2021年07月20日 13:30 〜 14:30 オンライン開催
「都議選から読む総選挙」(1) 久米晃・元自民党本部事務局長

会見メモ

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自民党職員として長く選挙対策を支えてきた久米晃さんが登壇し、都議選の結果を分析するとともに、衆院選を展望した。

久米さんは1980年に党職員となって以降、選挙畑を歩んだ。各地の事情を踏まえた選挙分析に定評がある。2002年から16年まで選対部長を務め、11年から党本部事務局長を兼務した。

 

司会 川戸惠子 日本記者クラブ企画委員(TBS)


会見リポート

ワクチン失敗には「しっぺ返し」

脇 正太郎 (朝日新聞・時事通信出身)

 「投票率が低いと自民党は勝ってきたのに、大敗北した。ワクチンの職域接種をキャンセルしたためだ」。先の東京都議選での菅義偉首相の責任を指弾した。信頼を回復できないままだと、次の衆院選で「しっぺ返しを受ける」と予測する。

 党職員として選挙対策に30年以上も携わった選挙のプロだ。古巣に対しても舌鋒は鋭い。衆院選の可能な限りの先送りと総裁選の先行実施を「一つの方法」と強調した。総裁選に「菅首相以外の立候補」を期待するという。

 菅内閣の支持率が過去最低を更新する一方で、現状では野党各党の支持率も低迷する。だが、警戒を緩める材料にならないと判断している。選挙になれば「自民党に投票するか、投票したくないかの戦いになる」とみているためだ。

 野党の勝機は、統一候補の成立にある。「私が共産党幹部だったら、譲歩してでも実現する」と言い切り、自民党候補に覚悟を促した。


ゲスト / Guest

  • 久米晃

    元自民党本部事務局長

研究テーマ:都議選から読む総選挙

研究会回数:1

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