1996年09月11日 00:00 〜 00:00 10階ホール
橋本龍太郎・首相

会見メモ

・・・9月のクラブ行事は、多忙を極め、11日に橋本首相の昼食会を開いたのをはじめ、内外の要人、12人をゲストにお迎えし、記者会見などを行いました。現職総理大臣としてクラブの会見に臨んだ人には特別会員証を贈ろうという内規ができて以来、実際に会見に臨んだのは橋本首相が初めて。司会の加藤理事長から特別会員証を贈られた首相は「大変光栄。これをかざせば記者の皆さんから追いかけ回されなくなると良いが」と大喜び。・・・
日本記者クラブ会報1996年10月号1ページから引用)

 

・・・「今日は首相就任8カ月目の節目の日なのです」。10月解散への動きが一気に加速する中での会見。前日には沖縄の大田知事との会談もあり、取材席を会場前のロビーにも設けなければならないほどの規模となった。出席者数310人は歴代総理会見での最高記録である。
首相は解散の条件を次のように語った。「沖縄問題で節目を迎えたと沖縄県民が受けとめててくれること、景気が自立的な回復軌道に乗ったことを確認すること、外国からの来賓を迎えるのに礼を失しないこと」。時期の明言は避けたものの、報道されている解散・総選挙の日程がほぼ鮮明になった。
 またこの席で、省庁の半減、首相官邸機能の強化などを盛り込んだ「霞ヶ関改革」構想を、私案の形で初めて明らかにした。現在22ある中央省庁を①防衛、外交、治安など国の存続機能②経済、産業生産など国の富の拡大機能③福祉、医療、保健衛生など国民生活に関わる機能④教育、文化など国民文化の形成機能の4分野に分け、再構成しようというもの。「所管大臣のほか無任所大臣をおき、横断的に行政運営の効率化をはかりたい」と。
 最後に、クラブで会見した首相に贈られる「特別会員証」が加藤理事長から手渡された。「これで皆さんと同じ立場。難しい質問から逃れられるかな・・・」とご機嫌だった。・・・
日本記者クラブ会報1996年9月号9ページから引用)

会見音声


ゲスト / Guest

  • 橋本龍太郎 / Ryutaro Hashimoto

    日本 / Japan

    首相 / Prime Minister

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