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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■時代に挑んだ経営者 道面豊信「もう一人の白洲次郎」─経済版─

辻 知秀(日本経済新聞出身)

▽知られざる国際経済人の全容

激動を生き抜いて功績を残した先人・経営者の足跡を史実に沿って掘り起こし、今後のグローバル日本に役立てたい、と約10年かけた。道面豊信は1888年に生まれ、戦後17年間『味の素』(株)の社長を務め、1965年にあっさりと第一線を退いたため一般には知られていない。同年代に政治の舞台で活躍した白洲次郎と対比し、経済・産業分野で戦後復興に貢献大だった国際人を浮き彫りにした。日本再構築が問われているいまこそ、真の挑戦者に学ぶべし、との問題意識である。


創英社/三省堂書店 / 2310円 / ISBN 4881425978

■実写 1955年体制

宇治敏彦(中日新聞社相談役)

▽田中角栄首相の「5つの大切」

今年は自民党一党支配の1955年体制が崩壊してから満20年。政界、官界、経済界、労働界などを取材した体験から戦後日本が一番輝いていた時代の賛歌と挽歌を、論文でなくジャーナリストの目で描きました。首相官邸から頼まれて田中首相の「5つの大切、10の反省」をつくった経緯や日本列島改造論の改定版が田中退陣とともに幻に終わった経緯なども本書で初めて明らかにしています。


第一法規 / 2625円 / ISBN 447402902X

■韓国 反日感情の正体

黒田勝弘(産経新聞ソウル駐在特別記者兼論説委員)

▽昼は反日、夜は親日

韓国駐在は30年以上になり、これまで歴史認識などをめぐって相当、韓国人と論争し韓国批判を展開し、おかげさまで今や韓国メディアからは「日本を代表する極右言論人」などと非難されていますが、このところ日本の出版界ではやりの韓国バッシング本とは趣を異に「それでも日本の記者にとってこれほど面白くて飽きない国はない」という本を書きました。帯封には象徴的に「昼は反日、夜は親日」とあるように反韓・嫌韓本とはひと味違います。


角川学芸出版 / 840円 / ISBN 4046534214

■「日本経済」はどこへ行くのか 1 危機の二〇年/2 再生へのシナリオ

小島 明(日本経済新聞出身)

▽日本の立ち位置と潜在力を読む

経済停滞20年、デフレ15年の日本をいかに再生させるか。その場限りの対応ばかりを繰り返してきた結果、経済構造、経営構造も変わらないまま政府の借金が膨らむ一方です。日本の立ち位置を検証するとともに、潜在力も点検。キワモノ出版が横行していることへの反発もあり、客観的データをたっぷり活用、600ページを超え、上下2分冊の出版となりました。「失われた○○年」の発想は不要。ポスト参院選で肝心なのは「残された時間」を認識し、やるべきことを断固としてやること。政府だけでなく企業も個人にも覚悟が必要。本書が真剣で実りある議論の触媒になることを期待します。


平凡社 / 0円 / ISBN 4582824684

■アメリカ福音派の変容と政治─1960年代からの政党再編成

飯山雅史(読売新聞調査研究本部)

▽米政治を変えた福音派の変容

1980年代に同性愛結婚など宗教の問題がアメリカ政治に持ち込まれてから、共和党と民主党は変わってしまった。外交、財政問題で保守化したうえ、ほとんど宗教政党となった共和党と、世俗化してリベラル色を強めた民主党の、抜き差しならぬ対立の時代が始まったのだ。本書は、この変化の背景を詳細に統計分析し、民主党に忠誠を尽くしてきたプロテスタント福音派の変容が、アメリカ政治を変えてきたことを長期的にフォローした。そこからは、議会を機能不全に追い込んでいる両党のイデオロギー対立が、近い将来に収束する見通しがないことも明らかになる。


名古屋大学出版会 / 6930円 / ISBN 4815807345

■クオータ制の実現をめざす(WIN WIN編著/赤松良子監修)

藤原房子(日本経済新聞出身)

▽女性の社会参画進めるために

2012年末に実施された総選挙で女性国会議員の比率は1946年の選挙時をも下回り、7・9%になった。列国議会同盟の調査では163位と、世界の最下位である。国の政策を決める場に女性が1割以下という現状を変え、女性の社会参画を進めようと、WIN WIN(代表赤松良子=99年発足)という小さな団体が啓発資料として冊子を編集・発行、新聞・通信・出版等の業務経験者ら6人がボランティアで担当した。「クオータ」は4分の1を意味するクオーターとは異なり「割当」のこと。政治のみならず行政、雇用、教育、学術、福祉、文化など各方面に、クオータに関わる問題が多いことも指摘している。


パド・ウィメンズ・オフィス / 1260円 / ISBN 4864620466

■単語で通じる英会話

原島一男(NHK出身)

▽初心者だけでなく経験者にも

単語だけでもある程度の英会話は可能ということを説明しました。「Please」「Thank you.」「Could you?」「Could I?」「Pardon?」から始めて、いくつかの心を和ませる言葉を添えれば、単語英語でも相手に失礼にはなりません。また、誰でも暗記できるような必要最少限の単語7字以内のフレーズ、「とっさの単語&表現300」を紹介し、初心者はもとより、経験のある方々にも、役立つように配慮しました。


ベレ出版 / 1575円 / ISBN 4860643550

■今だから言えること2 歴代総理大臣の姿が語る、日本の光と影

国正武重(朝日新聞出身)

▽歴代総理の生身の姿に肉薄

電子書籍シリーズ第2弾として配信。朝日新聞政治記者時代の膨大な取材ノートやインタビューを掘り起こし、政権を担った歴代首相の政権運営の根幹を描きました。今回、登場するのは、政界引退を決意した時の田中角栄、総理の座を断った男・伊東正義、自民党長期政権に終止符を打った細川護熙です。インターネットストアでどうぞ。 http://www.artislong.jp/works/imadakara.html


電子書籍版 / 400円 / ISBN

■オーストラリア歴史・地理紀行

麻生雍一郎(読売新聞出身)

▽大震災は日豪関係をどう変えたか?

日豪関係は第一次安倍政権の時代に大きく変わった。経済・貿易関係に加えて政治・安全保障面の関係が構築され、両国は準同盟国になった。それが実証されたのが東日本大震災の時だ。豪州は空軍のC─17輸送機を派遣して、物資と要員の輸送を行い、震災翌月にはギラード首相自ら被災地へ飛んだ。震災後、日豪間には資源・エネルギー関連とともに教育や科学関連の多くのプロジェクトが立ち上がった。この本は震災後の日豪関係に加えてシドニー特派員時代の1980年代と昨年末、現地取材した豪州の最新事情を比較、検証した試みです。


新聞情報社 / 1680円 / ISBN 4990709500

■環境金融論 持続可能な社会と経済のためのアプローチ

藤井良広(日本経済新聞出身)

▽環境金融の決定版

本書は筆者が新聞社から大学に転じて以来のテーマの「環境金融」を体系的にまとめたものである。縁遠い存在と思われてきた環境と金融の連携の重要性と必然性を論じている。基本は、環境コストを企業の財務諸表に計上し内部化を促す点にあるが、その手段として、環境格付け、資産除去債務、環境クレジット、気候変動債などの多様な工夫を紹介、原発リスクの評価も盛り込んだ。業際思考の視点に立った、入門書にして決定版と自負している。


青土社 / 2520円 / ISBN 4791767004
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