1996年05月28日 00:00 〜 00:00 10階ホール
小山内美江子・脚本家「プノンペンの桜中学」

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会見音声


会見リポート

 テレビの「三年B組金八先生」で知られる脚本家。若い人たちをリードして難民救済活動に携わる国際ボランティアの顔も持つ。前日(526日)、カンボジアのタケオ州に完成した三校舎の贈呈式を終え、帰国したばかり。

 「日本の援助は顔が見えないと批判するマスコミが、顔を見せてがんばっている私たちの仲間の若者について書いてくれないのは残念」「スイッチ一つでなんでもできる日本から出かけた若者が、不便な現地でいろんな障害を克服して自信を持つようになる――これが今の教育に最も欠けている点では」と、ボランティア活動での体験に絡めて、教育論やマスコミへの注文も。

 「昨年(1995年)ごろから、普通の人の行動が社会を変えていくようなニュースが増え、日本が変わってきている」。そういう印象を新聞記事から受けるようになったという。「金八先生」の新シリーズもそうした社会的な背景を踏まえて書いた。「お笑い番組の氾濫で現実を正面から見据えようとする番組が少ない。もっと新聞でも応援してほしかった」


ゲスト / Guest

  • 小山内美江子 / Mieko Osanai

    脚本家 / Playwright

研究テーマ:プノンペンの桜中学

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