ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第1回アジア経済取視察団(2000年12月) の記事一覧に戻る

東京新聞・中日新聞 関龍市朗 2000年12月

今回の企画に対し、3つの感謝を申しあげたい。1つは腰を落ち着けて外国に接する機会を得られたことである。これまでの海外取材といえば分刻みのスケジュールの中で出稿に追われ、後に記憶をたどってもプレスルームの設置されたホテルの壁の色ぐらいしか覚えていない、という苦い思い出ばかり。見失いかけていた海外取材の意義を呼び戻すことができた。

 

2つ目はアジアに対する関心が高まったことである。外国といえば欧米にばかり目を向きがちであった身にとっては、新鮮な驚きと発見の連続であった。短期間のうちに3カ国の指導者たちと相次いで会うことができたのも、この取材団に参加した故の大きな収穫といえる。

 

3つ目は参加メンバー1人1人に対してである。私のような若輩者にとって、国内外の取材経験豊富な方々と同行できたメリットは計り知れない。ありがとうございました。

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