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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■会社は誰のものか 経済事件から考えるコーポレート・ガバナンス

加藤 裕則(朝日新聞社経済部)

▼複雑怪奇な企業法務、会計監査 

 「会社は寝なくていい、食べなくてもいい。何をしでかすかわからない怪獣のような存在だ」。経済評論家の奥村宏さん(故人)の言葉だ。会社は何のためにあるのか。誰のものなのか。筆者は1999年、通産省クラブでコーポレート・ガバナンスの取材を始めて以来、この答えを探し続け、この本を書き上げた。オリンパス、東芝、日産、関電といった不祥事も取材。会社法と金融商品取引法など複雑怪奇な企業法務や会計監査の現状を批判した。


彩流社 / 1870円 / ISBN 4779171067

■米中激突と日本の針路

古森 義久(産経新聞社ワシントン駐在客員特派員)

矢板明夫同台北支局長との共著

▼米中対立、新型コロナ 第一線からの報告 

 なぜアメリカと中国は対立し、衝突するのか。その結果、日本はどうするべきなのか。米中激突の日本への影響とはなにか。そしていま世界を揺さぶる中国発の新型コロナウイルス感染症はアメリカ、中国、日本の関係をどう変えていくのか—本書はこうした重大テーマに現地の第一線からの光を当てている。

 アメリカと中国と、それぞれの取材体験の長い記者二人が実体験と洞察を基に対談、対論の形で自由かつ詳細に伝える最新の報告である。とくに武漢から始まったウイルス感染のレポートは生々しい。


海竜社 / 1760円 / ISBN 4759316965

■秘密資金の戦後政党史 米露公文書に刻まれた「依存」の系譜

名越 健郎(時事通信出身)

▼米ソの対日秘密政治工作を解明 

 外国人や外国組織から政治資金を受けることは、政治資金規正法に違反するが、冷戦時代に活動した自民党、民社党、社会党、共産党、公明党のうち、公明党を除く4党が米ソ両国から秘密資金を受けていたことを、米ソ両国の公文書で立証した。50〜60年代は与野党対立や思想戦が激しく、日本の進路も不透明だったが、各政党が安易に米ソから資金を受けていたことは、国民を欺き、民主政治の発育不良につながったといえる。


新潮社 / 1650円 / ISBN 4106038501

■明治長崎清国水兵暴行事件

橋本 秀一(NHK出身)

▼歴史に埋もれた事件に迫る 

 明治十九年夏、長崎に清国北洋艦隊の四隻が入港した。上陸した水兵四百人は長崎市内を暴れまわり、警察官と「小戦争」を繰り広げた。警官側は二名が殺害され、二十七名が負傷。清国側も八名が死亡、四十二名が負傷した。事件処理をめぐる日清外交交渉では、清国の海軍力を恐れた日本が譲歩し、喧嘩両成敗の形で処理された。地元紙「鎮西日報」の記事を軸に、発生から交渉妥結、その余波までの一連の動きを、七百頁の本書で再現した。


ブックコム / 3520円 / ISBN 4910118039

■ルポ沖縄 国家の暴力 米軍新基地建設と「高江165日」の真実

阿部 岳(沖縄タイムス社編集委員)

▼地元紙の視点で密着取材

 「辺野古」に比べ、「高江」は知名度が低い。全国メディアもほとんど見ていない。だから、国家の暴力はさらに容赦なく、抵抗する住民の上に振り下ろされた。米軍基地建設の現場には、民主主義と法治主義が危機に瀕する日本社会の縮図があった。2017年刊行の単行本を、文庫化に当たって増補。百田尚樹氏によるデマとヘイトに満ちた講演会、全国紙の沖縄2紙攻撃、事故の懸念が現実になったヘリ不時着炎上について加筆した。


朝日新聞出版 / 814円 / ISBN 4022620005

■ニュースは「真実」なのか「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2019

瀬川 至朗 編著(個人D会員)

▼優れたジャーナリストの手法を学べる一冊

 2018年秋の早稲田ジャーナリズム大賞の審査は長引いた。「力作ぞろい」だったからである。結果、計6作品という過去最多の受賞作が生まれた。森友・加計、自衛隊日報隠蔽、インパール作戦、旧優生保護法というと分かってもらえるだろう。共通するのは、多面的に「ファクト」を追求し検証する姿勢である。本書は受賞者らを講師とする2019年の記念講座の講義録。「読み応えがあり、大きな仕事の仕方を学べて勉強になる」という評価をいただいている。


早稲田大学出版部 / 1980円 / ISBN 4657190253

■明智光秀10の謎

細川 珠生(個人D会員)本郷和人氏との共著

▼真の光秀の姿をひもとく

 明智光秀は日本史上で謎の多い戦国武将の一人。前半生はもちろんのこと、主君・織田信長を討った「本能寺の変」まで、その生きざまには多くの謎が付きまとう。歴史を知る上で一番大事なのは疑うこと―。本書は、光秀にまつわる10の謎を東京大学史料編纂所の教授である本郷和人氏と明智家と細川家両家の末裔である私自身がそれぞれの視点から対談、それぞれの分析を開陳。これまでの通説で語られていない、真の光秀の姿をひもといていく一冊だ。


宝島社 / 880円 / ISBN 4299003012

■アメリカ大統領選 勝負の分かれ目

大石 格(日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員)

▼米国の選挙の戦い方が分かる

 日本人が知っているようで知らない米国の選挙事情を詳しく解説した本だ。有権者名簿を選挙管理委員会が売っている、タダ飯供応やり放題など、意外なエピソードが満載である。州ごとの人口動態を細かく分析することで、今後の大統領選の行方を読み解くほか、次々と現れる新たなSNSを活用した集票・集金術などにも触れている。スポーツ、音楽、食べ物などを題材に米社会の変化を描いた章はおすすめ!


日本経済新聞出版社 / 990円 / ISBN 4532264189

■13歳からのジャーナリスト 社会正義を求め 世界を駆ける

伊藤 千尋(朝日新聞出身)

▼内戦、革命、ゲリラ、35年の外国取材

 子ども向けの入門書ではありません。ジャーナリスト歴45年の記者が、初めて特派員となってからの35年を綴りました。事実を追ってひたすら現場を目指し内戦の戦場、革命の市街戦、ゲリラ根拠地、9.11テロの当日からオリンピックやハリウッドまで取材する中で考えた「何のために書くのか」。抑圧された人々のために活動する「解放の神学」の神父に共感し、「行動するジャーナリスト」を自認するようになった経緯の記録です。

 


かもがわ出版 / 1760円 / ISBN 4780310555

■小泉進次郎と権力

清水 真人(日本経済新聞社編集委員)

▼政治行動10年の「実像」を描く

 小泉進次郎環境相は映像とSNSが席巻する時代の政治家だ。どこでもカメラを向けられ、無数の言説や映像が断片として世にあふれる。だが、それらはほとんど文脈を成さない「点」のイメージでしかない。

 首相官邸、自民党本部、国会での重要決定はカメラのない密室でなされる。小泉氏はそんな「戦場」で他の議員や官僚らとどう切り結び、どんな政治行動をしてきたのか。議員生活10年を定点観測した筆者なりの「実像」を描いた。

 


日本経済新聞出版社 / 1980円 / ISBN 4532176832
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