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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■がんになる前に乳房を切除する 遺伝性乳がん治療の最前線
小倉 孝保(毎日新聞外信部長)
▼女性のたくましさに脱帽 米国女優、アンジェリーナ・ジョリーの告白で話題になった乳房の予防切除。遺伝的にがんになりやすい女性が、将来のがんリスクを下げるために行う医療措置だ。その源流は英国女性、ウェンディ・ワトソンにある。彼女が両乳房を予防切除するまでの医師や官僚とのやりとりは時におかしく、時に常識破りだ。彼女の奮闘ぶりを中心に、日本の乳がん治療、乳房再建の現状も報告している。まじめなテーマだが、笑えるエピソードも多い。
文藝春秋 / 1728円 / ISBN 4163907270
■逆説の日本経済論
斎藤 史郎(日本経済新聞出身、元クラブ理事長)
▼14人の識者が俗論を覆す 「人口が減り続ければ日本は衰退の道を歩む」「貿易黒字はプラスで赤字はマイナス」「株主主権は企業理論の基本」――。世間にいつの間にか浸透しているのが常識論。誰も否定することに思い及ばないのが通念。そこには思考停止があり背後には時代の空気がある。本書は、日本経済を巡るこうした俗説や通念に、14人の学者、経営者、政治家らが激しく挑戦、異説を展開した書。「人口減少は恐るるに足らず」「超金融緩和は資本主義を破壊する」と語る。
PHP研究所 / 2052円 / ISBN 4569836925
■エマニュエル・マクロン フランスが生んだ革命児
伴野 文夫(NHK出身)
▼地球を救う救世主 マクロン仏大統領の登場は、39歳の年齢とか、25歳年上の夫人とか、話題満載でにぎやかだった。しかしマクロンの政治哲学はあまり語られていない。マクロンが立候補に当たって発表した著書『革命』を徹底分析した。マクロンが目指す「革命」はフランスだけのものではない。環境破壊される地球を救う革命だと思う。COP21から脱退するトランプ米大統領と真っ向対立する考えだ。すでに原子炉の一部閉鎖とガソリン車の廃止を打ち出している。注目の第一歩だ。
幻冬舎 / 1080円 / ISBN 4344971833
■Great Trade Alliance Formation Game in Asia-Pacific
村上 直久(時事通信出身)
▼英文対外発信の重要性 日本関連の情報、主張の英文による対外発信の重要性は通信社で英文記者をしていたころデスクによく言われた。本書はアジア太平洋EU学会(EUSA AP)で発表し、同学会の論叢に掲載された、自由貿易協定や原発事故、ユーロ圏危機などに関する5本の論文を所収している。幸運にも論文がドイツの学術出版社の目に留まり、オファーがあったことで出版が実現した。
LAP LAMBERT Academic Publishing / 4025円 / ISBN 3659633763
■わけあり記者 過労でウツ、両親のダブル介護、パーキンソン病に罹った私
三浦 耕喜(中日新聞社生活部)
▼「わけあり」を抱えて生きる全ての人へ 夜討ち朝駆け、事件・政局では三カ月は休みなし…メディアにおいても、そんな働き方はそろそろ限界です。人もいて経費もハイヤーも使い放題、携帯もなかった時代の自慢話では、もはや説得力はありません。
意義ある仕事を苦役にするクラッシャー上司がいます。見渡せば、介護や子育てできりきり舞いの人ばかり。病との闘いも深刻です。「わけあり人材」をどう活用するか。拙著が共に考えるきっかけになればと思います。
高文研 / 1620円 / ISBN 4874986234
■グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏
澤 康臣(共同通信社特別報道室次長)
▼各国記者の挑戦と「日本の壁」 国も会社も違う記者が手を組み不正を暴く、国際調査報道。その現場はこうなっている―。世界の記者やメディア関係者ら70人が登場し、最新取材テクとジャーナリズムへの思いを語る本。パナマ文書報道最大の危機、アフリカに浸透したマフィアを追う「イタリア・アフリカ各国記者連合」の活躍、中国2000年代の「調査報道の春」の終焉、記者が記者を教える米国の特ダネ教室…そして国内の調査報道記者を阻む「日本の壁」の正体も明らかにする。
岩波新書 / 929円 / ISBN 4004316537
■戦略の地政学 ランドパワーVSシーパワー
秋元 千明(RUSI Japan所長・NHK出身)
▼地政学で読み解く世界 集団的自衛権、北朝鮮核問題、日本の安全保障論議は意見の幅が非常に広い。武力を行使してでも世界に貢献せよとの意見もあれば、非武装こそ真の平和主義という意見もある。大戦後、日本の針路について明確なビジョンがないまま大国に成長してしまったからだ。いくら欧州の小国に憧れても、1億人の人口と経済力を抱える日本には、はじめから大国としての生き方しかない。日本の未来を考えるとき、地政学が役に立つ。
ウェッジ / 1728円 / ISBN 4863101864
■白兎で知るロシア ゴルバチョフからプーチンまで〈増補版〉
小林 和男(NHK出身)
▼ロシアを教えてくれる白兎 日ロ首脳会談の共同会見を聞いても成果のほどはさっぱり分からない。大統領の行動も日本的な常識を越えるから、ロシアはますます嫌われる。長年ロシアに暮らして、ロシア理解に役立つ法則があることを知った。それを知っているだけで首脳会談の中身でも正しく推測できる。ロシア人と表も裏もある付き合いの具体的なエピソードで、その法則を紹介したのが本書。白兎とは何だ? ロシアのしぶとさ、嫌らしさ、そして面白さを教えてくれる動物です。
かまくら春秋社 / 1620円 / ISBN 4774002577
■香害 そのニオイから身を守るには
岡田 幹治(朝日新聞出身)
▼「香害」の実態・原因・対策を網羅 身の回りに香りつき商品があふれるようになり、そこから放散される微量の化学物質によって深刻な健康被害を受ける人が急増している。これが「公害」ならぬ「香害」だ。
本書は、ようやく新聞やテレビが報道し出したこの問題を、初めて正面から取り上げ、CMを見て「便利そう」と思って買った商品が、しばしば使う人自身や周囲の人たちの健康を損ねること、その原因は、ごく微量の化学物質にあることを明らかにした。この本を参考に、家族の健康を守ってほしい。
金曜日 / 1512円 / ISBN 4865720189
■美智子さまに学ぶエレガンス
渡邉 みどり(日本テレビ出身)
▼日本で最も「エレガンス」を身に付けた女性 気品、人間の品格こそが「エレガンス」だ。皇后美智子さまの装いや立ち居振る舞い、笑顔、お言葉から感じる「エレガンス」の源には、「お相手を思いやる心」がある。だからこそ国民からの尊敬を集め、愛される存在なのだろう。美智子さまは、日本人が、今だからこそ、お手本にしたい「エレガンス」を多く持っていられる。その「エレガンス」の秘密を、お写真ととっておきのエピソードと共にお伝えする1冊。
学研プラス / 1512円 / ISBN 4054065767
      
