ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


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民主主義守る当事者に(琉球新報社 松元剛)2015年6月

 

米軍ヘリが2004年に墜落した沖縄国際大学、辺野古新基地建設現場に同行した。取材団の真摯な取材姿勢に接し、沖縄に横たわる不条理への理解を深めてくれたと実感した。安倍政権のような基盤の強い政権が続くと、自ら現場を踏んで沖縄の声を聞く記者が減る傾向があり、政権寄りの報道につながる遠因と考えていた。取材団の皆さんは、沖縄の基地問題を通し、日本の民主主義を守る当事者になったと考えている。基地の島で見聞きした実像をぜひ今後の報道に生かしてほしい。今後もできる限り連携し、皆さんの取材などに協力したいと考えている。

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