ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第13回(ドイツ・イスラエル)戦後和解(2015年7月) の記事一覧に戻る

バランス感覚忘れまい(押野 真也)2015年7月

今回、イスラエルの取材のみ同行させていただいた。イスラエルは日常業務のカバー範囲だが、ホロコーストに特化して教育分野まで踏み込んだ取材は初めてで新鮮だった。ホロコーストは歴史的にみても衝撃的だが、パレスチナ自治区ガザの現状を見るたび、複雑な心境に陥る。中東情勢を報道する上で、「バランス感覚」が最も重要であることを思い起こさせる取材だった。

 

(日本経済新聞カイロ支局長)

 

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