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被災地の「影」伝えることが大きな課題(東日本放送 堀田 卓)2013年3月

被災地の今を伝え続けることを意識してきた。それが被災者が忘れられていないと感じることにつながるからだ。

 

時間の経過とともに復旧・復興のスピードに格差が生じ、住民同士の軋轢を生んでいる。住宅再建や事業再開といった生活に密着した分野で特に顕著だ。公的な支援格差など、制度自体の問題が根底にあることも多い。またそれが心の問題にもつながっているが、いわゆる「心のケア」については取材自体が困難だ。復旧・復興に対して前向きになれない人たち…被災地の「影」を伝えられていない点は大きな課題だ。被災地とそれ以外との温度差は双方が埋める努力をしなければいけない。多くの人が「良かった」と思える復興の実現に向けて、報道を通じて後方支援する。ステージに応じて変化する課題を整理し、解決策を示すことが使命。新たな街には、高齢化や人口減少などを克服し、日本全体の再生モデルとなることが求められている。計画段階での検証も重要な役割と思う。

 

(報道部防災担当デスク)

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