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「生きた教材」に触れて(坂田 佑耶)2017年2月

南海トラフ巨大地震で大きな被害が予想される四国の地方紙として、東日本大震災の被災地から学び、伝えるべきことは少なくない。特に、被災後にどう復興を進めているかは現在進行形で展開される「生きた教材」だ。そうした意味で、集団移転による街づくりを行う宮城県沿岸の取り組みは興味深かった。

 

津波の被害を受けた6集落が話し合って集団移転を決めた岩沼市と、都市部への人口流出の危機感からトップダウンで新市街地の整備を急いだ山元町。共にコンパクトシティーを整備しているが、手法は対極的だ。それぞれに課題はあり、地域の状況によって左右される復興の難しさを表していた。

 

震災発生から6年。今だからこそ見えてくる教訓もある。これからも被災地に足を運び、学び続けなければと思う。

 

(徳島新聞社社会部)

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