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第17回(中国)「一帯一路」の構想と現場(2017年7月) の記事一覧に戻る

担当者のアピールと本気度(丸山 格史)2017年7月

習近平国家主席が提唱した現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」とは何か、その実態を少しだけだが垣間見た気がしている。訪問した陝西省、福建省のいずれも、政府主導のインフラ整備を背景に、対中投資の促進や国内企業の海外進出を進めていた。両省の担当者たちが、域内総生産の伸び率や貿易実績の好調ぶりをアピールするたび、その本気度が伝わってきた。ただ残念だったのは現場を見ることができなかったこと。進展状況を含め、読者に伝えていくことが今後の課題になった。

 

(北海道新聞社)

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