ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第7回(カンボジア、タイ、ラオス)回廊が結ぶメコン流域圏(2008年2月) の記事一覧に戻る

プノンペン元収容所(大藤 潔)2008年2月

 日々地元の小ネタをひろっている身としては、国家レベル、しかも外国の取材をする機会はなく、大きな刺激を受けた。と同時に、最初の取材地・カンボジアには大きなショックを受けた。

  10年ほど前に取材したカメラマンに映像を見せたところ見違える発展ぶりということだが、地雷による被害か足や腕のない人たちや訪れる先々で金銭や食べ物をねだってくる裸足の子どもたち、夫婦と子どもたちの一家らしきバイクの4人乗りや5人乗り、そして、ポル・ポト政権下の虐殺を絵や写真で展示する元収容所・・・。

  折しも独自取材した平和交流施設「カンボジアひろしまハウス」の活用策が検討されている。被
爆後の広島も同じような復興過程ではなかったのか、重ね合わさって深く考えさせられるものがあった。

  ただ、カンボジアは同じ国の民族同士の殺戮であり、より悲しみは深いと感じた。
1カ国2~3日という駆け足の取材だったが、大変有意義な9日間であった。
 
                               (日本記者クラブ会報2008年4月号から転載)

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