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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。
■逆説の日本経済論
斎藤 史郎(日本経済新聞出身、元クラブ理事長)
▼14人の識者が俗論を覆す 「人口が減り続ければ日本は衰退の道を歩む」「貿易黒字はプラスで赤字はマイナス」「株主主権は企業理論の基本」――。世間にいつの間にか浸透しているのが常識論。誰も否定することに思い及ばないのが通念。そこには思考停止があり背後には時代の空気がある。本書は、日本経済を巡るこうした俗説や通念に、14人の学者、経営者、政治家らが激しく挑戦、異説を展開した書。「人口減少は恐るるに足らず」「超金融緩和は資本主義を破壊する」と語る。
PHP研究所 / 2052円 / ISBN 4569836925
■美智子さまに学ぶエレガンス
渡邉 みどり(日本テレビ出身)
▼日本で最も「エレガンス」を身に付けた女性 気品、人間の品格こそが「エレガンス」だ。皇后美智子さまの装いや立ち居振る舞い、笑顔、お言葉から感じる「エレガンス」の源には、「お相手を思いやる心」がある。だからこそ国民からの尊敬を集め、愛される存在なのだろう。美智子さまは、日本人が、今だからこそ、お手本にしたい「エレガンス」を多く持っていられる。その「エレガンス」の秘密を、お写真ととっておきのエピソードと共にお伝えする1冊。
学研プラス / 1512円 / ISBN 4054065767
■白兎で知るロシア ゴルバチョフからプーチンまで〈増補版〉
小林 和男(NHK出身)
▼ロシアを教えてくれる白兎 日ロ首脳会談の共同会見を聞いても成果のほどはさっぱり分からない。大統領の行動も日本的な常識を越えるから、ロシアはますます嫌われる。長年ロシアに暮らして、ロシア理解に役立つ法則があることを知った。それを知っているだけで首脳会談の中身でも正しく推測できる。ロシア人と表も裏もある付き合いの具体的なエピソードで、その法則を紹介したのが本書。白兎とは何だ? ロシアのしぶとさ、嫌らしさ、そして面白さを教えてくれる動物です。
かまくら春秋社 / 1620円 / ISBN 4774002577
■香害 そのニオイから身を守るには
岡田 幹治(朝日新聞出身)
▼「香害」の実態・原因・対策を網羅 身の回りに香りつき商品があふれるようになり、そこから放散される微量の化学物質によって深刻な健康被害を受ける人が急増している。これが「公害」ならぬ「香害」だ。
本書は、ようやく新聞やテレビが報道し出したこの問題を、初めて正面から取り上げ、CMを見て「便利そう」と思って買った商品が、しばしば使う人自身や周囲の人たちの健康を損ねること、その原因は、ごく微量の化学物質にあることを明らかにした。この本を参考に、家族の健康を守ってほしい。
金曜日 / 1512円 / ISBN 4865720189
■戦略の地政学 ランドパワーVSシーパワー
秋元 千明(RUSI Japan所長・NHK出身)
▼地政学で読み解く世界 集団的自衛権、北朝鮮核問題、日本の安全保障論議は意見の幅が非常に広い。武力を行使してでも世界に貢献せよとの意見もあれば、非武装こそ真の平和主義という意見もある。大戦後、日本の針路について明確なビジョンがないまま大国に成長してしまったからだ。いくら欧州の小国に憧れても、1億人の人口と経済力を抱える日本には、はじめから大国としての生き方しかない。日本の未来を考えるとき、地政学が役に立つ。
ウェッジ / 1728円 / ISBN 4863101864
■わけあり記者 過労でウツ、両親のダブル介護、パーキンソン病に罹った私
三浦 耕喜(中日新聞社生活部)
▼「わけあり」を抱えて生きる全ての人へ 夜討ち朝駆け、事件・政局では三カ月は休みなし…メディアにおいても、そんな働き方はそろそろ限界です。人もいて経費もハイヤーも使い放題、携帯もなかった時代の自慢話では、もはや説得力はありません。
意義ある仕事を苦役にするクラッシャー上司がいます。見渡せば、介護や子育てできりきり舞いの人ばかり。病との闘いも深刻です。「わけあり人材」をどう活用するか。拙著が共に考えるきっかけになればと思います。
高文研 / 1620円 / ISBN 4874986234
■グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏
澤 康臣(共同通信社特別報道室次長)
▼各国記者の挑戦と「日本の壁」 国も会社も違う記者が手を組み不正を暴く、国際調査報道。その現場はこうなっている―。世界の記者やメディア関係者ら70人が登場し、最新取材テクとジャーナリズムへの思いを語る本。パナマ文書報道最大の危機、アフリカに浸透したマフィアを追う「イタリア・アフリカ各国記者連合」の活躍、中国2000年代の「調査報道の春」の終焉、記者が記者を教える米国の特ダネ教室…そして国内の調査報道記者を阻む「日本の壁」の正体も明らかにする。
岩波新書 / 929円 / ISBN 4004316537
■男女平等は進化したか 男女共同参画基本計画の策定、施策の監視から
鹿嶋 敬(一般財団法人女性労働協会会長・日本経済新聞出身)
▼固定的性別役割分担意識の解消こそ 男女共同参画基本計画の策定には20年近く関わり、また政府の政策会議、男女共同参画会議の議員や男女共同参画行政を監視する専門調査会会長等も長く務めてきた。その体験をもとに男女平等が進化したのかどうかを考察したもの。
女性の活躍推進が主流化しているなか、男女共同参画とはどんな関係なのか、結局何が変わらなければならないか等にメスを入れた。浮上したのは古くて新しい難問、固定的性別役割分担意識の解消問題だった。
新曜社 / 3888円 / ISBN 4788515288
■ビジネスパーソンのための世界情勢を読み解く10の視点 ベルリンの壁からメキシコの壁へ
森 千春(読売新聞東京本社論説委員)
▼若者に役立つ「昔話」 記者にとって大事件を取材した体験は貴重な財産だが、若者は往々にして興味を持ってくれない。
過去の出来事から今日でも役立つ教訓を引き出した。世界を読む視点の一例。「激動期にこそ各国の性格が現れる」。現場で取材した「ベルリンの壁」崩壊に立ち返って、ドイツについて考察した。扱った地域は、欧州、米国、朝鮮半島、中東、ロシア、中国、日本と広い。管見を補うべく、優れた専門家の意見を紹介した。
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 1944円 / ISBN 479932165X
■メディアの驕り
廣淵 升彦(元テレビ朝日報道制作部長)
▼初めて聞く話で語る「世界」 「ずいぶんきつそうなタイトルだね。きっと難解なんだろう?」とお思いかもしれない。でも目次を見れば、そのご心配は吹っ飛ぶ。「カスバの女」が狂わす距離感、キャスターの頭上の雪、無知から出た『ベニスの商人』=悪人論、といったものだ。多くの読者から「初めて聞く話だ」「世界がよりはっきり見えてくる」といった反応をいただいている。近ごろの情緒的すぎる一部のメディアの危うさを突き、平和のためには「知力が要る」という当たり前のことを実例を挙げて語ったつもりだ。
新潮新書 / 842円 / ISBN 4106107260