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第19回（北欧）社会保障（2018年6月） の記事一覧に戻る

キャッシュレス先進国を実感 （企画委員・日本経済新聞社　藤井彰夫）2018年6月

★モーテン・ブリックス産業経済研究所エコノミストを取材して

 

 

今回の取材団の主要テーマではなかったが、個人的な興味もあって行く先々で「キャッシュレス先進国」といわれるスウェーデンの実態を聞いて回った。

 

スウェーデン王立理工学アカデミーのエラさんは、スマホを取り出し個人間でお金をやりとりするアプリ「スウィッシュ」の使い方を教えてくれた。労働組合ユニオネンのカフェテリアでは「現金払いお断り」の表示（写真）を発見。町では、投げ銭をスウィッシュで受け付けるストリート・ミュージシャンにも遭遇した。

 

急速なキャッシュレス化について、産業経済研究所エコノミストのモーテン・ブリックス氏が「現金を扱うコストを下げ、安全な取引のためにもキャッシュレス化は重要」としながらも「高齢者やデジタル化についていけない人には支援が必要になる」と語ったのが印象的だった。

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