1979年01月22日 00:00 〜 00:00
大平正芳 首相

会見メモ

・・・大平首相の昼食会は22日に開かれたが、この席での講演では具体的問題にはふれず、政治に臨む“考え方”を語ったが、質疑応答の中で首相は次のように述べた。
1、日米間の経済情勢には相当の緊張が見えてきた。このミゾを埋めるため安川特使を米国に派遣する。
1、7%成長を断念したとの批判があるが、政府は補正予算まで組んでやるべきことはやったが、7%成長を断念したわけではなく、困難だという認識を述べたものだ。
1、イラン情勢の悪化に対し石油輸入先のシフト切りかえをやってきたが、多少の狂いも考えられるので、産業界に対しエネルギー節約に自発的努力を求めるが、法律的手段に訴えることは考えていない。・・・
クラブ会報1979年2月号1ページから引用)

 

~~~クラブウェブサイト・特記すべき記者会見から~~~~~~~~~
1979年1月22日に行われた大平正芳首相の昼食会で、酒井新二理事長が、有名なジェファーソンの言葉を引いて、”政治同様にマスコミに対する批判が高い中で、プレスとしては充分自制して報道活動にあたらなければならないと考えているが、この機会に新総理の政府とプレスの関係についての見解をうかがいたい”としたのに対して、大平首相は「自由は寛容によって支えられている財産だ」として次のようにその考えを示した。
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「自由は寛容によって支えられている財産」
とっさのおたずねでございまして、どのようにお答えしていいか、当惑をいたします。だた、私は日頃からプレスの、取材の自由、報道の自由というもの、これは政府にとって相当やっかいなものであることは間違いはございませんけれど、それだけにデモクラシーを支える大きな柱だと思っています。
従って、われわれは真剣にプレスの取材に対しましては応えなければならないし、その批判に対しましては充分にエリを正していかなればならんものと思います。しかし、いま、酒井さんがプレスの側においてももちろん自制がなければならんという趣旨のことをおおせられましたことは、大変ありがたいことでございます。
自由というものは他者に対する寛容によって支えられている尊い我々の財産でございます。政府も、プレスの方も、双方ともそういった共通の自制をこころえて、お互いに対処いたしたいものと考えております。
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会見音声


ゲスト / Guest

  • 大平 正芳 / Ohira Masayoshi

    日本 / Japan

    首相 / Prime Minister

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