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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■核なき世界へ

岩垂 弘 (朝日新聞出身)
核兵器を廃絶するにはどうしたらいいか 09年4月にプラハで行われたオバマ米大統領の演説を機に、世界は「核兵器のない世界」に向けて動き出した。こうしたまたとない好機に、日本の市民は何をなすべきか。こうした視点から、これまでの日本の反核運動の変遷や現状を紹介しながら、運動の方向と課題を提案したのが本書である。運動団体や自治体は本年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向け核兵器廃絶署名に取り組んでいるが、運動やメディアの関係者にはぜひご一読いただきたい。
同時代社 / 0円 / ISBN

■東北ビジネス最前線

伊藤 裕造 (東日本放送社長 朝日新聞出身)
東北の強靱さと先進的取り組み 地方軽視の経済政策で、低迷を強いられてきた東北の新たな可能性を探る経済番組「東北ビジネス最前線」(月1回放送)を本にまとめました。トヨタグループの東北への本格的進出をきっかけに、弊社には経済記者がいなかったこともあり私自身も出演する形で始めたのですが、地球環境問題と戦後最悪の経済危機が重なり、東北には逆に大きな有用性とビジネスチャンスが生まれています。各分野のリーダーのインタビューをまとめたDVD付きです。東北の強靭さと先進的な取り組みは、今後の日本経済の進むべき方向のヒントになると思います。
東日本放送 / 0円 / ISBN

■ウィーン─多民族文化のフーガ

加藤 雅彦(共著) (NHK出身)
多様な視点からみた旧帝都 欧州統合の父クーデンホーフ=カレルギー伯。彼の思想の原点は、多民族文化の都ウィーンにあったのではないか。そんな問題意識も念頭におきながら、政治、音楽、建築、文学、思想、都市、市民生活など、多様な視点から旧帝都にスポットをあてた本です。中欧に関心のある方はもちろん、旅行への知的ガイドとしても役立てばと願っています。
大修館書店 / 0円 / ISBN

■検証 シベリア抑留 

白井 久也 (朝日新聞出身)
抑留問題の核心に迫る 戦後、大きな政治・社会問題となった関東軍将兵約64万人のシベリア抑留とは、日本人にとって一体、何だったのか?モスクワのロシア国立軍事公文書館で、約70万人分の名簿が新たに発見されて、にわかにホットな問題になった。 日ソ中立条約を一方的に破棄して、日本人捕虜に強制労働を科したソ連に最大の「非」があることは言うまでもない。では、日本は「無罪放免」か。そうではあるまい。明治以来の大陸侵略政策の破産が、結果的にシベリア抑留につながっていった歴史的事実を、見逃すわけにはいかない。 様々な文献や証言を駆使して、長年、棚ざらしになってきたシベリア抑留問題の核心に迫った本である。
平凡社新書 / 0円 / ISBN

■軍談 秋山真之の日露戦争回顧録 

前坂 俊之(編解題) (毎日新聞出身)
参謀・将校の貴重な証言を収録 NHK大型歴史ドラマ『坂の上の雲』の放送などで日露戦争への関心が高まっていますが、今の若い世代の理解を深めるために連合艦隊名参謀・秋山真之の幻の名著「軍談」とともに日露戦争30周年を記念した1935(昭和10)年に毎日新聞が行なった陸海軍の参戦将星、提督の大座談会を再編集して1冊にまとめて、詳細な解説をほどこしました。 奇跡的な大勝利となった日本海海戦を秋山が回想し当時の参謀・将校の貴重な証言を満載しています。
新人物文庫 / 0円 / ISBN

■現代ロシアの深層─揺れ動く政治・経済・外交

小田 健(日本経済新聞編集委員)
隣の大国を包括的に解説 エリツィン以降の現代ロシアを分野別に論じた書は多いが、政治、経済、社会、軍事、外交と総合的にかつ深掘りして取りあげた。このため600ページ近い厚い本になった。
  ロシアはソ連崩壊後、紆余曲折を経て西側諸国とは一線を画す独自の道を模索する国として台頭してきた。しかし、日本におけるロシアへの関心は低く、時にゆがみもあるとの問題意識もあった。エピソードを交え冷静にロシアの実像を描く試みに挑戦した。
日本経済新聞出版社 / 6300円 / ISBN

■ここに記者あり! 村岡博人の戦後取材史

片山 正彦 (共同通信出身)
不屈の生涯一記者 サッカー日本代表のゴールキーパーから記者になった村岡博人は、共同通信の社会部で私の先輩だった。村岡は定年まで、いや定年後も最前線の現場で記者活
動を続けた。文字通りの生涯一記者・村岡は、戦後史の様々な取材現場で権力とぶつかった。どんな誹謗・中傷にも屈せず、鋭い質問を権力に浴びせ続けた村岡。その足跡を伝えることで、記者の仕事とは何かを読者に、とりわけ後輩記者たちに考えてもらいたいという思いで本書を書いた。
岩波書店 / 1995円 / ISBN

■どうする情報源─報道改革の分水嶺

藤田 博司 共同通信出身)
情報源の扱いを見直す 「小沢・検察報道」に絡んで、「関係者によると」という情報の伝え方が政治問題にまでなりました。それに便乗したわけではありませんが、ニュース報道における「情報源」の扱いを見直しては、という問題提起をしてみました。とかく瑣末なことと考えられがちですが、ジャーナリストの意識に関わる問題と考えています。日本のジャーナリズムの改革に向けた議論を起こすきっかけになれば、と秘かに「大望」を抱いています。
リベルタ出版 / 1995円 / ISBN

■アメリカ大統領が死んだ日 一九四五年春、ローズベルト

仲 晃 共同通信出身)
カリスマ大統領急死の衝撃を追う 日本の終戦については、山のように本が出ているが、相手側のアメリカの終戦事情は今なお霧の中である。本書は、当時米国を指導したカリスマ的大統領が、余命1年の深刻な病状だったのをひた隠しにして立候補、当選(4選)し、わずか82日後の終戦4カ月前に急死した時の政治的、社会的衝撃をつぶさに追跡した。この時点から“戦後"がスタートしたとして、歴史観の転換を図る。長年の秘められた恋の軌跡も、本書で初めて明らかにされている。
岩波現代文庫 / 1365円 / ISBN

■明治三十七年のインテリジェンス外交─戦争をいかに終わらせるか

前坂 俊之(毎日新聞出身)
サムライ外交の知恵 日露戦争勃発。米国を味方につけるために、伊藤博文の密命を帯び金子堅太郎が米国に派遣された。ハーバード大でルーズベルト大統領と同窓生だった金子はその卓越した英語スピーチ、ディベート能力で獅子奮迅の活躍ぶりで、米世論を味方につけ講和斡旋にこぎつけた。新渡戸稲造以上のサムライ外交の勝利といえる。本書は日露戦争外交秘録「金子工作」の全容を明らかに、迷走する現在の日本外交に貴重な指針を与えるものと思います。
祥伝社新書 / 861円 / ISBN
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