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残念だった中国のワンボイス(遠藤 弦)2015年11月

中国流のパブリック・ディプロマシーなのだろう。中国公共外交協会での座談会で、私は中国が経済連携をどう進めるべきと考えるか尋ねた。ナマの声を聞きたいと思ったが、ジャーナリストと企業の副社長は異口同音に「日中韓FTAの早期締結を望む」という趣旨を語った。政府の公式見解と変わらない。これでは議論は深まらない。残念だった。

 

成都でスターバックスに立ち寄ったら、笑顔の店員から日本語で話しかけられた。彼は「自分のために日本語を勉強している」と語っていた。市井の人のさりげない親切に好感を抱いた。こうした交流を大切にしたい。

 

(読売新聞論説委員)

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