2011年08月03日 15:00 〜 16:30 10階ホール
ソマリア飢饉 国連機関 共同記者会見

会見メモ

FAO   日本事務所所長   横山光弘

UNHCR 駐日事務所代表代行 久保眞治

UNICEF 東京事務所代表   平林国彦

WFP  日本事務所所長   モハメッド・サレヒーン


司会 日本記者クラブ企画委員 川村晃司(テレビ朝日)


各団体のホームページ

FAO

http://www.fao.or.jp/

UNHCR

http://www.unhcr.or.jp/html/index.html

UNICEF

http://www.unicef.or.jp/

WFP

http://www.wfp.or.jp/


会見リポート

武装勢力 援助に「税」要求

松尾 圭介 (時事通信外信部)

国連は7月、ソマリア南部で飢饉が起きていると宣言した。日本に拠点を持つ国連4機関が緊急に合同記者会見を行い、①食糧不足の背景②あふれ出る難民③子どもの栄養失調④壊滅的な農業と、各専門分野から現状を解説した。


ここまで危機的状況に陥った原因として、世界食糧計画(WFP)は、2010年初めから援助関係者がソマリア南部の現場に入れなくなっている点を指摘した。武装勢力により「事務所や職員に脅迫があり、WFPが持ち込む食糧に『税』や『課徴金』が求められ、さらにWFPの事務所で女性職員が働くことを禁止された」ことから撤退に追い込まれた。


東アフリカでの干ばつ発生は、東太平洋のラニーニャ現象と関わっており、国連食糧農業機関(FAO)は「早期の警報を昨年秋の時点から発していた」ため警戒はしていた。WFPも「緊急時にすぐ配れるよう食糧を備蓄して対策も取っていた」だけに、思うように現地に届けられない悔しさがにじむ。


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