ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第2回アジア経済視察団(2002年2月) の記事一覧に戻る

山陽新聞 大本哲弥 2002年2月

アロヨ比大統領の会見、帰国間際の陳水扁台湾総統との会見現実…と、今回の視察団で日本記者クラブの権威の高さと底力(?)を実感。と同時に、地方紙記者ではめったにできないこのたぐいの取材は、私自身にとって貴重な経験になりました。お世話になりっぱなしだった現地の方々や、団員の皆さんには感謝、感謝です。

 

最初に訪問したフィリピンは貧困が社会問題になっているだけに、もう少し市民の現場に踏み込めばよかったと後悔しています。その半面、台湾では地元・岡山から進出した企業の取材や、李登輝前総統がらみローカルなストレート記事の出稿ができ、随分身近になった気がします。日本と同様に産業空洞化、高失業率といった問題を抱えますが、日系企業関係者からうかがった台湾企業人のしたたかさ、グローバルな気質の話は面白く、今後の台湾経済の情勢に非常に興味がわいてきました。

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