マイBOOK マイPR

会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■政治コミュニケーション概論

鈴木 美勝(専門誌「外交」前編集長)

石澤靖治編著

▼政治とメディアの相互連動性を分析

 政治とメディア・情報・世論はどのように相互連動しながら、国内外の政治ダイナミズムを形成していくのか。その関係性を分析するのが、政治コミュニケーションという学問である。本書では、石澤靖治・学習院女子大学教授を中心に7人の研究者及びジャーナリストが執筆を分担。民意を引き寄せようとする米大統領および日本の首相のメディア戦略と政治の動き、そして日米、日中、日韓など国家間関係における政治コミュニケーションの射程と変容を紹介する。


ミネルヴァ書房 / 3080円 / ISBN 462309104X

■江戸のジャーナリスト 葛飾北斎

千野 境子(産経新聞出身)

▼人間・北斎像に迫る

 中国のあの戦狼報道官も悪用する、今や世界に冠たる葛飾北斎。しかしその人物像は作品ほどには知られていない。北斎とは一体何者か。生い立ちに始まり、浮世絵師デビューから最晩年までを追った人間・北斎像の結論は、江戸のジャーナリスト。森羅万象への超人的探求心、博覧強記、シニカルな眼差し、鎖国体制下で外界への強い好奇心…時代と世相を見事に切り取った。せめてあと5年生きていたら、ペリーの黒船も描けたのに惜しい。


国土社 / 1540円 / ISBN 4337187642

■政治家の責任 政治・官僚・メディアを考える

老川 祥一(読売新聞グループ本社主筆代理)

▼劣化を招いた政治の変容

 どうも最近の政治はおかしいと、多くの人が感じているに違いない。平気でウソをつく。あるはずの文書を「ない」と言い張る。関係者の証言があっても「記憶にない」で押し通す。政治不信は昔からとはいえ、なぜ、いつから、政治家も官僚もこれほどに劣化してしまったのか。50余年におよぶ取材体験をもとに、政治の世界の変容ぶりを洗い直し、「政治改革」の功罪や、メディアのありようを含めた言論空間の現状と問題点を考察した。


藤原書店 / 2860円 / ISBN 4865783040

■扉はひらくいくたびも 時代の証言者

知野 恵子(読売新聞出身)

▼女性漫画家が映し出す社会や歴史

 読売新聞に1カ月以上にわたって連載した、漫画家・竹宮惠子さんの歩みとその時代「時代の証言者 マンガで革命を」を、約3倍に加筆、再構成した。

 女性漫画家の道は生易しいものではなかった。男性漫画家より低く見られ、原稿料も安い。男性ばかりの編集者からは「女の子はこういう話や絵が好き」と決めつけられる。昭和24年前後に生まれ「24年組」と呼ばれる竹宮さんたちは、そんな「常識」を覆していく。実に大胆でたくましい。マンガは社会や歴史を映し出す鏡だ、と改めて実感できる。


中央公論新社 / 1650円 / ISBN 4120054128

■アメリカの悲劇!

古森 義久(産経新聞社ワシントン駐在客員特派員)

▼バイデン政権の影とは

 アメリカの新大統領ジョセフ・バイデン氏とは何者なのか。国政の場で半世紀近くも活動してきたこの人物の実体はわかっているようで、わからない。不透明や未知の部分が多い。一つにはアメリカの主要メディアがトランプ前政権時代とは手の平を返し、大統領の応援団と化して、バイデン政権の「負」の部分を報じなくなったことがある。光と影の光しか伝えなくなったのだ。本書はワシントン取材体験の長い著者がバイデン政権のその影の部分にも公平に目を向け、報じた警告だといえる。


ビジネス社 / 1650円 / ISBN 4828422676

■美智子さま いのちの旅

渡邉 みどり(日本テレビ出身)

▼美智子さまは皇室のプロデューサー

 美智子さまは天皇家のプロデューサー。これまでの常識を覆し、周囲の人々の理解を求めつつ天皇陛下、秋篠宮らとの会談を繰り返して平成の皇室の近代化を進めました。国民の税金で数百億円もかかったと言われる昭和天皇・香淳皇后の陵。美智子さまは土葬から火葬に、陵の規模を縮小されました。私ならではの視点で美智子さまの皇室の歩みの集大成を描きました。


講談社ビーシー / 1650円 / ISBN 4065234565

■アジア血風録

吉村 剛史(産経新聞出身)

▼覇権に揺れるアジアの実相を読み解く

 世界最大規模の海軍を持ち、海洋進出姿勢を強化する中国。海警法の脅威にさらされるのは尖閣を抱える日本のみならず、ベトナムなど南シナ海周辺国も同様で、日本にとってこの方面との連携は今後ますます重要になる。中国が「核心的利益」とする台湾はなおさらだ。中国の成長が頓挫するか、米国が引き下がるのか。覇権をめぐる米中のせめぎ合いの中、新型コロナ感染症という変数が加速させたアジアの見えざる変化、有事の兆しを報告する。


エムディエヌコーポレーション / 980円 / ISBN 4295201243

■心の歌よ! 日本人の「故郷」を求めて

伊藤 千尋(朝日新聞出身)

▼21の歌の現場と作者を取材

 日本人は世界でも稀な「歌う国民」だ。魂を揺さぶる歌にはそれなりの背景がある。「赤とんぼ」や「北国の春」など21の歌の現場や作者を取材し、歌の成り立ちを探求した。

 「神田川」は最後の1行で主語が女性から男性に替わる。「故郷」の「かの山」は目の前にそびえる具体的な山だった。「幸せなら手をたたこう」の作者とともに、歌が生まれて54年後のフィリピンを訪れた。

 愛唱される歌を追求することで、日本人の心情がうかがえる。私たちは何者か、が歌から見えてくる。


新日本出版社 / 1760円 / ISBN 4406065571

■響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事

石合 力(朝日新聞社大阪本社編集局長補佐)

▼究極の響きはいかにして生まれるのか

 特派員稼業と演奏会通いの両立を目指してきた筆者が出会った謎の男トヨタ。サントリーホールやパリ、ハンブルクなど世界の主要ホールの音響設計を手がけ、関係者の間では、自動車でなく彼を指すほどの存在だ。残響時間が同じホール内で席によって響きが違うのはなぜか。音響は「天気予報のようなもの」(バレンボイム)なのか。指揮者ラトル、ゲルギエフ、建築家ゲーリーらに謎を尋ね、「究極の響き」をみがく過程を描く。

 


朝日新聞出版 / 1870円 / ISBN 4022517506

■プロデュースされた〈被爆者〉たち 表象空間におけるヒロシマ・ナガサキ

柴田 優呼(朝日新聞出身)

▼日米で被爆者の扱いが違う理由

 新聞社を去り海外に出て、英語の渦の中に飛び込むと、そこには全く違う被爆者像があった。北米ではなぜ、被爆者の声を取り上げない映画が、ヒロシマの映画とされるのだろうか。日本の原爆映画はなぜ、北米で受け入れられないのだろうか。ジャーナリスティックな視点に基づき、学術的な手法で、日米双方で「プロデュース」されてきた被爆者像に迫った。2018年に刊行した英語の学術書を、日本語読者向けに大幅に加筆した「アカデミック・ジャーナリズム」の書。


岩波書店 / 4840円 / ISBN 4000614584
ページのTOPへ