ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第14回(中国)日中関係、北京冬季五輪開催、四川大地震復興(2015年11月) の記事一覧に戻る

隔世の感 「最悪」から改善へ(花田 仁美)2015年11月

2009年から3年間、特派員として北京で過ごした。「打倒、小日本!」。尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に端を発した反日デモでは、日の丸を燃やし気勢を上げる中国の若者たちに混じって取材した。

 

今回の訪中では、中国外務省幹部や識者らが口々に日中友好を訴えるなど、取材団への厚遇ぶりに驚いた。国交正常化以降「最悪」ともいわれた日中関係が、改善傾向にあることを実感した旅だった。

 

(共同通信外信部)

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