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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■アカシアの町に生まれて 劉鴻運自伝

田所泉(訳)(日本新聞協会出身)
翻訳とはいえ、自筆原稿からの訳し下ろし、つまり初ものです。著者は現在76歳、大連の資産家の嫡子に生まれ、日本人の「国民学校」卒業まで同学年でただひとりの中国人男生徒であり、1948年から人民解放軍の一兵士として解放戦争に参加しました。除隊後は教師。「右派分子」とされて入獄9年、文革では一家で農村に「下郷」すること13年、と辛酸をなめました。一介の無名の市井人にすぎないのですが、革命戦争を生き延びた阿Qが語ればこうもあろうかとは、著者と同級生だった訳者の感想です。
風濤社 / 0円 / ISBN 4892192759

■日本のコンテンツビジネス ネット時代にどう変わる 

猪熊建夫(毎日新聞出身)
アニメ、漫画、ゲームソフトだけではない。放送、新聞、出版、音楽、映画……と、コンテンツビジネスは幅広い。本書は、このインターネット・ブロードバンド時代に、多様なコンテンツビジネスがいかに変わっていくかを、論述しています。ただし、高速道路(ブロードバンド)ができても、そこを走る車(コンテンツ)がなければ、無用の長物になってしまうでしょう。「問題の本質はコンテンツにある」ことを、強調しています。
新風舎 / 0円 / ISBN 4797483105

■あの戦争を伝えたい 東京新聞社会部編

菅沼堅吾(東京新聞社会部長)
東京新聞社会部が「戦後還暦」という節目の年に、通年で連載した企画「記憶 新聞記者が受け継ぐ戦争」を基に加筆し、再構成した。東京大空襲、原爆投下、中国・韓国への加害、戦時下の記者、シベリア抑留、BC級戦犯などをテーマに、無名の庶民、一人一人の身に起きた事実の記憶をもって、あの戦争の実相を伝えることが目的。「戦争を知らない世代」の17人の記者が、戦争体験者の記憶を心に刻む決意で取材した。命が軽くなっている今の日本社会のありよう、日本の針路について考えるきっかけを提供できれば、と願っている。
岩波書店 / 0円 / ISBN 4000220330

■軍国少年"Fe"の日記 

堀越作治(朝日新聞出身)
あの戦争は自分にとって一体何であったのか─戦後60年を機に改めて自問した人も多かったに違いない。昭和一ケタの私もそうで、旧制中学一年以来の日記をもとに戦争体験をまとめた。天皇を現人神と仰ぎ、宮城遙拝、靖国参拝、軍事教練、勤労動員に励んだ軍国少年。空をつんざく爆弾の音に肝を潰し、焼夷弾の笠であわや真っ二つかということも。敗戦の夜は切腹まで思い詰めたが、やがて新憲法によって蘇生する。 知人の勧めで北九州市の「森鴎外記念自分史文学賞」に応募したら最終候補に残ったが、結局は次点に。
東京図書出版会 / 0円 / ISBN 4862230695

■いまを読む名言 昭和天皇からホリエモンまで

轡田隆史(朝日新聞出身)
陸軍の愚鈍さと「闘う」昭和天皇の発言や、「ヤミ金融」東大生社長の自殺の遺書などにはじまる、ざっと90人の発言を集めて、拙い解説をつけた。7年前にハードカバーで出したものに、ホリエモンの
「人の心はお金で買える」など新発言を加えて文庫化した。 作為なしに選んだのに、半世紀の行動と発言が、深いところでつながり、繰り返されているのに驚く。
講談社文庫 / 0円 / ISBN 4062753707

■ユビキタス・コンテンツ ビジネスのすべて

前坂俊之(毎日新聞出身)
「ユビキタス」とはいつでも、誰とでも、どこからでも、どのような端末からでも、自由自在に情報のやりとりが可能になるネット世界をさす。パソコン、ケイタイ電話、ICチップの進化でインターネットの世界は今、「ユビキタス」に突入しており、日本は世界最先端のユビキタス社会が幕開けようとしている。その中でテレビ、映画、放送、ゲーム、通信業界など、コンテンツビジネス産業の問題点や未来図を「Q&A」方式で解説した。
PHP研究所 / 0円 / ISBN 4569648290

■企業スキャンダルと監査法人 なぜ不祥事 は続発するのか

早房長治 (朝日新聞出身)
今日、大企業のトップは「コーポレートガバナンス(企業統治)こそ企業の命です」「内部統制システムづくりに全力を注ぎます」といった言葉を常に口にする。ところが、大企業のスキャンダルが続発している。昨年から今年にかけて、東京地検などが摘発した官製談合事件では、三菱重、新日鉄、石播などの日本の代表的企業までもが登場した。不祥事続発の原因はモラル低下、ルールなき規制緩和に加えて、マスコミの無力化がある。
彩流社 / 1890円 / ISBN 4779111714

■マリー・ルイーゼ─ナポレオンの皇妃からパルマ公国女王へ

塚本哲也 (毎日新聞出身)
脳出血に襲われ、右半身右手が麻痺、何とか左手でと、パソコンをいじっているうちに本になった。国を救うためにナポレオンの二番目の皇妃に売られたウィーンの皇女の話である。この時代は、戦争が20年も続き、皇女はじめ人々は苦労する。やっと平和がきてほっとしたものの、平和を維持するには問題も多く、やがて平和の功労者メッテルニヒ宰相は失脚し、激動が始まる。昭和平成の戦争と平和を思いながら、平和の舵取りは危機と紙一 重というのが教訓。
文藝春秋 / 2600円 / ISBN 4167574055

■ニッポン偉人奇行録 

前坂俊之 (毎日新聞出身)
伊藤博文、吉田茂、川端康成、南方熊楠、内田百閒…明治、大正、昭和の日本を作った各界の代表的偉人たち約50人の思わず噴出す面白いエピソードを満載した。 「偉人は天才、奇人、変人なり」との視点から、その栄光の裏に隠された人間味あふれる奇行、ジョークの数々を白日の下にさらした抱腹絶倒の人物記。コラムを執筆する記者にとってはニヤリ、ピリ辛の隠し味となるネタ本になること受け合いの1冊です。
ぶんか社 / 0円 / ISBN 4821150549

■自民党幹事長   

浅川博忠 (山形新聞客員論説委員)
平成8年に橋本首相で自民党が政権政党に復帰して以来、安倍新首相は5人目の首相となる。この中で幹事長ポストを経験していないのは小泉前首相のみ。やはりこのポストは最高位への登竜門なのだ。しかも安倍氏は祖父、実父と3代に及ぶ幹事長経験者。300億のカネと800のポストを握る強大な権力と職務。この椅子の変貌ぶりや辞任後の明暗。歴代幹事長の総てを本書で探るのはそのまま結党51年の自民党史にも通じよう。
講談社文庫 / 0円 / ISBN 406275388X
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