ベテランジャーナリストによるエッセー、日本記者クラブ主催の取材団報告などを掲載しています。


第17回(中国)「一帯一路」の構想と現場(2017年7月) の記事一覧に戻る

不透明さ目立つAIIB(武石英史郎)2017年7月

北京の金融街にあるAIIB本部。「われわれの融資審査の基準はクリーンとグリーンです」と繰り返すカナダ人報道官の説明に戸惑った。これまでアジアやアフリカで見てきた一帯一路の現場では、不透明で環境無視の即決融資こそ中国マネーの強みだったが、AIIBは違うのだろうか。職員はまだ100人ほどしかおらず、幹部の多くは世界銀行などからの転職組。世銀とどう違うのか、質問してもはっきりしない。注目を集めるAIIBは表向きの顔で、すでに各国で大量に貸しこんでいる既存の国有銀行の方が一帯一路の生命線ということかもしれない。

 

(朝日新聞社)

前へ 2019年11月 次へ
27
28
29
30
31
2
3
4
5
6
9
10
16
17
19
23
24
25
26
30
ページのTOPへ