会見リポート
1992年02月13日
00:00 〜 00:00
10階ホール
ハンス・ゲンシャー・ドイツ外相
会見メモ
就任から17年。世界の外相の中で“最長レコード”を更新中。クラブ登場は6年ぶり。統一を果たし、激変の東欧、旧ソ連への目配りと対応にも自信がうかがえる。
ミュンヘン・サミットについて「旧ソ連が自助努力で発展できるような援助をすべきだ。金融援助に加え、銀行や行政制度、インフラの整備、資源開発などでの専門家の派遣が必要」と述べた。また「エリツィン大統領がサミットに参加するのは利益になる」と言い、そのためには援助プランなどで具体的成果があがるような事前準備の重要性を強調した。
国連安保理常任理事国入りについては「ドイツはなるつもりはない」とする一方、核拡散、地域紛争などの問題で安保理が一層強いリーダーシップをとるよう求めた。
(日本記者クラブ会報1992年3月号11ページから引用)
会見音声
ゲスト / Guest
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ハンス・ゲンシャー / HANS GENSCHER
外相 / Foreign Minister