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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■プリンセスの育て方 美智子さまから眞子さま佳子さまへ

渡邉みどり(日本テレビ出身) ▽身近なお手本と厳しいしつけ  美智子さまは「公務のできる内親王」として紀宮清子内親王をお育てになった。内親王の務めは国民に尽くし見返りを求めないこと。華やかだが厳しい存在である。清子さまを「ねえね」と慕いロールモデルとして、ご公務に積極的に取り組まれる眞子さまと佳子さま。厳しいしつけは母である紀子さま。いいお家に生まれただけではプリンセスにはなりません。身近なお手本と厳しいしつけがあってこそ、素敵なプリンセスが生まれるのです。
こう書房 / 1512円 / ISBN 4769611544

■ユーロは絶対に崩壊しない

伴野 文夫(NHK出身) ▽欧州の明日はドイツか英国か?  50年前のブリュッセル駐在以来、長年にわたるEU取材の集大成です。私の本とほとんど同時にE・トッドの『問題は英国ではない、EUなのだ』が出版されました。  面白いことにトッドと私の見解は、まったくの真逆です。トッドはイギリス派でドイツ嫌い。やがて欧州をリードするのはイギリスだと言います。私はフランス派ですが、大英帝国は衰退しつつあり、EUの明日はドイツが握っていると見ます。  どちらを選ぶか、読み比べてください。10年もすれば答えははっきりすることでしょう。
幻冬舎ルネッサンス新書 / 864円 / ISBN 434499423X

■日本の現場 地方紙で読む2016(早稲田大学ジャーナリズム研究所編)

高田昌幸(高知新聞社報道部副部長・部長待遇)  地方紙の記事を総覧する機会は意外と多くない。ネット時代になっても、地方紙の記事群はなかなか全国に流通していない。本書はそうした点を補い、各紙の連載や特集を1冊にして世に送り出す狙いで編まれた。2010年版、12年版に続く3冊目。これまでと違い、収録記事は他薦から自薦へ、版元も早稲田大学出版部に変わるなどした。  収録は北海道から沖縄まで18紙。東日本大震災や福島原発事故の「その後」、子育てや貧困、ハンセン病などの差別、高齢化の実相などテーマは実に多種多様だ。敗戦70年に関する連載を「イチオシ」とする地方紙も多かった。  本書を通読すれば、「東京目線」「中央目線」ではない視点の多様性が浮き彫りになる。まさに「現場を読む」である。深掘り度も一級。地方紙の、新聞の底力を存分に見せてくれる。
早稲田大学出版部 / 2160円 / ISBN 465716015X

■宮尾登美子 遅咲きの人生

大島 信三(産経新聞出身) ▽作品より面白いスリリングな生涯  「宮尾作品は人物がくっきりと描かれていてドラマ化しやすい」と、あるテレビプロデューサーから聞いた。出世作の『櫂』を皮切りに『陽暉楼』『寒椿』『鬼龍院花子の生涯』『序の舞』『天璋院篤姫』がテレビ、舞台、映画になって話題を呼んだ。  確かに作品も面白いが、芸妓娼妓紹介業の家に生まれた作家の生涯の方がはるかにドラマチックで、スリリングである。逆境でも諦めず、マイナスをいつの間にかプラスに転じていく生き方には学ぶべき点が多い。
芙蓉書房出版 / 1944円 / ISBN 4829506911

■オバマへの手紙 ヒロシマ訪問秘録

三山 秀昭(広島テレビ社長) ▽オバマ広島訪問の秘話ドキュメント オバマ米大統領と森重昭さんとの抱擁は誰もが覚えている。しかし、訪問までのプロセスは今なおベールの中。そこに焦点を当てたのが、この本。  ①オバマの初訪日の際、米側の広島訪問打診に、日本外務省は事実上のNO②その後、安倍首相の靖国参拝で、アジア重視策の米側が「失望」して遠のく③地元広島はサミット誘致でオバマを招こうとするが、首相は「伊勢」に拘泥、オバマは「サミットが理由の広島訪問ではなく、自らの意思で広島へ行く」と広島サミットを敬遠。さて、米側は森さんの存在をどうして知った?…など、タイトル通り、秘話満載だ。
文春新書 / 842円 / ISBN 4166610953

■報道の自己規制 メディアを蝕む不都合な真実

上出 義樹(北海道新聞出身)

▽日本の新聞・テレビの病巣にメス

自己規制、自主規制、萎縮、忖度…。呼び方は異なるが、安倍晋三政権に腰が引けた新聞やテレビの報道姿勢がさまざまな場面で目に付く。しかし、権力に弱いメディアの体質は昔も今も変わらない。本書は、今春学位を得た筆者の博士論文を下敷きに、新聞やテレビが自らメスを入れない報道の自己規制の実態と、その背後にある記者クラブ制度など、マスメディアの日本的な負の構造を徹底検証している。


リベルタ出版 / 2160円 / ISBN 4903724484

■抗うニュースキャスター TV報道現場からの思考

金平 茂紀(TBS「報道特集」キャスター)

▽テレビ報道マンによる自己批評の試み

テレビ報道の仕事に携わって今年が40年目。その間、メディアにおけるテレビの位置は随分と変容した。変わらないのは、テレビというメディアには、自己批評能力がまだ十分に備わっていないのではないか、という危惧だ。この数年、3カ月に一度というスローペースで書き続けてきたテレビ報道の自己批評の試み。福島第一原発事故、国政選挙報道、朝日新聞の吉田証言・吉田調書事件、安保法制のデモ報道などテーマは多岐にわたる。特に、テレビ関係者の方々、ぜひご一読を。


かもがわ出版 / 1944円 / ISBN 4780308585

■トランプ現象とアメリカ保守思想

会田 弘継(共同通信社客員論説委員)

▽思想史で米大統領選を斬る

米共和党のこの半世紀の大変貌、アメリカにおける保守と反動の微妙な関係…など興味深い問題がトランプという怪異な大統領候補の出現で一挙に露呈したので、まとめてみました。思想史的な視点で米政治や大統領選を考えたい方にお勧め。若手評論家の荻上チキさんとのラジオ番組での対談がきっかけで生まれた本です。同時に旧著『追跡・アメリカの思想家たち』も増補改訂版として中公文庫入り。併読していただくと、現代アメリカ政治思想史を通観できます。


左右社 / 1944円 / ISBN 4865281525

■秋のしずく 敗戦70年といま(高知新聞取材班)

高田昌幸(高知新聞社報道部副部長・部長待遇)

2014年2月から15年末まで、高知新聞は長期企画「秋のしずく」に取り組んだ。連載は16シリーズ、計74回。そのほか大型の特集や単発記事も随時掲載し、20~30代前半の記者たちが戦争の実相を掘り起こそうとした。本書はその大半を収録した1冊である。  被害体験ばかりではない。細菌兵器に関わった部隊員、大陸で中国兵を斬った兵士、捕虜の米兵殺害に関与した元BC級戦犯。「日本は」「国家は」といった大文字の戦争記録ではなく、全ての取材がそうであるように、徹底的に現場にこだわった。体験者の記憶にある「泥水」「糞尿」「血しぶき」「人肉」なども、あえてそのまま使用。可能な限り関係資料での裏付けも続けた。  一連の取材で浮き彫りになったのは「総力戦」と、それを支える「熱狂」の残酷さである。


高知新聞社 / 1458円 / ISBN 4906910521

■イギリス王室 愛と裏切りの真実

渡邉みどり(日本テレビ出身)

▽エリザベス女王の人生重ねながら

今春、生誕90年を迎えた英国のエリザベス女王。英国王室が抱えた困難や王室に渦巻く女性たちの苦悩を、エリザベス女王の人生と重ねながら描く。ダイアナ妃の急逝から20年目。国民から愛され支持されている英国王室。もちろん反感を持たれた時代もあった。女王をロールモデルとするウィリアム王子とキャサリン妃、ジョージ王子・シャーロット王女にも注目。2012年婦人画報に連載した「エリザベス女王の原点」を加筆・再構成した。


主婦と生活社 / 1404円 / ISBN 4391148692
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