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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■明智光秀10の謎

細川 珠生(個人D会員)本郷和人氏との共著

▼真の光秀の姿をひもとく

 明智光秀は日本史上で謎の多い戦国武将の一人。前半生はもちろんのこと、主君・織田信長を討った「本能寺の変」まで、その生きざまには多くの謎が付きまとう。歴史を知る上で一番大事なのは疑うこと―。本書は、光秀にまつわる10の謎を東京大学史料編纂所の教授である本郷和人氏と明智家と細川家両家の末裔である私自身がそれぞれの視点から対談、それぞれの分析を開陳。これまでの通説で語られていない、真の光秀の姿をひもといていく一冊だ。


宝島社 / 880円 / ISBN 4299003012

■アメリカ大統領選 勝負の分かれ目

大石 格(日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員)

▼米国の選挙の戦い方が分かる

 日本人が知っているようで知らない米国の選挙事情を詳しく解説した本だ。有権者名簿を選挙管理委員会が売っている、タダ飯供応やり放題など、意外なエピソードが満載である。州ごとの人口動態を細かく分析することで、今後の大統領選の行方を読み解くほか、次々と現れる新たなSNSを活用した集票・集金術などにも触れている。スポーツ、音楽、食べ物などを題材に米社会の変化を描いた章はおすすめ!


日本経済新聞出版社 / 990円 / ISBN 4532264189

■13歳からのジャーナリスト 社会正義を求め 世界を駆ける

伊藤 千尋(朝日新聞出身)

▼内戦、革命、ゲリラ、35年の外国取材

 子ども向けの入門書ではありません。ジャーナリスト歴45年の記者が、初めて特派員となってからの35年を綴りました。事実を追ってひたすら現場を目指し内戦の戦場、革命の市街戦、ゲリラ根拠地、9.11テロの当日からオリンピックやハリウッドまで取材する中で考えた「何のために書くのか」。抑圧された人々のために活動する「解放の神学」の神父に共感し、「行動するジャーナリスト」を自認するようになった経緯の記録です。

 


かもがわ出版 / 1760円 / ISBN 4780310555

■小泉進次郎と権力

清水 真人(日本経済新聞社編集委員)

▼政治行動10年の「実像」を描く

 小泉進次郎環境相は映像とSNSが席巻する時代の政治家だ。どこでもカメラを向けられ、無数の言説や映像が断片として世にあふれる。だが、それらはほとんど文脈を成さない「点」のイメージでしかない。

 首相官邸、自民党本部、国会での重要決定はカメラのない密室でなされる。小泉氏はそんな「戦場」で他の議員や官僚らとどう切り結び、どんな政治行動をしてきたのか。議員生活10年を定点観測した筆者なりの「実像」を描いた。

 


日本経済新聞出版社 / 1980円 / ISBN 4532176832

■A New Development Model for Japan PartⅡ:Selected Essays 2009-2019(英文)

小島 明(日本経済新聞出身)

▼停滞日本の実相を総括

 2008年に出版した第一部の続編。Japan Journal誌等へ寄せた小論をまとめた。リーマンショックから日銀の非伝統的金融緩和、ゼロ金利、マイナス金利政策まで、日本の政策と経済、社会、政治を点検。政府も日本のソフトパワー戦略を標榜し、対外発信の重要性を強調するが、実体は逆で、むしろ発信力は低下している。あえて個人として対外発信を目指す。

 


 / 円 / ISBN

■永田町政治の興亡 権力闘争の舞台裏

星 浩(TBSテレビ「NEWS23」キャスター)

▼平成政治の苦い教訓を振り返る

 消費税、政治改革、自衛隊派遣……。30年余にわたった平成の政治は波瀾万丈だった。消費税に政治生命をかけた竹下政権は、導入直後に崩壊。小選挙区制導入はすったもんだの末に実現したが、評判は良くない。自衛隊は海外での活動を広げたが、外交の基本姿勢は定まっていない。東西冷戦後に吹き出した難問に直面した政治家たちの苦闘と権力闘争。その姿を政治記者の視線で描いた。令和への苦い教訓はどう生かされるのだろうか。

 


朝日新聞出版 / 1650円 / ISBN 4022630892

■モンスターと化した韓国の奈落

古森 義久 産経新聞社ワシントン駐在特派員

アメリカから見た韓国

 韓国という存在は日本にとっていまや奇々怪々なモンスターのように映る。国際誓約を破り、条理を無視する。情緒に走り、敵意や悪意をぶつけてくる。控えめにみても、問題国家だろう。その韓国をアメリカからみると、どうなるか。本書は主としてアメリカからの光を韓国に当てている。著者がワシントン駐在記者として30年以上、報道してきた「アメリカからみた韓国」をよりよき日韓関係を望みながら報告する。


ビジネス社 / 1540円 / ISBN 4828421505

■夢、遙か

砂原和雄 産経新聞社出身

義を貫くサラリーマンドラマ

 「定年後の人生をどう生きるか」は大きな課題だ。小説の主人公は定年3年前に「部長職をとき調査役を命じる」という4月1日付の辞令を受け、その日から机の配置も変わり部下のいない社員、いわゆる窓際族になる。その直後、予期していない理事に任命されるも、権力闘争に巻き込まれ、翻弄させられる中、同僚への思いやりの心を大切に「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫く。一人のサラリーマンのドラマである。


静人舎 / 1980円 / ISBN 4909299114

■「伝統高校100」東日本篇、西日本篇

猪熊 建夫(毎日新聞出身)

全国200の伝統校を紹介

 旧城下町には必ず旧制中学が設置され、それが戦後の学制改革で新制高校となった。私立でも、校歴100年を超える伝統校が、各地にある。伝統高校は逸材輩出のゆりかごになった。

 例えば、日本人のノーベル賞受賞者計27人の大半は、各地の伝統高校出身者だ。東京の高校出身者は、たった1人しかいない。全国の伝統高校約300を訪ねた中から、200校を選んだのが本書だ。

 


武久出版 / 1980円 / ISBN 4894541327

■リブラの野望 破壊者か変革者か

藤井 彰夫(日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員)

西村博之日本経済新聞社編集委員兼論説委員との共著

デジタル通貨の最前線描く

 2019年6月に米フェイスブックがデジタル通貨「リブラ構想」を発表するやいなや、世界で大論争が巻き起こった。リブラに脅威を感じた中国はデジタル人民元の開発を急ぎ、欧州でも中央銀行が発行するデジタル通貨の研究が始まった。本書は、リブラとは一体何なのかを解説するとともに、リブラが引き起こした新たなデジタル通貨をめぐる覇権争い、通貨の未来についても考えてみた。


日本経済新聞出版 / 935円 / ISBN 4532264162
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