会見リポート
1981年05月21日
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宴会場
ウォルター・クロンカイト・ジャーナリスト
会見メモ
“信頼”の条件は
TBSの開局30周年事業に出席のため来日した、ウォルター・クロンカイト氏、63歳。「政府その他の組織を代表するものと違い深いことは言えない、私は単なるジャーナリスト」と前置きして、クラブ会員と懇談した。
従軍記者として、ノルマンディー上陸、バルジ作戦等をカバー。ナチス幹部を裁いたニュールンベルク裁判を報道後、モスクワ支局長。こうした11年間のUP記者としての練磨が、その後のテレビ界での同氏の活躍の礎となり、「アメリカで一番信頼できる男」の評価を生む。どうやら信頼の条件は、歴史に立ち合った記者としての年季、練度とつねに現場を踏み、自らのカメラ・ポジションを明確にして報道する、その姿勢に関係しているようだ。
(クラブ会報1981年6月号11ページから引用、同号15ページに関連記事)
ゲスト / Guest
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ウォルター・クロンカイト / WALTER CRONKITE
アメリカ / USA
ジャーナリスト(前CBSニュースアンカーマン) / Journalist