1988年06月10日 00:00 〜 00:00 宴会場
宇野 宗佑 外相

会見メモ

・・・1週間後にはトロント・サミットへ向けて出発するという、絶好のタイミングでの昼食会になった。
 6階のフォーリンプレスセンターでは、英語への同時通訳サービスが行われ、外国プレスもモニターテレビを見ながら取材。外相も、海の向こうを十分意識して、「世界に貢献する日本外交」をPRした。
 ①平和への貢献②文化交流の促進③ODAの拡充――という国際協力の三本柱のうち、特に①と③を熱っぽく語った。
 「お祭りの寄付のところには日本の名前はあるが、ミコシが目の前に来ているのに、ふる舞い酒も出さなけりゃ、担ごうともしない」。こんな雰囲気が諸外国にはあるとして、「口先や札ビラだけでなく、世界のために汗をかかなければならない」「途上国への援助を義務としなければならない時代を、日本は迎えた」と。憲法の範囲内で、地域紛争解決にも積極的に関与していきたい、と平和への貢献を強調した。しかし、もしこれが米ソの新デタントや、社会主義と資本主義の経済・貿易面での共存の新しい可能性といった潮流の中で、単に黒字をため込んだ国としての義務、あるいは有利な通商環境の維持といった現実的認識だけに多くを依存した平和外交なら、果たして成果はどうであろうか?
 バードン・シェアリングに関した質問では、「戦略的援助」でなく、あくまで「人道的見地から」の原則を確認したが、こうした点でも、日本側の自主的判断をどこまで貫けるかは、竹下政権の平和外交の基本理念いかんにあるような気がした。記念署名は「春風貫鉄壁」。・・・

日本記者クラブ会報1988年7月号9ページから引用)

※詳録はリンク先pdfの7ページから


ゲスト / Guest

  • 宇野 宗佑 / Sousuke Uno

    日本 / Japan

    外相 / Foreign Minister

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