会見リポート
1990年11月17日
00:00 〜 00:00
会見室
エジンバラ公フィリップ殿下・世界自然保護基金総裁
会見メモ
WWF日本委員会の創立20周年記念キャンペーンを支援するために来日した。
「英国では昔、炭鉱夫は安全確認のため坑内にカナリアを持ち込んだ。いま、世界で絶滅しつつある生物種は、われわれに地球環境に対する警戒信号を発している」。種の多様性と、それを取り巻く地球環境保護の重要性を説く。
「レンガの壁は一つ二つのレンガを外しても立っているが、壁としての役割は果たさなくなってしまう。われわれは、”生命の壁”から”種”というレンガを外し続けている。本当に悲しいのは、それが無知ゆえに起きているという点である。人間が地球に脅威を与えているという事実を喚起していきたい」と訴えた。
(日本記者クラブ会報1990年12月10日号10ページから抜粋)
会見音声
ゲスト / Guest
-
エジンバラ公フィリップ殿下 / Prince Philip, Duke of Edinburgh
総裁 / President