・ショックに始まる2008年の世界金融危機は、実は史上最悪の「金融恐慌」であった。経済に詳しい人たちの反応は、「やはり」と「まさか」に二分されるだろう。自らを「大恐慌マニア」と呼ぶバーナンキ氏は、危機を大げさに恐慌だと騒ぎ立てるような手法とは無縁の人であり、そうであるがゆえに、あの危機を金融恐慌と呼んだ根拠を明快に示している。本書こそグローバル化時代の恐慌論であり、危機克服の経済学でもある。


角川書店 / 0円 / ISBN 4041023653

■キューバ 超大国を屈服させたラテンの魂

伊藤 千尋(朝日新聞出身)

▽米国との国交回復の背景にあるもの

学生時代の1970年代にサトウキビ刈り労働で半年間住んで以来、80年代から特派員や雑誌の取材などで計40年以上にわたり、キューバを体当たり取材した。ソ連を解体に追い込んだ米国がなぜ身近な小国をつぶせず、逆に自らの政策を転換することになったのか。超大国の圧力に踊って抵抗し、ついに自立を貫いた陽気なキューバ気質、「社会主義」から「社会正義」に衣替えするカストロ後の社会を描く。


高文研 / 1620円 / ISBN 4874985866

■戦場記者「危険地取材」サバイバル秘話

石合 力(朝日新聞社国際報道部長)

▽危険地取材を考える

「大臣の指示です。即刻出国してください」――後藤健二さん拘束のさなか、外務省幹部から私にかかってきた電話が執筆の動機です。政府の海外安全情報(危険度)に従って取材規制することは妥当なのか。朝日新聞のシリア取材を批判的に報じた一部メディアの動きも踏まえ、報道の自由と邦人保護の関係、記者の安全確保の方策について考えてみました。「爆弾テロ現場には急ぐな」といった危険地取材のエピソードにも触れています。


朝日新書 / 842円 / ISBN 4022736445

■湛山読本 いまこそ、自由主義、再興せよ。

船橋洋一(日本再建イニシアティブ理事長)

▽湛山と対話したくてこの本を書きました

石橋湛山は、両大戦期、「東洋経済新報」を拠点に、自由主義の立場から論陣を張ったジャーナリストです。その論考から、今もなお、いや、今まさに、日本の直面する国家的課題を考察する上で、数多くの洞察を導き出すことができます。デフレ、中国、海洋安全保障、アジア太平洋秩序、TPP、政党デモクラシー、リーダーシップ、ジャーナリズムの使命…湛山と無性に対話をしたくなってこの本を書きました。


東洋経済新報社 / 2592円 / ISBN 4492061975

■「中国の尻馬」にしがみつく韓国

鈴置高史(日本経済新聞編集委員)

▽「離米従中」に米国がついに怒った

タイトルは過激に見えますが、読んでいただければ納得してもらえると思います。西側首脳としては北京の軍事パレードを唯一、参観した朴槿恵大統領。中国に傾く一方の韓国に対し、ついにオバマ大統領が「どっちの味方か」と迫りました。米韓首脳会談後の共同会見のことです。しかし、朴大統領は毎日新聞などのインタビューに答え「そうした認識自体が域内協力を阻害する」と居直りました。米韓同盟がいつまでもつのか、怪しくなってきました。


日経BP社 / 1512円 / ISBN 4822279448

■仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実

春名 幹男(共同通信出身) ▽米国は日本を守ってくれるか 8年前に「在日米軍は日本防衛のために駐留しているわけではない」と明記した米機密文書を発見した時は正直驚いた。あえて今、この古文書を紹介したのは、新しい「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)に作為的翻訳の事実が隠されていたからだ。実は、新安保法制で自衛隊の活動が拡大しても、米軍の日本防衛への関与は後退する。なぜか。 「沖縄返還」や「繊維交渉」、「ニクソン・ショック」の秘話を紹介し、同盟の仮面をはがして、その理由を明らかにする。
文春新書 / 864円 / ISBN 4166610538

■日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた

嶌 信彦(毎日新聞出身) ▽ウズベキスタンに伝わる日本兵抑留の奇跡 私が日本ウズベキスタン協会を設立した1997年以降、10年以上にわたり取材、調査し、書いたノンフィクションである。 中央アジアの収容所で過ごした10代から30歳までの457人の日本人捕虜は、旧ソ連の4大オペラハウスの1つとなる「ナボイ劇場」をロシア革命30年にあたる47年に完成させた。よく知られた悲惨なシベリア抑留とは異なる波乱万丈の建設秘話で、完成時、ロシア人にもウズベク人にも感謝されたという特殊な胸温まる話である。66年のタシケント市を襲った大地震でもこの劇場だけはビクともせず親日の象徴となり、先日、安倍首相夫妻も訪れた。 若き日本の抑留者たちの労苦と協力・和の精神が中央アジア全体に多くの親日国を作ったことに繋がったことを知っていただき、満州抑留兵のもう1つの秘話を広めてほしいと思っている。
KADOKAWA / 1728円 / ISBN 4041035376
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