2018年01月19日 15:30 〜 16:30 9階会見場
米山隆一 新潟県知事 会見

会見メモ

東電柏崎刈羽原発の再稼働について①福島第一原発事故の原因②同事故による健康、生活への影響③安全な避難計画 の3点の検証が優先との持論を述べた。

新潟県HP知事ページ

 

司会 川村晃司 日本記者クラブ企画委員(テレビ朝日)

 


会見リポート

安全最優先 3つの検証を

 世界最悪レベルの原発事故を起こした東京電力。その東京電力が運営する柏崎刈羽原発6号機と7号機が原子力規制委員会の審査に合格したのは、去年12月だった。合格の直後、地元・新潟県の米山隆一知事は「規制委員会の判断自体に何かを言う立場ではない。3つの検証が済まない限り、再稼働の議論は始められない」と述べた。

 3つの検証とは、福島第一原発の事故原因や住民の健康や生活への影響、安全な避難方法の検証を指す。これまでに再稼働に同意した自治体とは異なる姿勢を見せる米山知事。会見では、「3つの検証、そんなことをしなくてもいいじゃないかと言われる」と述べながら、思いを語った。

 「もう一回、この事故が起きたら、日本は、ほぼほぼ終わる。日本の未来は本当に閉ざされる。安全を最優先にやるべきというのは、ベースロード電源やエネルギー安全保障より最優先ということだ」。

 「安全最優先」。国も電力事業者も、誰もが当たり前のように口にする。しかし、米山知事は、国のエネルギー政策などに関係なく、この国の未来のために原発事故の検証などに向き合っていくという。

 会見では、規制委員会の審査内容を、新潟県としても検証することについて質問が出された。知事は「規制委員会が審査したからいいじゃないかと思うかもしれないが、国の機関が審査したものが完璧だというのなら、なぜ福島の事故が起きたのか」と述べた。複数の異なる立場から安全性を確認することが重要だと強調したのだ。

 この日、福島第一原発2号機で行われた格納容器の調査で、「燃料デブリ」とみられる堆積物が見つかった。原発事故はなぜ起きたのか。原発の安全性に問題はないのか。再び事故が起きたとき、住民は安全に避難できるのか。事故から間もなく7年。私たちが教訓を風化させず、検証し続けなければならないという責任を改めて認識した。


NHK科学文化部  重田 八輝

ゲスト / Guest

  • 米山隆一 / Ryuichi Yoneyama

    日本 / Japan

    新潟県知事 / Governor, Niigata Prefecture

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