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市民の関心はまだ薄く(岩下 省吾)2015年11月

「22年五輪への市民の関心はまだ08年の時ほど高くない」。北京のインターネット情報配信会社、環球網の幹部は、そう指摘した。ウインタースポーツが国内で、あまり盛んではないことに加え、夏季大会からわずか7年で招致のインパクトも薄く、市民の盛り上がりはいまひとつのようだ。

 

五輪の準備を担う北京五輪都市発展促進会は「施設の再利用」を強調した。北京国家体育場、通称「鳥の巣」は08年と同様に開閉幕の式典で活用、北京国家水泳センター、同「ウオーターキューブ」はカーリング会場になる。08年に使った12施設のうち、11施設を活用、新規建設はスピードスケート会場だけという。

 

(上毛新聞運動部長)

 

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