2014年03月07日 13:30 〜 15:00 10階ホール
山名元 技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)理事長 記者会見

会見メモ

京都大学原子炉実験所教授で、昨年8月に設立された技術研究組合国際廃炉研究開発機構(IRID)理事長も務める、山名元氏が会見した。IRIDが取り組む福島第一原子力発電所の廃止措置について説明した。①燃料デブリの取り出し準備関連の開発、②使用済燃料取り出し関連の開発、③放射性廃棄物の処理・処分関連の研究が主な研究課題だとした。

司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)

技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)のウェブサイト

http://www.irid.or.jp/index.html


会見リポート

果てしない廃炉への道 技術的中身について、もっと報道を

東京電力福島第一原発事故から3年。廃炉に向けて作業が進められているが、歩みは遅い。


昨夏、廃炉に必要な技術開発に取り組むために、メーカー、電力会社などが集まり、「国際廃炉研究開発機構」が発足した。その理事長を務める山名氏の話を聞けば聞くほど、未曽有の事故の後始末の大変さが伝わってきた。


1号機から4号機までの原子炉のうち、4号機については昨年11月、核燃料貯蔵プールから燃料取り出しが始まった。だが、それ以外の3機は、溶けて固まった「燃料デブリ」が、どこに、どのような状態にあるのかすらもわからない。様々な図を使って説明した山名氏は、こう語った。「見てきたような絵だが、誰も見ていない。確実なことを言える人は誰一人いない」


ロボットや遠隔操作で中の様子を見る、燃料デブリを取り出す、安全に処分する――。どれをとっても、事故前には想像すらできなかった難問ばかり。廃炉への道は遠く長い。「汚染水問題はかなり報道されているが、廃止措置についての技術的中身は深く報道される機会が少ない」と山名理事長。報道する側に重い課題を突きつけた。


読売新聞編集委員 知野 恵子

ゲスト / Guest

  • 山名元 / Hajimu Yamana

    日本 / Japan

    技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)理事長 / President, IRID (International Research Institute for Nuclear Decommissioning)

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