会見リポート
2019年07月31日
13:30 〜 15:00
10階ホール
「2019参院選後の日本 民意を読む」(3) 白井聡・京都精華大学専任講師
会見メモ
『永続敗戦論』『国体論-菊と星条旗』などの著書がある政治学者の白井聡・京都精華大学専任講師が、参院選から見る民意について話した。
司会 山田惠資 日本記者クラブ企画委員(時事通信)
「2019参院選後の日本 民意を読む」
(1) 松本正生・埼玉大学社会調査研究センター長 7月26日(金) 13:30~15:00 YouTube動画
(2) 細谷雄一・慶應大学教授 7月29日(月) 13:00~14:30 YouTube動画
(4) 中島岳志・東京工業大学教授 8月1日(木) 13:30~15:00
(5) 待鳥聡史・京都大学大学院教授 8月5日(月) 13:30~15:00
(6) 砂原庸介・神戸大学大学院教授 8月9日(金) 13:00~14:30
(7) 開沼博・立命館大学准教授 8月19日(月) 13:30~15:00
会見リポート
参院選に見た「希望」「絶望」
足立 直紀 (テレビ朝日政治部長)
「安倍政権が犯罪的な政治をやりながら持続してきた」と、過激な発言から始まった白井氏の会見。氏は、今回の選挙に「希望」と「絶望」を見たという。
まず「希望」は、れいわ新選組の躍進。山本太郎代表は、特定枠を使って、自分は落ちてもいいからと重度障害の二人を国会に送り込んだことを「すごい」と評価し、野党の中心は「枝野から太郎へ」移っていくとの見方を示した。
一方、「絶望」はNHKから国民を守る党の議席獲得で、その拡大戦略を「ゴミ溜め」と表現し批判した。さらに、その「ゴミ」はどこから湧いてくるのか、という表現で、小選挙区制の弊害で、公募で手を挙げる政治家になりたい人は「政治家にしてはいけない人物」が多いと語った。それが議会制民主主義への絶望、そして低投票率として表れているのだと分析した。
ゲスト / Guest
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白井聡 / Satoshi Shirai
京都精華大学専任講師 / Lecuturer, Kyoto Seika University
研究テーマ:2019参院選後の日本 民意を読む
研究会回数:3